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デザイナーのキャリアを4ステップにまとめてみた【海外記事メモ】

今日はこちらの記事を読んでみたいと思います。なお、画像も以下から引用します。

ちょっと長い記事でしたが、いつものように途中で区切ると流れが掴みづらい記事だったので一気に読んでみました。よければお付き合いください。
本日もよろしくお願いいたします。


デザインキャリアの4ステップ

私はカリフォルニア大学サンディエゴ校の認知科学学部のイベントに招かれ、200人の前で話をしました。
何人か他の様々なバックグラウンドやキャリアを持った優秀な卒業生たちも同様に、認知科学学部を卒業した後に訪れる様々な可能性や希望について話していました。

私は自身のキャリアの成長とどのようにして現在の地位を手に入れたかについてのストーリーを話したいと考えていました。しかしそれについて考えれば考えるほど、私は"デザインキャリア"についての絵を描き、それを挿入したいと考えるようになりました。

これは非常に一般的なものであり、必ずしもあなたに当てはまらないものかもしれないということは注意してください。また、各ステージは異なる順番で起こる可能性もあります。
誰のキャリアでも同じものはありません。しかし、もしあなたがデザイン系の学生や駆け出しのデザイナーであるなら、私はこの記事があなたの選択のひとつの道標となると考えています。
もしあなたがベテランのプロダクトデザイナーであるなら、あなた自身のキャリアを見つめ直すのに有効なものとなるかと思います。


第一フェイズ:キャリアのスタート


あなたはたった今デザインのキャリアをスタートさせました。それはまだ学生のインターンかもしれないし、卒業後の最初の就職先かもしれません。
どちらにせよ、あなたは技術も経験もほとんどありません。
このフェイズにおいては、あなたのデザイン技術(ビジュアルやインタラクションなど)は発展途上であり、プロジェクトにおいては複雑な役割を任せられることはありません。
このような状況を考えるとあなたの自信はまだ低いかも知れませんが、意欲は計り知れないものがあるはずです。
これこそがこの段階でのあなたが持つ最も大きな資産です。

おすすめの行動

1.学校にいる時間を最大限活用する

学校にいる間はできる限り手を動かしてデザインのトレーニングをしましょう。私がまだ学生だった頃は機会が多くありませんでしたが、今では多くの企業が夏のデザインインターンや大学への直接求人などを行っています。
それらだけでなく、意欲ある学生たちはデザイン会社を立ち上げたり、地元企業とつながりを作ってそこでデザインプロジェクトに参画したりしています。

2.デザイン教育を続ける

学びたいという熱意を活かして、最初の数年間にそれを活かしてください。あらゆる本を読んで、様々な講演会に参加し、あらゆるツールの使い方を学び、それらを自分のデザインの中に消化させていってください。
デザイン業界のツールは移り変わりがあり、1年から2年ほどで新しい業界標準のツールが生まれるため、あなたはそれらを学習しなくてはなりません。
私が2011年にキャリアをスタートさせたときは、標準のツールはPhotoshopとIllustratorでした。2年後にはSketchになりました。そして4年後にはFigmaになりました。これらはデザインツールに限った話です。
新しいプロトタイピングツールはFramer、Origami、Protopie、Invision、Principleなど毎年様々なものが生まれています。

3.デザイン技術のギャップを理解する

誠実に自分のスキルと向き合い、どこに強みがあり、どこが苦手かを把握してください。特にビジュアルとインタラクションデザインにフォーカスしてください。

4.メンターを探す

メンターはあなたの弱みを見つけ、あなたの可能性とチャンスを結びつけてくれる存在です。これはあなたが所属するデザインチームにいるかもしれませんし、業界内の人物で見つけるのも良いでしょう。


第二フェイズ:ジェネラリストになる

二年以上経過するとあなたはジェネラリストと呼ばれるようになるでしょう。デザインのスキルセットの差を理解することで、それらを積極的に埋めようと努力し、自然とだいたいのスキルに関して精通したデザイナーとなることでしょう。
さらに数年実務経験を積むことで、より複雑なプロジェクトの中でも業務を行うことができるようになります。それらすべての結果として、あなたの自信が確立していくことでしょう。

おすすめの行動

1.広い範囲のジェネラリストになる

私が勤めた最初の頃は、会社はスペシャリストの採用を行っていました。例えばインタラクション/UXデザイナー、ビジュアル/UIデザイナー、プロトタイパーなどです。
しかし今日においては、企業はジェネラリストなプロダクトデザイナーを求めています。PMと一緒になって戦略を立てたりロードマップを作成したり、全体的な開発のフローを検討したり、これらのフローを高い解像度で設計し、プロトタイプを作成してインタラクションやモーションの設計上の問題を解決し、エンジニアと協力してデザインを生み出していくことが求められます。この領域に到達するまでにはあなたのすべてのスキルを磨き上げる必要があります。

