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ガイコツになったサンマ!食べ過ぎです。

喰いすぎですがサンマも本望?

お店をやってた頃、市場に出入りしてる魚屋連中が店に来て
「さんま10匹焼いて〜」
(市場に出入り出来ない魚屋さんもいます。市場に出入りするに
は通称「鍵」と呼ばれる権利証が必要)
特大の大皿に10匹並べて出しました。
10分後写真の様な姿になったサンマが菊の御紋の様に綺麗に丸
くなって帰って来ました!

「さんまさんま、さんま苦いか塩っぱいか」
さんまの腹わたはほろ苦く乙なものです。
しかし中には鱗を飲み込んでいるサンマもおり、食べると口に鱗が残る物もあります。
市場連中は鱗も美味しく食べるカッコいい連中です・・・

かと言って、東京で働いていた時のある店は頭と尻尾を落とし、
真ん中から二つに上下に分けて焼いてました。
断面から脂が落ち上手くなくなるのに・・
「サンマなんてゲスい魚はせめて見栄えだけでも良くしないと!」なんでしょうかね〜
「目黒のさんま」の殿様が食べたサンマ状態です。

皆さんもサンマを焼くときは1匹で焼いてくださいね!

その庶民の味方の美味しい美味しいサンマが8月20日に解禁にな
りました。
しかし、どこの市場にまるっきり揚がってません・・

去年のサンマも型が小さくメチャクチャ高い!
子供の頃はトラックから溢れ落ち、道にゴロゴロしていても誰も
向きもしなかったあのサンマがですよ!
スーパーでは偉そう値札をぶら下げて「エヘンッ」としてると憎た
らしくなります。

練馬に住む伯母がスーパーで「気仙沼産」というサンマを見つけお店の人と話をしたそうです。
気仙沼産だと他の産地より売上が倍近く違うとの事。
そんな美味しいサンマを皆さんにお届けしたいのですが・・
去年は個別の問い合わせでしか販売しなかったと思います。
今年はどうなんでしょう・・

厳しい状態が数年続くとは思いますが、以前の様な威張らず奥ゆかしいサンマに会える事を期待しつつ、おしまい🖐

板前店長


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