02.16

今日は風がつよく吹いていたから、いつも以上に肌寒く感じた。お昼ごろには雪も勢いよく降っていたのにはすごく驚いた。そして、午後16時頃。すっかり雪もやんで快晴の夕暮れの中を営業先まで歩いていく。風が強いから一層寒く感じていたけれど、道行く建物の影に入ったそのときだけ、風がやみ、かすかな太陽のあたたかさを感じることができた。もうすぐ春がやってくるなぁと思いつつ、営業先へ急いだ。

バックミラー越しの日常

営業車に乗って本社に帰っているときに、後ろの車にかなり車間距離を詰められた。すこし怖かったけれど、運転しながらバックミラー越しに後ろの車の車種を確認する。黒色のファミリーカーだった。ぼくの経験上、だいたい車間距離をかなり詰めてくる車は黒色でおおきい車だと思っている。(乗っている人がいたらほんとにごめんなさい。)どんな人が乗っているのか興味が少しわいたので、またまたバックミラー越しに運転手を確認する。おばちゃんだった。こわっ。と一気に怖くなった。その車とは次の信号でお別れすることができたけれど、その後続車(白色のファミリーカー)もおなじく車間距離を詰めてきた。またか。そう思いながらも安全運転に集中する。そして信号に引っかかった。後ろの車はかわらず白色のファミリーカーだ。信号待ちはとくに待つこと以外にすることがないから、ふと隣のラーメン屋をのぞいてみた。そしてショーウィンドウにならんだこの店自慢のラーメンのメニューを一読する。うわっ。お腹減ってきちゃったな。そんなことを思いながら、思い出したかのようにバックミラー越しに後ろの車の運転手を初めて見てみる。30代くらいの女性で、しかもぼくと同じようにラーメン屋を凝視していた。やっぱりラーメン気になっちゃいますよね。そう思ったぼくのなかで少しだけ親近感が芽生えた。ラーメンが好きな人に悪い人はいないよねって。そして信号がかわって、また次の信号にひっかかる。後ろはまだ白いファミリーカーだ。信号待ちはとくに待つこと以外にすることがないから、ふとケーキ屋さんをのぞいてみた。ショーウィンドウに並ぶいろとりどりのケーキに思わず目とこころを奪われる。どのケーキが食べたいだろう。やっぱりチーズケーキかな。そう思いつつ、思い出したかのようにまたバックミラー越しに後ろの運転手を観察する。ケーキ屋さんを見ていた！！思わずふはって噴き出した。やっぱりケーキ見たくなっちゃうよね。って。ケーキ大好きな人に悪い人はいないよねって。ここまでシンクロしていたことがなによりすごく可笑しかった。その白いファミリーカーは次の交差点でお別れしてしまったけれど、またどこかで会えるといいな。車間距離は詰めてきてほしくないけれど。

”選べる”コーヒー　330円

ドトールで”選べる”コーヒーなるキャンペーンがはじまっていたことを今日知った。全国でも数少ない店舗限定のキャンペーンのようで、内容としては10種類くらいの銘柄のコーヒーから、自分の好きなコーヒーを選ぶことができるというものだ。ただ、ぼくには選ぶことができない。そう思った。というのもぼくは優柔不断をこじらせてしまっているからなかなか決められない。好きなコーヒーだったらなおさら決められない。レジで「ブルーマウンテンお願いします。」とかいままでの日常になじみのない言葉を発すること自体がおかしくて個人的には耐えられない。だから絶対に頼めない。頼めるとしたら丸の内のOLぐらいだな。そう思った。(全国のOLさんごめんなさい。)でも、”選べる”コーヒーの銘柄は気になるし、少し飲んでみたい気も今更ながらしてきた。いまなら、日常になじみのない「ブルーマウンテン」とか言えちゃいそうな気もする。また、次回行ったときはすこしだけ頑張ってみよう。と思うのだけれど、いざレジの前にたったら「ブ、ブレンドコーヒーのＳサイズで。」って言っちゃうんだろうな。だれか頼む人がいたらそれに続いて頼んでみよう。よし、それでいこう。