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小学1年生で登校拒否を始めた息子の心理的変化ときっかけ

登校拒否ってみんな、「学校に行きたくないから行かない」だと思っていました。

「行きたいのに行けない」という状況もあるということを、息子の登校拒否、娘の登園拒否を通して知りました。

登校拒否をしていた息子の心理的変化

小学1年生で登校拒否を始めた息子。

最初は「学校に行きたくないから行かない」でした。

息子が学校でつらいなと思うことをいくつかグループ分けしてみました。

メンタル

・他の子が叱られている姿を見るのがしんどい

・お友達同士がケンカしている姿を見たくない

・怒っている先生の表情や言動がこわい
音

・ノートに字を書く音が嫌

・机やイスを引きずった時の音が嫌

・大きい音にびっくりする

・ランドセルのきしむ音が嫌
におい

・給食のにおいが嫌

・飼育小屋のにおいが嫌
触覚
・制服がチクチクする

・靴下の縫い目が痛い

・ランドセルの肩が痛い

あれこれ色んな方法を試してみて、一時的に行けるようになったりもしましたが、結局「行きたくない」に逆戻り。

私が「学校に行かせたい」と思っているうちは、行かせたい気持ちが言動の端々に滲み出ていて、プレッシャーになっていたせいもあると思います。

例えば、

息子「行きたくない」
私「今日も行かないの?」
息子「行きたくない」
私「分かった。はぁ〜(ため息)」
息子「行きたくない」
私「休めばいいんじゃない?(雑)」

もうお手上げだ!学校へ行かせるのは諦めよう!と私が覚悟を決めた時、息子は言いました。

「本当は学校で友だちと遊びたい」

「学校へ行きたい」

私が学校を諦めたことで聞けた息子の本心でした。


それからは「学校に行きたいけど行けない」生活。


ちょっと時間が空いて、今は担任の先生の理解もあり、「行きたいから行ける分だけ」登校中です。


登校拒否を受け入れようと思ったきっかけ

息子の登校拒否を受け入れようと思ったタイミングがありました。

・担任に「学校に慣れる努力が足りない」と言われた時
・教頭が息子の手を引っ張って連れて行こうとした時
・息子が自傷行為を始めた時
・「俺の人生終わった」と言われた時

1回ではなかなか覚悟を決められませんでした。


「受け入れよう」と思っても、「もしかしたら行けるかも…」が付きまとい、それを何度も繰り返しました。

そして、少しずつ「登校拒否でもいいじゃないか」と意思が固まっていった感じです。


まとめ;息子の心理的変化ときっかけ

最初は、
「学校に行きたくないから行かない」

私が学校を諦めたら、
「本当は学校で友だちと遊びたい」
「学校へ行きたい」

理解のある担任に恵まれ、
「行きたいから行ける分だけ」

という過程を経ています。


登校拒否について調べている時に、「親が諦めると、子どもが急に行きだした」というジンクス的なものを目にしましたが、まさにそんな感じです。

ちなみに、諦めたふりをして、チラチラ横目で息子の行動を確認しているうちは、1ミリも行く気配はありませんでした。

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