コントロールしようとするから負けるのだ・・・。魔の2歳児との付き合い方。
“魔の2歳児”。
子を持つ親であれば一度は聞く言葉でしょう。いわゆる「イヤイヤ期」という厄介なアレですね。「順調に育っている証拠よ」などと周りの人は慰めてくれますが、毎日向き合う親はライフを削られ瀕死。毎秒毎秒、やっとの思いで生きてますよね。本当にお疲れ様です!
私もかつては、息子が「天使の4歳」になる日を指折り数えたものでした。
そして現在、わが息子6歳です。
変わらず、超絶厄介です。
調べてみると「中間反抗期」「魔の6歳児」とな…??
なんかもう、「魔の○○歳児」とか、何歳だろうと言うんですね。閉店セール詐欺のやり口ですね。
今回は、まごめ共同保育所のなかでも強烈に自我を爆発させている男児(私は彼のことを「天才」と呼んでいます)のママが、2歳児との向き合い方?スルーの仕方?自分の心の守り方?を吐露してくれました。
Terrible twos:魔の2歳児
イヤイヤ期。
1歳後半~3歳前半の時期に迎えるといわれる別名「自我の爆発」。
2歳10か月(当時)のわが息子はまさに現在その真っ只中。今がピークです(希望)。
どこに地雷が埋まっているのかわからない道を毎日進まなければいけないというのは、1回1回の爆発の規模の前に、まず厄介である。成長のしるしとわかっていながらも、喜ばしいことだけれども、子どもはかわいいけれど、ただ厄介。疲れる。
毎度毎度、なだめすかして落ち着かせるために全力で頑張れるわけではない。
別に泣こうが喚こうが、母を叩こうが爪を立てて引っ搔こうが、大声で叫びながら道路に転がっていようが、周りに誰もいなくて車も通りかからないのであれば正直なんでもいい。
ただ問題は、我々大人はたいてい時間に追われているか、人の目に晒されているかのどちらかで、どんなに服を着るのが嫌でも、自分のおしっこでずっしりのおむつを手放したくなくても、お母さんは今日は会社に行かないといけないので、君をひとり家に残してはいけないし、真冬に裸で外を歩かせるわけにはいかないんだよ、通報されちゃうから。
とはいえ、一度癇癪を起したら、別のことに気をそらすか、子ども自身が怒っている状態に自分で飽きるか、だいたいそのくらいしか解決策がなく、子どもはたいていこちらが先ほどやった行為に腹を立てている(という名目でフラストレーションを爆発させている)ので、当事者である私が何を言おうと感情を逆なでするだけで、怒りはもっとヒートアップしてしまうというのがまた厄介。
ところで、まごめには、強弱様々なイヤイヤ期を経験してきた親たちが、たくさんいます。たいていの子どもがおおもも(1~2歳児)後半~かき(3~4歳時)前半に発症するとして、少なくとも3学年ほど先輩がいます。
玄関で、園内で、自転車置き場で、泣いて転がるわが子を眺めていると、たいてい誰かが通りかかって、息子にお菓子をくれたり、楽しく話しかけてくれたり、なだめてくれたり、活きのいい鰻のような状態の息子を抱えて自転車にくくりつけるのを手伝ってくれたり、「競争しよう!よーい、どん!」と自分の子どもも巻き込んで誘ってくれたり。
「みんな経験してきたことだから大丈夫」
「そのうち自然におさまるから、今だけだよ」
「無理な時はできることがあったら何でも言ってね」
と口々に励まし、気遣ってくれます。
職員達も「朝、支度させるのがもし大変だったら、着の身着のままで自転車に乗せて、あとは寒くないように適当に毛布でぐるぐる巻きにでもして、園にさえ来れば、みんなでなんとでもできるから。来てくれさえすればいいよ。」と言ってくれました。
在宅勤務の日なら「無理せず、お昼休みにでもあの公園で合流しよう」と提案してくれて、遅れて到着した時には必ず「大変だったね」と私にも声をかけてくれます。
こんなにみんなが支えてくれるのかと、コントロール不能な子どもはコントロール不能なままでもよいのだと言ってもらえるのかと、本当にまごめの仲間達には心から感謝しています。
いかがでしたか?
毎日向き合う親は本当に大変だけど、私(他の在園児の親)から見ると彼はいつも子どもらしく、動物らしく、いろいろな感情を持って動き回っていて、すばらしい感性を持っているなと感じます。
新生児から子どもを見ていると、2歳児ってある程度会話が成立してしまうので、こちらの言っている理屈を理解してくれるような錯覚を起こしてしまうんですよね。
だけどまだまだ2歳。そんなわけあるはずなかった・・・。
そんな時、行動にフォーカスすると腹が立つんだけど、子どもの表情や目を見るととても真剣。
「あぁ、今すごく何かを吸収しているんだな、好きなことを見つけているんだな」と思えます。
だから私は、わが子にイライラする時は、手ではなく目を見るように心がけています。
(アンガーマネジメント成功率40%)
この自分との戦いは子どもが6歳でも続くし、きっとこの先、違った切り口含めてまだまだ続くのでしょう・・・。
今まさに“魔の2歳児”を育てているパパママ、仲間はたくさんいますよー!!
全国の子育てをする皆さん、今日も頑張りすぎずにいきましょう!
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