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出かけてきたよ⑪(鎌倉・東京・名古屋①)

朝ごはん、どこで食べようか?
家族と相談するものの、互いに答えは決まっていた。
前日と同じところへ、再訪。
家族・私は、新しいところにどんどん出かけたい方。
にもかかわらず、ここの朝ごはんはリピートしたかった。
何から何まで、美味しいから。

朝ごはん処の開店時間を意識して、ゲストハウスをチェックアウト。
すると既に店の前に10人以上の人々が開店を待っていた。
「この人達だけで、お店がいっぱいになるかもしれないね。」
家族と、そんな会話をする。

その通りになった場合、その人たちが食事を終えるのを待つことになる。
鎌倉を出てからの予定を考えると、開店と同時に入店して食事ができないのであれば、「またの機会に再訪してね」というサインだと思って、ここでの2回目の朝ごはんは次回にしよう、とも話し合った。

お店の人が出迎え、開店。
入口近くでオーダーしてから入店するシステムなので、
ゆっくりと人々は着席していく。
私達の2つ前の組の人がオーダーを取ってもらい始めた時、
驚いたことが起きた。
私達のすぐ前にいた、家族と同い年くらいの精悍な男性が振り返り、
「あの、ぼく、人を待っていて。まだ来ないんですよ。だからどうぞ、
 先に入ってください。」と言って、順番を譲ってくれたのだ。
厚意に感謝して、私達は先に店に入った。

「あの人(精悍な男性)の待ち人って、どんな人なんだろうねえ。」
ガールフレンドと美味しい朝ごはんデートかな、なあんて、
家族と想像を巡らす。
お店の人に注文を伝えると共に、件の男性の同伴者が来たら、
すぐに入れてあげて欲しい旨を伝えた。

その瞬間だったと思う。
背後からその男性を呼ぶ声が聞こえた。
家族と私は、思わず振り返る。
傍らには、その彼とよく似ている”イケおじ”氏が登場。
なんと”待ち人”は、彼のお父さんだったようだ。

店の人に一旦ことわって、私達はイケ父子さん達に、
「順番通り、やはり先にどうぞ」と声をかけた。
爽やかな笑顔と滑舌のよい関東言葉で、固辞された。

再度厚意を受けることにして、店内に入る。
・・・・・・・・私達の席しか、もう残っていない!
イケ父子さん達のお蔭でギリギリ、開店一回目のグループとして
食事できることになったのだ。

食事の用意を待つ間、お店の外で待つイケ父子さん達を
家族と一緒に、窓越しにチラ見。
実に楽しそうに語らっているお二人。仲が、いいんだろうなあ。

そこに突然、雨が降り出した。
イケ父子さん達は、各々傘を持っていた。
すぐに傘を持っていなかった次の組の人に傘を一本渡し、
自分たちは相合傘を始めた
窓越しに、二つの広い背中が寄り添い合うのが見える。
その自然な様子に、とても好感をもった。

楽しかった鎌倉に、「またね」して。
滑り込んできた電車に乗ると、拍子抜けするほど空いている。
ゆっくり座って車窓からの眺めを楽しみながら、東京に到着。
皇居一周ラン・ウォーキングをするため、外苑に向かう。

すると、前回無かったと思われる、Starbucksを発見。
吸い込まれるように、早速寄り道することに。

方々のStarbucksに、私はお世話になっているが、
この店舗は、とても気持ちいいエネルギーに満ちている。
日本ならではのフレーバー、ほうじ茶+和三盆ベースの飲み物を
注文した。とても美味しい。
朝から美味しいものに恵まれて、幸せだなあ🥰

皇居ランを終えて、有楽町へ歩いていく。
次の予定に、ワクワク。

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