見出し画像

「介護の仕事やってます」と言えない人

125本目。介護職の方に問う!

美容院などで「仕事、なにやってるんすか??」
と聞かれて、、、

「はい、わたし介護の仕事をしています」

って言えますか??


「えっと、福祉関連の仕事です、、」などと、

”介護の仕事をしている”と言い切れない人
少なくないようで、、、

オンラインコミュニティ「かいスぺ」での座談会での話で、
この話題が出た際に、「あ~~」という、
「わかるわあ」というリアクションが観られていました。


一方で、、、

介護職の人が、介護業界にいない人などに
「介護の仕事をしている」旨を伝えたときに、よくある反応として、、


「大変な仕事ですよねえ」

「なかなか、できる仕事じゃないですよね」


などと言われることは多い。

とても大変な仕事、過酷な仕事、
普通はできない仕事

というようなイメージがあるのかな、とよく感じます。


介護職は、自分の仕事に自信がない?


たぶん、介護職の多くの人は、
介護の仕事に自信や誇りを持てていない。


もちろん、誇りを持っている人もいますが、
大多数の方が持てていないのかなという印象を持ってます。

その背景として、、、

・介護現場での地位が低め
・一般企業、サラリーマンと比較される


これらが理由かな、は僕なりの分析。


看護師以下? サラリーマン以下?



介護現場では、介護の仕事と近い仕事として
看護師の仕事があります。

要介護高齢者は、全員何かしらの
「病気や障害」を抱えています。

その病気などの専門性では、医療職である看護師には敵わない


また、日本はサラリーマン社会でもあります。

学校教育がそもそも、
言われたことをこなす、みんなと同じである、和を乱さない
ということを学んでいます。

そうして、サラリーマンが世の中の主流になっていきます。
そんなサラリーマンは、一般企業に勤めている方が多い。

そんな一般企業の人と、介護職では
そこにいる人の、特徴が大きく違います。

わかりやすいのが、

挨拶や電話対応、名刺交換、役職による座席のマナー
などの各種ビジネスマナー

一般企業に勤めている人の多くは、仕事柄身につけていると思います。

そして、”身につけている人”が、世の中の多くの人。


介護職として、介護現場では、
ビジネスマナーは、あまり必要とされないので、
ビジネスマナーを身につけていない人が多いです。


社会の主流ではない介護職
としては、一般企業の人と対峙する際に、

このあたりの点で、引け目を感じやすいのかもしれません。

介護職自身が、介護を薦めないことも、、、


以前に、「介護職が介護を薦めない」というテーマを取り上げました。
よろしければコチラです。

現場では、仕事が大変だったり、他の職種から軽んじられたりする。
現場から出てみると、「一般企業ではない」ことの引け目を感じたり、、、

介護職が自信を持ちづらい環境にあるのかな、、、と思います。
結果、介護職自身が「介護の仕事はやめときな」と言うことになる。

(もちろん、そういう人ばかりではありません)

さあ、どうしよう?

ぼくが思う答えとしては、、、

リスペクトを得る!!


どうやって得ましょうか?

・看護や医療の知識をつけること
・ビジネスマナーを身につけること


ですよね!!
それが足りないからって話でしたもんね!

そうやって、足りない部分を補えば解決です。




ん?

そうなのか???


もちろん、補うことで
「おお!わかってるねえ」という一定のリスペクトは得られるかも。

しかし、それでは相手のフィールドとの比較なので、
相手を上回るには、看護師になるか、ビジネスに関わるか、になる。

それって、介護職に対してのリスペクトではない。

相手に寄っただけ。


とはいえ、寄ることも大切(^^♪
相手と共通言語で話せるから、意思疎通が取りやすいメリットはあります。


本当の意味で、介護職としてリスペクトを得るには、まず、、、

介護の仕事を、楽しむこと♬


・友達ノリでタメ口で、楽をする。
・利用者でなく「自分たちが」楽しいことをやる。

という意味では全くなくて、それだと逆に「ダメだこりゃ」と思われる。


どうやったら利用者さんが”楽しく”、穏やかに暮らせるのか。
どうやったら、自分たちも”楽しく”、無理なく仕事ができるのか。


この2つの「楽しい」を両立することが大事だし、

この両立を突き詰めることが、
介護職が本領発揮できるために必要なことだと、
今回のかいスぺの座談会で気付きました。


真剣に「楽しい」を考える!!


真剣に「楽しい」を考える。

利用者さんにとって、介護職にとって。
家族にとって。他の関係者にとって。


突き詰めるには、

・利用者さんをよく知らないとできない
・無理なく仕事できる体制を作らないといけない
・家族の想いも知らないといけない
・他の関係者の事情や想いも知らないといけない

つまり、ちゃんと仕事しないと!ってことですな。


そうして、楽しく、真剣に向き合っていれば、
おのずとリスペクトされると思います。


小さな信頼から、コツコツと


介護はチームでやります。

他の人に頼ったり、自分から率先してやったり、
「お互い様」で仕事するといいですね。


普段からさりげなくフォローするなど、
見えない部分でも仕事する。

ティッシュがなくなれば、すぐに新しいものを持ってくる。
ハンドソープがなくなったなら、すぐ詰め替える。

ちょっとしたことの積み重ねから信頼を作っていき、
小さなリスペクトを集めて、大きくしていくと、

発言力がついてきます。

そうすると、仕事をしやすくなります


仕事がしやすくなると、楽しくなるし、
「楽しい」の追求がしやすくなります♬


そして、こんな介護現場のことが、
広く知られていくようになれば、

サラリーマンからも、真のリスペクトを得られるかもしれない。



真剣に仕事しよう!

そして、ポジティブに発信していこう!



その地道な積み重ねが、
介護職のイメージをよくしてくれるのかと思います。


仕事って、結局地道なものだと思います。

うん、今日もがんばらないと、、ですね♬


・「介護職やってます」と堂々と言えない人もいる
・介護職は、看護との比較、一般企業との比較などで
 自己肯定感を下げがち
・リスペクトされることが大事
・小さな信頼を地道に集めることから!
・リスペクトされるようになると仕事が楽しくなる
・仕事が楽しくなれば、「楽しい」の追求をしやすい
・利用者さんにとって、介護職にとっての「楽しい」を両立したい


つづく(^^♪

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,634件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?