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2023年11月某日 〜台灣生活日記〜

つれづれなるままに、日暮らし、硯すずりにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

「徒然草」吉田兼好

心に浮かんだり消えたりするとりとめもないことを書き連ねていると、私も不思議と狂ったような気分になったり、ならなかったり…

というわけで、2023年11月某日の日記です。

■11月某日 たらいまわし

とある不遇を赴任先管轄人事に相談すると、「いやいやそれは本籍所属(日本側)人事がまず対処すべき」と仰る。
ならば、本籍所属人事に相談すると「私の一存では云々…本籍部門の判断を仰ぐべき」と仰る。
ならば、本籍部門の冗長へ相談すると「現地でのことはこちらでは云々…赴任先部門で対処すべき」と仰る。
ならば、赴任先部門へ相談すると、「ではこちら(赴任先管轄)の人事に相談しましょう」と仰る。→ふりだしに戻る

■11月某日 続・ゴシップ 不穏な気配

お昼の買い出しに行く途中、”例の男性”を見かける。
隣に目をやると、いつもの同僚Wではなく初めて見かける小柄な女性だった。

おや…?

■11月某日 夢

朝。日課のお茶を淹れる。
すると、元気いっぱい同僚Lがすごい勢いで言う。
「あなたが夢に出て来たの!
夢の中のあなたは中国語がペラペラで沢山しゃべったんだよ!
分かる!?夢に出て来たって話だよ!」

え、あんた…可愛すぎんか////////////
(中国語の勉強、頑張るね!)

■11月某日 素敵なご夫婦

数か月前に、幼馴染に紹介してもらった台湾人の友達と2回目の会食。
今回は旦那さんも一緒だった。
二人とも私に興味を持って質問してくれるのが分かり、中国語の練習もかねて一生懸命答えて、こちらからも沢山質問した。
時折シンクロして同じセリフを同時に言うのが可愛かった。

付き合い始めたのは大学一年生の時で、旦那さんからアプローチをしたのだそう。
「彼女が綺麗なのは勿論、とても面白い子だったから」
と旦那さんが言うと、彼女が、
「Basic answer」
とわざとドヤ顔を作って言った。
こういう受け答えをサラッとできるところが聡明で好きだなと思った。

■11月某日 続・ゴシップ 予感的中

残業。
同僚Wと帰るタイミングが同じになり、赴任後初めてその場の流れでご飯を食べに行くことに。(嬉しい)

私「なんか、疲れてる?忙しい?」
W「実は最近よく眠れないの。朝も起きたくない。」
私「仕事のストレス?何かあった?」
W「自分でもわからない。ただすごく悲しいの。」

若い女の子が悲しくて眠れないなんて、相場 理由は一つしかない(決めつけ よくない)。
何があったかは話してくれなかったけど、アドバイスを求められた…ので、彼女より長く生きている私がお渡しできる限りの経験談と対処法をお伝えした。

本当に心の底から、あの男性以外と幸せになってほしい。まじで。

■11月某日 遠足

年に一度の部門全員での遠足、行先は宜蘭。
色々なアクティビティや食事で、普段絡まないローカルメンバーたちともおしゃべりするように努めた。

帰路、バスの車内。
遠足の写真(事務局・ツアーガイド撮影)がLINEグループのアルバムにアップされたので自分が映っている写真を探す。
カヌーを漕いでいる私の顔がオールで隠れていたり、チビなくせにポジション取りミスって後ろの方に立ったせいでろくに映ってなかったり と、悲しいかな まともな写真がほとんどない。
あ!映ってる!と思ったら、自分よりでかい羊と鹿に追いかけられて半泣きで逃げ惑っている私が連写されたものだった(要らん)。

小学生の時、学校の遠足や修学旅行の写真が張り出され、欲しい写真の番号を選んで購入するシステムだったが、いつも私は集合写真含めても2、3枚しか注文するものがなかった。
学年で人気のある子は、アイドルブロマイドみたいな写真が何枚もあって、幼いながらに世の中とはそういうものだと悟ったのを思い出した。

■11月某日 体調管理と足湯導入

なんだかんだ言って、職場のみんなとの遠足は楽しかった。
反動からか、うっかり風邪を引いてしまいその週末は寝込んでしまった。
大人の一人暮らし、体調管理は最重要事項である。
台湾と言えどもこれから寒くなるし、屋内は暖房がないところが多いので、気を引き締めて臨まねばならない。
住まいは冷暖房完備、家の広さに似合わずバスタブがない(台湾あるある)。
体調管理のために足湯のキットを購入していたので、快復後にさっそく使い始めると、てきめん朝の基礎体温が若干上がった!

よし! この冬、きっとこれで乗り越えられる(といいな)。

最後までお読みいただきありがとうございます。 また是非遊びにいらしてくださいね! 素敵な一日を・・・