毎月分配型の投資信託、どう思いますか?
新NISAが
今年から始まって、
もう少しで3ヶ月に
なろうとしています。
新聞やニュースなどを見ていると、
投資信託への資金流入額も
増えており、新NISAを機に、
資産運用を始めた方、
運用金額を増やした方も多いのかな、
と感じています。
あなたは、NISA活用して
金融資産の投資、
資産形成は行っていますか?
参考までに私自身のことを伝えると、
つみたて投資枠は
毎日つみたての設定にして
年間上限まで行う予定。
成長投資枠では、
限度額まではいかないですが、
同様に投資信託のつみたてを
行っています。
個別株を選んでということが
性に合わないので、
(持っていますが、
片手以内です)
金融資産の運用は、感情を挟まず、
設定した通りに淡々と
買い続けている感じです。
今選んでいる投資信託は、
NISAの対象になっているので、
NISAの枠内でつみたてていますが、
NISA対象外の投資信託もあります。
1番分かりやすいのが、
分配金が毎月払われるタイプの
商品です。
隔月の商品は対象なのに、
毎月分配型は対象外。
私は、この点に違和感を
抱くのですが、
あなたは、
どう思いますか?
複利の力を活用して、
長期の資産形成を行うという
視点で考えれば、
分配金を受け取ることは、
資産形成の効果を
弱めてしまいます。
分配金を受け取った分、
投資信託そのものの価格が
下がるからです。
ただ、もしそう考えるのであれば、
隔月でも半年でも1年でも、
同じことではないでしょうか?
例えば、株式を成長投資枠で
保有しているとします。
配当のある銘柄は、
半年に1度か年に1度、
業績に応じた支払いがあり、
その分株価は下がります。
期間こそ、毎月か半年か、
の違いはありますが、
そもそもの仕組み的には
大きく変わらないと私は
感じています。
にもかかわらず、
毎月分配型で受け取る分配金は
NISA対象外なので課税。
半年ごとの配当金は、
NISAで保有していれば非課税。
個人的には、
なんだかモヤっとした気分です。
資産形成の大切さは
理解していますが、
それと同時に、
毎月のキャッシュフローとして、
定期的に受け取れる商品が良い、
というニーズもあると思うからです。
あなたもそうかもしれませんが、
不動産投資、大家業に魅力を感じて
取り組んでいる人間からすれば、
毎月の定期的な
キャッシュフローがある仕組み、
商品には、少なからず魅力を
感じるのではないでしょうか?
私自身、その魅力を感じている
人間の1人です。
という訳で、
NISA内で複利効果の再投資、
長期の資産形成を目指した
つみたて運用も行いつつ、
NISA枠外で、
これなら悪くないかも、と感じた
毎月分配型の投資信託の購入も、
最近始めました。
賃料プラスアルファの
キャッシュフローを毎月手に入れ、
それをNISAやイデコで
行っている資産形成の原資に
回すようなイメージです。
毎月分配型投資信託の
デメリットとして言われている
ことの1つに、
タコ足配当があります。
毎月の分配金の中に、
利益からの分ではなく、
元本の取り崩しが含まれている分
のことを示しています。
特別分配金という言い方をします。
ただ、私が個人的に思うのは、
特別分配金があっても
良いのではないか?
ということです。
例えばですが、
今の投資信託の基準価格が
9,000円だとします。
投資信託は、
設定当初10,000円から
スタートするので、
設定から今に至るまで、
▲1,000円というマイナスの
運用をしていると、
一見すると感じます。
ただ、設定以来、
仮に累計で3,000円の分配が
できていたとしたら
どうでしょうか?
今の価格9,000円に、
受け取った分配金総額3,000円を
プラスすれば、
12,000円となります。
複利効果は得られませんが、
設定時の10,000円と比べれば
2,000円分利益が生まれている
ことになります。
長期の資産形成に向かない
ということで、
毎月分配型の投資信託は
NISAから外されていますが、
商品の中身を見れば、
正味のトータルでプラスに
なっている商品もあります。
反対に、分配しない投資信託でも、
運用成果が出ず、7,000円とか
8,000円に低迷している商品もあり、
それこそ、
損失を抱えていることになります。
なので、分配金を出す、出さない
という基準ではなく、
トータルで見た時に、
長期で保有して、メリットを
感じられる運用ができそうな
商品かどうかを吟味する。
その上で、NISAの対象に
するかしないかを考えて頂きたい、
と個人的には思うのですが、
あなたはどう思いますか?
毎月分配金を受け取るということが
長期投資的な面でNGなのであれば、
不動産投資、大家業も
NGと言われているようにも
感じてしまいます。
個性や考え方が異なるように、
資産運用、資産形成に
何を求めるかもそれぞれです。
ぜひ、NISAの世界でも、
多様性を認めてもらえるように
なるといいなと感じています、
と伝えて、今回の筆を置きたいと
思います。
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