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デザイナーのBing Chat活用術【海外記事メモ】

本日はこの記事を取り上げます。画像も以下から引用しています。

ChatGPTとガッチリ手を組んでいるMicrosoftのBing。いろんな機能が追加されているものの中々試す機会もなく放置している状況です。

今日は実践的で丁寧な記事で(自分の中で)おなじみのNick Babich氏の最新記事を読んでみたいと思います。
Nick氏の他の記事も非常に面白くてオススメです。

少しボリュームの多い記事なので今回も何回かに分けて記載しようと思います。
本日もよろしくお願いいたします。


プロダクトデザイン作業にBingChatを使ってみる-ツールを最も効率よく使うための10の実践例

ChatGPTがこれほど盛り上がっているのに、Bing Chatについてほとんど話題に上がらないことに驚いています。Bing ChatはGPT-4ベースのチャットを無料で利用できるものです。また、Microsoft Edgeのスライドバーにも使うことができ、特定のウェブページの情報の文脈を読み取って分析することができます。

この記事はプロダクトデザイナーがBing Chatを使うアイディアをシェアするものです。私は10個の実例をもとにこのツールのメリットもデメリットも記し、あなたのデザインプロセスに活かせる情報を提供します。


Bing Chatがサポートしてくれること

Bing Chatはテキストも画像も生成できるマルチモーダルなツールです。
GPT-4モデルとDalle-3による画像生成技術が内蔵されており、AIを使用してグラフなどの画像を分析できるAIビジョン機能も備わっています。

Bing ChatはChatGPTを超える重要なアドバンテージがあります。それはリンクの情報源を見ることができる機能です。
ChatGPTではその応答に対しての情報の参照元がわからないため、我々はそれを確かめるために検索をしてそれらが正しいことを手動で行わなければなりませんでしたが、Bingではその作業を代行してくれています。
また、さらなる分析にやくにたちそうな情報のリストも提示してくれます。

Bing Chatによって生成された応答

また別の素晴らしいポイントとしては、チャットボットとの会話のスタイルを自由に選択できるという点があります。
よりクリエティブに、だったりより正確に、と言ったように、目的に合わせて変更することができます。もし「クリエティブに」を設定した場合、Bing Chatはより返答に対して自由度が与えられるため、あなたのプロンプトはAIが結果を提供する際の参考としてのみ利用されることがわかるでしょう。

チャットを始める前に会話のスタイルを選択する


Bing Chatの制限

Bing Chatでは入力するプロンプトの文字数に制限があります。
2000文字までしか入力することができず、これはコンパクトな書類程度のものです。そのため通常は、いくつかの細切れに文章の段落を入力してそれをBingに分析させることになるでしょう。

また他の重要な制限としては、一つのセッションに対して5つの質問までしか投げかけられないというものがあります。
つまり、私たちはチャットが終わる前にさらに4つの質問をすることができるのですが、5つ以上の質問を投げかける場合は別のセッションを作ってやりなおす必要があります。

質問の上限に達した際の画面


プロダクトデザイナーにとっての使い方

私は、プロダクトリサーチの初期段階をスピーディに行うための補助役として特にBing Chatを活用しています。

今回は私が自分のプロダクトリサーチの中で見つけた有用なプロンプト集をご紹介します。

プロダクトのアイディアを生成する

Bingに対して特定のプロダクトのデザインアイディアを生成させることができます。フードオーダーアプリのアイディアを生成してみましょう。

フードデリバリーアプリで5つのアイディアが生成されました。

Bing Chatが生成した答え

(日本語訳)
フードデリバリーアプリの5つの新しいプロダクトアイディア

  1. 食事のプランニング:ユーザーが一週間の食事のプランを立てて、それに必要な材料を一度に発注できるアプリ。また、個人の食事の傾向に合わせてレシピの提案もしてくれます。

  2. グループでのオーダー:一回の注文で組織の人全員分の食事をオーダーできるアプリです。これは職場のランチや家族のディナーの際に便利です。

  3. バーチャルキッチン:アプリを通して、家で作った料理を販売することができるものです。ユーザーは地域の過程が作った料理を閲覧し、デリバリーの注文をすることができます。

  4. 食品ロスの軽減:レストランが作りすぎてしまい廃棄することになりそうな料理を割引価格で注文できるアプリです。これは食品ロスを軽減させることもできます。

  5. インタラクティブな料理教室:アプリを通してユーザーが料理教室に参加できるものです。ユーザーはプロのシェフから新しいレシピや料理の技術を学ぶことができます。


見ての通り、Bingは興味深いアイディアのリストを生成してくれました。中には食品ロスの削減やインタラクティブな料理教室も含まれます。これはプロダクトクリエイターには非常に役立つ情報となるでしょう。

次回に続く→


感想:検索×生成はこれからのスタンダードになりそう

毎度実践的で有益な記事を投稿してくれるNick氏の今回の記事も非常に興味深いものでした。
そもそもBing場でGPT4を無料で使える事実にも驚きですし、さらに本家にはない付加機能があることも知ることができました。

こういったユーザビリティはGoogleも追随してくることも予想されますし、このあたりの動きは今後も注目する必要がありそうです。
次回もこちらの記事の続きを取り上げますのでよければまたお付き合いください。


個人的に気になった海外記事を週数本メモしていますので、よければフォローおねがいします

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