教頭先生の対応に違和感を感じた原因
校長室登校している息子(8)が、将棋に興味あると話をした次の日に、教頭が将棋を持ってきてくれました。
教頭「何か頑張ったご褒美に、将棋をやってもいいよ」
頑張ったご褒美…
なんか引っかかる…
約2年前の私を思い出しました。
息子が登校拒否を始めてすぐの頃、当時の私は登校させることに一生懸命でした。
担任の先生の強烈な指導により、
学校=怖い所
とインプットしてしまった息子は、教室はおろか学校の敷地に入ることも嫌がりました。
「学校に行けたら、好きなおやつ買っとくね」
「帰ってきたら、一緒にゲームしようね」
そうやっておやつやゲームで息子を釣ろうとしましたが、うまくはいきませんでした。
だって根本的な原因が解決したわけではない…つまり学校が怖いという気持ちに変わりはないからです。
だから、
「何か頑張ったご褒美に、将棋をやってもいいよ」と聞いた時、「前の私だ」と思ったのでした。
『学校を楽しい所と思えるように』としてではなく、『頑張ったご褒美』として将棋を用意したということに、あぁ残念だなと。
今の息子は、
『勉強は嫌いじゃない。友達と遊ぶのも楽しい。だけど、ずっと学校にいるのはつらい。』状態です。
楽しいことがどんどん増えて、楽しいとつらいが逆転した時、校長室ではなく教室に登校することができるのではないかと思います。
反対に、もしつらい気持ちが強くなり、校長室登校もやめたいと言い出したら、登校すること自体を頑張らせるつもりはありません。
教頭のやり方でうまくいく子もいるかもしれません。
小さな成功の積み重ねで自信がつくことも経験してきました。
でも、頑張ることを促しすぎると、ありのままの自分であることが否定されたような気になってしまうのも事実です。
学校で頑張ることも大事だけど、まずは楽しいと思えることが増えるといいなと思った出来事でした。
サポートしてもらえるとめっちゃ喜びます! 「クラスはどこだって我が校の生徒に変わりはありません。支援クラスや保健室、校長室でも好きな所に登校したらいい」と言ってくれた校長先生のおかげで、息子は学校を嫌いにならずに済みました。 読んだよとスキしてもらえるだけでも嬉しいです!