花瓶の縁 32 マグロ 2024年3月21日 07:08 久しぶり。空っぽになって、身体の底から声が出た。柔らかく腰の骨、急いで刺す花瓶。床に散らばる、余ったカーネーション、光が差し込んでいる。「ごめんね。この一つきりなの、花瓶」干からびていく縁、反射する花弁の顔。「新しいのを買いに行こう」「うん」「いつになるかな」「いつか、きっと」 ダウンロード copy この記事が参加している募集 ふるさとを語ろう 13,577件 自由律俳句 29,403件 #日記 #小説 #詩 #短編小説 #自由律俳句 #ふるさとを語ろう #花瓶 32 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート