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デザイナーが使うべきAIツールとその活用術【海外記事メモ】

今日もこちらの記事を取り上げます。

恐らく前回の記事は読まなくても理解できる内容になるかと思いますが、前回はChatGPTやMidjourneyなど知名度の高いツールの活用術のパートを書きました。

今回は知名度がまだないものの、これから使えそうなAIツールの紹介になります。

本日もよろしくお願いいたします。


Copy AI

Copy AIはどのように役に立つ

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興味をひくコピーをつくることはUX/UIデザインにおいて非常に重要です。
Copy AIはAIがWebサイトやアプリ、マーケティング資料のためのハイクオリティなコンテンツをデザイナー向けに作成してくれるツールです。
自然言語を入力することで、Copy AIがターゲットユーザーに対して適切なコピーを考え出します。
このことによって、デザイナーはコンテンツをつくるための時間が節約され、デザイナーがよりデザインや一貫したUXを生み出すのに集中できるようになります。

Case1:ランディングページのコピーづくり

ある新しいSaaSプロダクトのLP(ランディングページ)を作ろうとしているUX/UIデザイナーたちがいたとします。
彼らはCopy AIを使って興味をひくコピーを生み出します。キーメッセージやCTAのテキストを最適化させることで、デザイナーは説得力のあるコンテンツを生み出すことができ、ユーザーのコンバージョンを効果的に高めることができるようになります。

Case2:メルマガづくり

あるプロダクトデザイナーが既存のお客さまに対して、最新情報や宣伝などをニュースレターとして送りたいと考えています。
彼らはCopy AIをニュースレターのコンテンツ作りに使っています。
Copy AIは最適化されたメッセージと興味を引く目次づくりが可能で、それによってユーザーたちが新しい情報を入手し、効果的にコンバージョンを行ってくれるコンテンツを生み出すことができます。


Jasper AI

Jasper AIはどんなユニークな機能があるのか

Jasper AIは自動で様々なデザインプロセスを自動化してくれるAIツールです。
モックアップをつくるためのワイヤーフレームから迅速なプロトタイピングのアイディアまで、Jasper AIがアシストしてくれます。
この時間節約ツールによって、複数のコンセプトの検証を繰り返すデザインフェイズの初期段階において、特に効率化の面で大きな効果をもたらします。
繰り返し作業を排除することで、Jasper AIはデザイナーがデザインを磨き上げる時間の確保をサポートし、結果的にユーザーフレンドリーで魅力的なデザインを生み出すことができるようになります。

Case1:モバイルアプリの高速プロトタイピング

あるフードデリバリーのモバイルアプリを開発しているUXデザイナーたちがいたとします。彼らはJasper AIでアプリの異なる画面のワイヤーフレームやモックアップを生成しました。高速にUI要素をプロトタイピングすることで、デザイナーはアプリのフローを可視化させ、調整しながらよりユーザーフレンドリーで効果的なアプリ開発を行うことができます。

Case2:デザインのバリエーションを探す

WEBサイトのリデザインプロジェクトを行っているデザイナーがいたとします。彼らはAIで異なるレイアウトやカラースキームをJasper AIで探します。
Jasper AIは自動で代わりのデザインを生成し、Webサイトの最終的な見た目を確定させる前に、どの組み合わせがブランドアイデンティティやユーザーの好みにマッチしているかの比較検討を行なえます。


Fontjoy

Fontjoyはどのようにタイポグラフィのプロセスをサポートしてくれるのか

タイポグラフィはプロダクトの個性やUXを示す上で重要な役割を持ちます。
Fontjoyはプロジェクトにおけるフォントの組み合わせのバリエーションを補助的に生み出すツールです。
既存のデザインやユーザーの好みを分析し、Fontjoyは全体の調和や美しさを保つフォントの組み合わせを提案してくれます。
このツールはフォント選択のプロセスをシンプルにしてくれるため、デザイナーがユーザーに合わせた見た目をつくることをサポートしてくれます。

Case1:ブランディングのためのタイポグラフィ

テックスタートアップでブランディングのしごとをしているUIデザイナーがいたとします。彼はFontjoyを使って会社のモダンでイノベーティブなイメージを表現するフォントを探そうとしています。
Fontjoyはユーザーが求める雰囲気に合うフォントの組み合わせを提案し、一貫性を持ちながら魅力的なビジュアルによるブランドアイデンティティの確立を支援してくれます。

Case2:Webデザインのタイポグラフィ

あるオンラインマガジンのウェブサイトを開発しているUXデザイナーがいたとします。彼はFontjoyでマガジンのごとのテーマやコンテンツの雰囲気に合った異なるフォントの組み合わせを探しています。
様々なフォントの組み合わせを試すことで、デザイナーはWebサイトのレイアウトに最適なフォントを見つけ、サイトの可読性を向上させることができるでしょう。


UIzard

UIzardはデザインプロセスの中でどのように扱えるのか

UIzardはUIデザインの制作を加速させる革新的なAIツールです。機械学習のアルゴリズムによって、UIzardは手書きのスケッチを動くUIモックアップへ変換させることができます。
デザイナーはアイディアを紙に書いたスケッチをUIzardで変換するだけで高品質なデジタルプロトタイプをすぐに作ることができます。
これによって、アイディア出しに時間を使うことができるようになり、コンセプトと実際のデザインの間にあるギャップをちゃんと検証し、デザイナーの効率的な制作を支援してくれます。

Case1:スケッチからインタラクティブなUIをつくる

あるプロダクトデザイナーがブレインストーミングに参加し、最初のデザインアイディアを紙にスケッチしています。
彼はUIzardを使って手書きスケッチをUIモックアップに変換させました。
これによってデザイナーは彼のコンセプトをより効果的に示すことができ、アプリの持つ潜在的な機能性を検証し、関係者から有益なフィードバックを集めることができるようになります。

Case2:インタラクティブデザインの検証

e-ラーニングプラットフォームのインターフェイスのりデザインを担当しているUX/UIデザイナーがいます。
彼はUIzardを使って複数の異なるコンセプトのデジタルプロトタイプを作りました。
UIzardはすぐにスケッチを変換してくれるため、デザイナーは手早く様々なアイディアを検証し、学習をするユーザーへ向けた最適なUXを実現させることができます。


Khroma

Khromaは色の選択をどのようにサポートしてくれるのか

どんな色を使うのかはデザインにおける重要な要素であり、特にユーザーの認知や感情的な部分に対してインパクトを及ぼすものです。
Khromaはデザイナーが求める雰囲気やブランドに合うカラースキームを選び出し、試すことができるツールです。
機械学習によって、Khromaは現在のカラートレンドを分析し、ユーザーの傾向に合わせたカラーパレットを提案してくれます。
デザイナーはKhromaを使うことで色の検討をし、ユーザーと感情的に共鳴するデザインを生み出すことができます。


Case1:マップアプリのカラーパレット

新しいソーシャルメディアアプリを開発しているデザイナーがいます。彼はKhromaを使ってフレンドリーでポジティブな感情を呼び起こし、ユーザーの興味をひきつけるカラーパレットを見つけました。
アプリのターゲットを分析することで、Khromaはアプリのブランドに合ったカラースキームを提案し、ユーザーに心地よい雰囲気を生み出すことができます。

Case2:WEBサイトのリデザインにおける色選び

エコフレンドリーな企業のWEBサイトのリデザインを担当しているデザイナーがいます。彼はKhromaを使って、サステナビリティや自然なテーマにあった色の組み合わせを試します。
Khromaはデザイナーが視覚的に魅力的で環境に優しい雰囲気のカラーパレットを作ることを手助けし、効果的にブランドの価値をユーザーへ伝えることができるようになります。


総論

AIツールはUX/UIデザイナーにとって不可欠なものになりつつあります。
デザイナーのワークフローが効率化され、創造性のポテンシャルはより発揮されることとなるでしょう。
ユーザーの行動を分析するためのコピーを生成することから、デザインタスクの自動化まで、ここまで紹介したAIツールはデジタル上の体験をより価値の高いものにしてくれます。
これらのAIソリューションを扱えるデザイナーとなることで、競争の激しいデジタル環境の中でもユーザーを魅了するような、ユーザー中心設計を実現させることができるでしょう。
AIの力を使うことによって、デザイナーはデザインの境界線を超え、顧客体験を素晴らしいものへ押し上げることができるでしょう。

これらのAIツールは初心者から上級者のデザイナーにも適したものか?

これらのAIツールは初心者でも上級者でも扱うに足るものです。
これらはデザイナーの熟練度に関わらず、ユーザーフレンドリーなUIを作ることをアシストしてくれます。
初心者にとっては複雑なデザインタスクを簡潔にしてくれることに役立ちますし、上級者にとっては創造性を最大化し、彼らのデザインフローに適したかたちでのサポートを行ってくれます。

ユーザー中心設計の中でどのようにAIツールを扱うべきか?

繰り返し作業の時間短縮や、価値ある気づきの生成など、AIツールはデザイナーに様々なかたちでサポートを行ってくれます。これによって、デザイナーはよりユーザー中心設計の制作に注力することができるようになるでしょう。
よりよいアイディア出しやプロトタイプの手直し、興味をひくコンテンツなどの生成によって、デザイナーはユーザーの期待に応えるデジタルプロダクトを生み出すことができるようになります。


感想:今後はAIベースでデザイン作業を考える必要がでてきそう

比較的新しいAIツールの記事を読んでみましたが、やはりデザイナーに特化したようなAIツールがどんどん出てきている印象を受けました。

今後はAIを使った作業スピードがスタンダードとなることを考えると、デザイン作業に取り掛かる際も、単にこれまでやりなれた方法を思考停止的になぞるのではなく、どのようにAIツールを使えるのか、を都度考えながら積極的にこれらのツールを使っていく必要性を感じました。

ちょっと思いの外記事が長かったのと、この期に及んでコロナに罹患してしまい今日も解熱剤を飲みながらキーボードを叩いてました。
様々なイベントが催される久々の夏っぽい夏ですが、皆さまにおかれましては体調など崩さぬようお気をつけください。


個人的に気になった海外記事を週数本メモしていますので、よければフォローおねがいします

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