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週休3日制にもいろいろあってだな

日経COMEMOの今回のご意見募集、休んで仕事が捗った経験。そんなドラマチックなエピソードはないんだけど、お休みについてのお題ってことで、ちょっと書いてみることにしました。

仕事と休みとウェルビーイング

こういっちゃなんですが、私は仕事が好きなんですよ。でも色々あって辛い時期もあったから、今は「ハッピーに働く」ってことがすごく大事だと思っています。それを伝えることに使命感すら感じているくらいで、こんなブログも書いているわけですが(笑)

お休みで仕事は捗るかというと長いお休み、短いお休みあると思うけど、今回は夏休みみたいな長い方じゃなくて、いわゆる週に何日か休む短い方という前提で進めます。私はお仕事を始めてからずっと、就業規則的には週休2日制(しかもお休みは土日)で働いてきています。さらにずっと給与労働者ですが、ずっと裁量労働制でもあります。なので、まあ土日休みとはいっても土日に働いたこともあります😆

そして現在は、努めて土日は仕事しないようにしています。理由は休みをとった方が仕事の能率が上がる気がするから。もっというとそれはモチベーションというか気持ちの切り替え的な側面の方が大きくて、週末にしっかり休んだ月曜日の方が仕事に集中できると実感しているからです。

かくいう私も20代の頃は土日のどちらかはフルで働いていたので、そうはいっても仕事量が・・・という問題があるのも良く分かります。それでも今は仕事量をある程度コントロールしてでも、アウトプットの質を高めるためという信念をもって休むようにしています。そしてそれは所属員に対しても同じです。

さて、そう考えたとき、週休2日と3日はどう違うのかというところなんですが、みなさんどう感じているのかなぁ? これ3連休のたびに思うんですけど、私の場合は3日あると間の1日は頭から仕事がすっきり抜ける気がします。(1日だけかい、と言わないで)つまり、3日休むとホントにリフレッシュできる。まあ、あとは稼働日が少ない分仕事が溜まっているので否が応でも頑張らないとってエンジンがかかるというメリットもありますね😉

週休3日制っていうけどさ

さて、週休3日制という言葉についてもちょっと書いておきたいと思います。これって実現の方法にもいくつかあって、会社や人によって異なるイメージを持っていたりするのが気になっているんですよね。2年前くらいに某テクノロジー系の会社の日本支社での社会実験が話題になったときもそうでした。

一つは、いわゆる今の土曜・日曜にもう一つお休みが加わるイメージ。だとすると、労働時間という概念で語るのなら、週40時間労働は32時間になるのかな。そのとき企業は従前と変わらない給与を払うのか80%の給与を払うのかという選択肢がある。

この場合は、給与が変わらないなら労働者側が有利に、その分減らされるなら労働者側が不利というようにも見えます。休みが増えても効率アップにより仕事の成果は減らないとするならば給料維持も成り立つでしょう。

議論が紛糾していたのは、労働時間が減る分、給与も減る方式の場合だったと思います。たとえ給与が減る形でも、それが労働者側の選択制であれば、いわゆる働き方の柔軟性の一つであり、これから増えてくるであろう副業にも適した選択肢であるかもしれないと思います。ただ、もし一方的に企業側が選択するのだとすると、労働時間が減るものの給与カットという側面が大きくクローズアップされるのは必然ですよね。

フルフレックスのコアタイムなしでも実現できるよね

もう一つの方法は、労働のフレキシビリティを高める方法で実現する方法、こちらだと例えば週40時間労働をフルフレックス、コアタイムなしにすることだけでも実現できる。残業のカウントの仕方を少し工夫する必要はあるものの、このやり方だと働き方は変わるものの給与面での労働条件は変わらないことになります。

今の私の会社でいうと、運用面の課題はあるものの、実はこの方式での週休3日制移行は制度的にはできなくもないのかなぁ、と思ったりもします。現実的には、個人プレーの仕事ではないので勤務時間を他者と調整することは必要になりますし、労働時間長めな業界なので短期的には容易ではないと思いますが、絶対無理というわけではないようにも。

例えば、週5日で1日8時間(週40時間)の勤務だとすると、4日間で10時間ずつ働くことで1日分フリーになるわけですよね。この1日って、家族との時間に使ってもいいし、自己研鑽に使ってもいいし、もちろん趣味に使ったって副業に使ったっていい。そして、私この逆もあってもいいと思っていて、たとえば、週6日で40時間をこなす発想もありなんじゃないかと。たとえば月~金は1日7時間勤務で土曜は5時間とかね。こうしたら例えば保育園のお迎えのための時短しなくていいですよね? もちろん、どれも本人が希望すればの話であって働き方の柔軟性を増やすという意味です。


前提条件が合わないと不毛な議論に

というわけで、かなり詳しく書いてみたけど、一言で週休3日制といってもこれだけいろんな方法があって、しかも多分、人によってイメージするものが違ったりするわけです。だから、きちんと前提条件を確認しながら話を進めるのが肝心です。

最後になりますが、こういう働き方の問題を考えるとき、自然と労働生産性の話になることが多いので、それは雇う側にとっても雇われる側にとっても良いことなんじゃないかなぁと思った次第です。


読んでくださってありがとうございました。スキやフォローしていただけると、とても幸せです。

#COMEMO #休んで仕事が捗った経験 #週休3日制

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