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B'zとわたし

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B'zにまつわる愛やざれごとの記録です。
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#音楽

稲葉さんのライブハウス公演でお腹を壊した話

稲葉さんのライブハウス公演でお腹を壊した話

2024年6月11日。Zepp Hanedaで6日間行われる稲葉さんのソロライブ3日目です。

ライブ当日、僕が絶対にやらなくてはいけないのは「ストッパを飲むこと」でした。あのピーピーを止めるやつです。

7年前、INABA/SALAS(稲葉さんとスティービーサラスのプロジェクト)のライブハウス公演が当選した僕の元に届いたチケットには「管理番号30」と書かれていました。「これは最前列かも」と思った

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1998年7月10日のミュージックステーション

1998年7月10日のミュージックステーション

1990年代、それはそれはCDが売れて仕方なかった時代。僕はCD売り上げランキングにくぎ付けでした。正確には、B'zのCDが発売した週のランキングにくぎ付けでした。

僕がB’zファンになった1993年にはオリコン1位が当たり前だったので、気になるのはその売上げ枚数。

前作より増えただの減っただの、今のようにインターネットが発達していなかった時代だったので、毎週発売されていたオリコン誌の週間ラン

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初めてB'zのライブを座って観た日。(追記あり)

初めてB'zのライブを座って観た日。(追記あり)

幸運にも、B'zのライブにまた参加することができました。1990年代に発売されたミニアルバム『FRIENDS』『FRIENDSⅡ』そして今年25年ぶりに発売される『FRIENDSⅢ』をメインにしたライブです。

(『いつかのメリークリスマス』が収録された不朽の名作)

ライブ当日、僕は渋谷で特番の打ち合わせを終えたあとに、会場である東京ガーデンシアター(有明)へ向かいました。Googleによると渋

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遙かすぎるHighway X(B'z 3年ぶりのツアー初日の話)※追記あり

遙かすぎるHighway X(B'z 3年ぶりのツアー初日の話)※追記あり

2022年5月13日。B'z 3年ぶりの全国ツアー初日を翌日に控え、そのチケットを手に入れていた僕は鼻息荒くこんなつぶやきを投稿していました。

まるで遠足前日の小学生のようなテンションです。絶対に寝坊できないプレッシャーからか、目が覚めたのは朝4時半でした(結局6時まで二度寝しましたが)。

交通費を節約するため格安航空券を取っていた僕が向かったのは、成田空港でした。事前に家からの経路や所要時間

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B'zの3年ぶりのツアー初日を迎えるまでの話

B'zの3年ぶりのツアー初日を迎えるまでの話

僕は今、福岡でとんでもない行列に並んでいます。

今日5月14日は、B'zの3年ぶりのツアーの初日で、行列はオープンしたてのトイストーリーマニアを彷彿とさせるような、どこが売り場かもわからない状態です。

相当長いであろう待ち時間に、去年の『LIVE FRIENDS』終了後からツアー初日までの日々を振り返ってみようと思います。

昨年末、松本さんが木梨憲武さんのラジオに出演した時に

「来年は日本

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41歳でギターを始めた、その後の話。

41歳でギターを始めた、その後の話。

去年の10月、エレキギターを買いました。その顛末は↓の投稿を読んでいただくとして、今回はその後の話です。

独学では絶対に長続きしないとわかっていたので、すぐに近所のギター教室の体験レッスンを申し込みました。

習い事をするのは、子どもの時に通っていた絵画教室以来です。なかなか緊張しながら体験レッスンに行くと、講師の先生が出迎えてくれました。長髪でごつい指輪をしている、見るからに”ROCKギタリス

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41歳にしてB'zの曲を弾いてみたくてギターを始めました。

41歳にしてB'zの曲を弾いてみたくてギターを始めました。

生まれて初めて、エレキギターを買いました。

昔からエレキギターの音が好きでした。10代の頃に知ったB'z、WANDSから始まり、今でもBUMP OF CHICKENや[Alexandros]、夜の本気ダンスなどバンドサウンドを好んで聴きます。

でもエレキギターを弾きたいと思ったことはありませんでした。高校生の頃に叔父から借りてアコースティックギターに手を出したことはあったのですが、よくある「F

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2年ぶりのB'z有観客ライブでn回泣いた話。(追記あり)

2年ぶりのB'z有観客ライブでn回泣いた話。(追記あり)

2019年8月、僕はサマソニで初めて日本人ヘッドライナーを務めるB'zのステージを見るため、ZOZOマリンスタジアムにいました。パンパンに人が入ったアリーナは、新鮮な空気を吸うためには池の鯉のように顔を上に向けないといけないほどでしたが、B'zがステージに登場すると僕は我を忘れて拳を振り上げ、薄い酸素を目一杯吸って大歓声を送りました。

この先2年もB'zの有観客ライブがないなんて、微塵も思ってい

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「チケットのご用意ができませんでした」こそ人生だ(追記あり)

「チケットのご用意ができませんでした」こそ人生だ(追記あり)

「残念ながらチケットのご用意ができませんでした」

2年ぶりにその言葉を目にした。抽選販売の落選を知らせるメールが届いたのは、8月8日の正午をまわってすぐだった。

B'zが主催するライブイベント『UNITE #01 』の開催が発表されたのは8月1日。大阪城ホールでMr.Childrenと、横浜アリーナでGLAYと共演するという、前代未聞のビッグニュースに僕は沸きに沸いた。仕事を放り出して興奮してい

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B'zとメル友のお姉さんの思い出。

B'zとメル友のお姉さんの思い出。

今では死語なのかもしれないが、人生で一度だけ”メル友”がいた時期がある。メールのやりとりだけをする友だち。決して会うことはない友だち。Mさんという、一つ年上の女性だった。

1999年。大学入学後、僕は京都で一人暮らしを始めた。相棒はデスクトップの自分専用パソコンだった。まだ「ダイヤルアップ」だの「テレホーダイ」だの言ってる時代で、決して通信環境はよくなかったが、そこには未知の世界が広がっていた。

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稲葉さんの声が初めて潰れた日。

稲葉さんの声が初めて潰れた日。

(※2018年に別のブログで書いたものを、再構成しました)

2017年12月28日、インテックス大阪で行われたFM802主催の音楽フェス『RADIO CRAZY』の会場に僕はいました。目的はもちろん、B’zのステージです。

出番は12時45分。一番大きなZ-STAGEで、まさかのトップバッターです。この年の夏に行われた『ROCK IN JAPAN FES』にB’zが出演したとき、6万人収容のメ

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1994年、B'zとMr.Childrenと私。(2021年10月追記)

1994年、B'zとMr.Childrenと私。(2021年10月追記)

1994年3月、初めてB'zのCDを買いました。アルバム『The 7th Blues』。ハードロックのルーツを全面に出した、大人な雰囲気が詰まった2枚組のアルバムです。

1994年6月、初めてMr.ChildrenのCDを買いました。シングル『innocent world』。愁いを帯びたAメロBメロから疾走感のあるサビへ突き抜けていく、J-POPの金字塔のような楽曲です。

中学2年だった僕は2

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B'zと私とヤンキーと。

B'zと私とヤンキーと。

先日、B'zのファンサイト『B'z超まとめ速報』さんからエッセイを書くオファーがありました。掲載時に色々な感想をいただいたのですが、せっかくなので寄稿したものを加筆してここに掲載します(管理人さんには承諾いただきました)。お時間あればご一読ください。

『B'zとわたし(山内健太郎編)』B'zファンの皆さん、はじめまして。山内健太郎といいます。テレビ局勤務で、ディレクターとして日々働いています。関

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