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BitFragmentation に込めた想い
はじめに
NFT写真家の mag(@mag_cinephoto)です。簡単なプロフィールは以下です。
日常に潜む美を探し求めるNFT写真家。2021年12月より活動開始。ストリートスナップの手法をベースに現実と虚構が曖昧に入り交じる、想像力の湧く余白のある瞬間をテーマに写真を撮っている。またコラボレーションや二次創作、写真をベースにした抽象表現の取り組みなど、写真の型にはまらない表現に挑戦中。
GammaのPrintを用いてOrdinalsに展開する写真作品、「BitFragmentation」についてお知らせさせてください。
作品の概要
![](https://assets.st-note.com/img/1705764629970-lSITjGpBYn.png?width=800)
「BitFragmentation」は、Ordinals上に永続化された純粋な写真を二色化し、様々な断片化を施したオンチェーンのジェネラティブアート。オリジナルのコードはAlpha / Omega を含んだ Rare satsにinscribeされている。ベースとなる写真は Inscription 34826878: "Mount Fuji from Tokyo"。p5.jsとWEBGLのコードにより、写真の色をビットコインのミームオレンジと白に二値化。そしてグリッチ手法の一つであるPixel Sortingを活用し、上下左右ランダムに断片化された画像が流動する。また鑑賞者のマウスインタラクションが断片の変動・静止をもたらす。二値化、縦横の動き、静止画と断片化の共存、Alpha / Omega satsといった要素がBitを連想させる。そして作品に盛り込まれた永続的で絶え間ない断片化は、Art on Bitcoinの力強さを表す。
制作のきっかけ・インスピレーション
自分の最初のOrdinalsコレクションである「Ordinal Tokyo Fragments」に改めて注目をいただいたことが制作を考えるきっかけでした。ここ数週間前、OTOさんやOkayamanさん、TSITRATIONさんといった日本のOrdinalsアーティストに大きな注目が集まったタイミングで、自分の最初のOrdinalsコレクションである「Ordinal Tokyo Fragments」にも注目をいただきました。Ordinalsに関心のあるCryptoPunksグループの方々はじめ、多数お迎えいただいたことを光栄に思っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1705677557179-hiHYClaWUN.jpg?width=800)
その頃写真をベースにしたジェネラティブアートを制作しようとして構想を考えていたのですが、その経験が強く印象に残っていました。そこでOrdinal Tokyo Fragmentsのアイデアの根幹である「Bitcoinのミームオレンジと白の二値化」と「分割」をベースに、ジェネラティブアートの作品に落とし込めないかと思い制作を進めていきました。
制作プロセス
Ordinalsでの前作「Deviation」と同様、p5.jsとWEBGLで、写真をベースにしたジェネラティブアートを制作していきました。
ベースはOrdinalsに永続化された純粋な写真、「Mount Fuji from Tokyo」をRecursive inscriptionで利用しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1705677607935-nJvlyHIJbf.jpg?width=800)
WEBGLのシェーダーを用いて、写真の色を白とビットコインのミーム色であるオレンジに二値化します。
![](https://assets.st-note.com/img/1705677718943-4yXk3rG5OA.png?width=800)
そしてグリッチの種類の一つであるPixel Sortingを活用し、断片化をさまざまに組み込みました。上下左右、ランダムな向きで画像が流れ、分断する数がマウスオーバーの位置で変化します。また細かいですが、静と動どちらも見ていただけるよう、画像の右下端にマウスオーバーやタップをいただくと、動きが止まりベース画像が表示されるよう調整しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1705754901972-qAUqhTweQ7.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705754917359-SoTquGQLJH.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705754928906-SZ7X5k0Yr5.png?width=800)
なぜ BitFragmentation なのか
Fragmentationは今回の制作の着想となった、「Ordinal Tokyo Fragments」からの引用になります。
またBitを頭につけた理由ですが、この作品にはBitを連想する要素が多く盛り込まれていると感じたからです。Bitcoinに含まれた単語でもあることはもちろん、オレンジと白の二値化、縦横方向の流動、元写真と断片化の2つの状態など、様々な連想ができると感じました。
またオリジナルのスクリプトと今回の作品は、ビットコインの始まりと終わりのSatsを示すAlpha/Omega を含んだ Rare Satsにinscribeしています。ここからもBitを連想し、作品にマッチしていると感じています。
CC0について
またこの作品のコードですが、CC0にしようと考えています。
「Ordinal Tokyo Fragments」でも感じましたが、Bitcoinのオレンジ色を採用する中で、ミームそのものが持つ強力さを感じました。
そして自分自身Ordinalsスペースになにか還元したいと思ったときに、
グリッチアーティストの Solemn さんがCC0でコードを提供しているところを目にし、自分もチャレンジしてみたいと思うようになりました。
実際のBitFragmentationのコードや、ご自身の持つ画像inscriptionを適用するサンプルをまとめたGithubリポジトリを作成してみました。ご興味ある方は見てみてください。
どんな形になっていくか想像つきませんが、Just for funとして取り組んでみたいアイデアもいくつかあります。作品を通じてスペースの皆さんとつながるきっかけになればと思っています。
Listについて
今回は作品を広く知っていただけるよう、オープンエディションとさせていただきました。また自分のGamma Print作品(=Mint Pass)ホルダー様向けのプレセール、その後のパブリックセールを設定しています。
Print作品ホルダー様には感謝の気持ちを込め、フリーミントとさせていただきました。お持ちでない方でも、プレセール期間中にMint Pass対象作品を保有いただくとフリーミントが可能となります。
List 詳細
Price: PreSale…FREE / PublicSale…40000 sats
Edition: Open Edition
Start Date: 2024/1/22 ~
期間: プレセール期間1.5週間、その後パブリックセール
プレセールmint可能枚数:1 Print あたり 1 mint 可能
リンク: https://gamma.io/prints/e9c1f1a78d5d0eccee98627ef1fb6766aaa10ab31bf0e94eac68963eb7e55c03i0
※ガス状況などによりスケジュール変更の可能性があります
Mint Pass 対象作品
おわりに
地道な活動をしっかりみてくださってる方々がいることをひしひし感じています。とても心強いです、ありがとうございます!
これからも作品の制作・表現の開拓を継続していきたいと思っています。今後とも宜しくお願いします!
最後まで読んでくださりありがとうございました!このnoteが良いなと思った方は、良かったらRTやいいねで拡散していただけると嬉しいです!!また疑問点や気になることなど、お気軽にご連絡ください!
Appendix
ご参考までに、今まで自分のNFT活動に関するnoteリンクを掲載させていただきます。ご興味ございましたらあわせてご覧ください。
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