2.ベテランデザイナーになるための原型を築く

ベテランのデザイナーは幅広いスキルを持ちながら、専門分野や「原型」も持ち合わせています。
恐らくあなたは「PMとデザイナーのハイブリッド」となるでしょう。製品の要求文書を作成したり、承認を得るために他チームと協業したり、チームのビジョンを説明したりすることなどが求められます。
それか、もしかしたらあなたは「職人」かもしれません。ディティールにこだわりながら素晴らしいビジュアルデザインが作れたり、あるいはしっかりとした印象的なプロトタイプを作る能力を持った人物として見なされるでしょう。
それかもし私に似たタイプであるなら、あなたは「高出力ジェネレーター」となるでしょう。あなたは膨大なチームを行き来し、難なく少数のデザイナーと仕事を行っていることに気づきます。
あなたの「原型」を明確化させることは、今後どんなプロジェクトやどんな仕事で学習すべきかを知ることにつながるでしょう。

3.あなたの意見を発信する

ユニークなプロセスや気付きを見つけ、その知識を共有しましょう。
デザインコミュニティはユニークなストーリーや専門性を求めています。
Mediumに記事を投稿したりLinkedinにポストしたりなど行ってください。
なんであれ、あなたに合ったコミュニティを探し、そこに投稿を行ってみてください。

4.メンティーからメンターへ移行する

この段階ではあなたは十分な経験を持ち合わせており、様々なチームと協業し、知識を他の人達へ共有し始めています。キャリアに影響を与え、コミュニティーを構築するために、若手デザイナーを傘下に入れ始めましょう。
私はおおよそメンターシップとは何たるかを理解しています。
それは他人と面と向かって課題や挑戦について耳を傾け、あなたが経験してきた似た状況を思い出し、それをどのように克服したのかのストーリーを教えてあげることです。


第三段階:キャリアパスを決める

最終的にあなたはプロダクトデザイナーとしての自信とスキルを手に入れ、新しい挑戦を始めることでしょう。
その一つはマネジメントののようなものかもしれません。
自分でプロダクトをデザインするかわりに、あなたはデザインチームや組織にデザインの機会を与える立場になるかもしれません。
ある人にとってはこれは自然な流れかもしれませんが、ある人にとっては気が遠くなるようなものと捉えられるかもしれません。

いずれにせよ、あなたはルートを選択し、急激な学習曲線を得られる道を選ぶことが求められます。あなたはプロダクトをデザインしている日もあれば、翌日は別のことをしていることでしょう。
それだけでなく、この段階ではあなたは他の人のキャリアの成長や仕事に対しての責任を持っています。
私が言えることは、これらを難しく考えすぎないことです。信頼は時間とともに獲得できるでしょう。

おすすめの行動

1.マネージャーへのキャリアを試してみる

キャリアチェンジを決断する前にこれを試してみてください。インターン生をマネジメントしたり、若手デザイナーのメンターをしたり、チーム文化への責任をあなたのマネージャーから引き継いだりしてみましょう。
これらはあなたがマネージャーとしてのキャリアを楽しめるかどうかを測るために必要なことです。

2.よくリサーチし、キャリアパスを理解する

あなたが憧れる先輩のデザイナーと話をし、彼らの日常を理解するようにしてください。
彼らは困難な問題や複雑なプロダクトのフローについて長い時間をかけて考えているかもしれません。
彼らは何度もデザイン作業に打ち込み、企業の重役に対して彼らの業績を示しています。
彼らは毎日遅くまで会議をしているかもしれませんし、リーダーの同僚とチームへの戦略的なフィードバックを行っていたり、チームの文化について議論し、次の全体集会のプランニングを行っているかもしれません。
彼らはまた直接の部下たちとキャリアパスの阻害要因やチャンスについてワンオンワンミーティングを実施しているでしょう。
このどれもが重要な役割ですが、重要なのはあなたにとってどれが最も興味があるキャリアなのかを考えることです。


第四段階:情熱を探す


最終的には自分のキャリア(そして人生)の中で、自分が行ってきた仕事やあなた自身の影響力を振り返り、それらが一体何につながったのかを考える時期に達するでしょう。
個人的に私は、この時期に達した際は自分の技術をよいことへ使い始めたいと考えるようになりました。
前に私が述べたように、これらの段階は異なる順番で発生する可能性があり、特にこの段階においてそれが顕著になるかと思います。私がデザイン学生や若手のデザイナーたちと話して気づいた傾向は、彼らの世代では自身のスキルをどう使いたいのかをすでに考えており、キャリアの中で他者との違いを作ろうとしているということです。
あなたが私と同じように後半でこの段階に至った場合でも、すでにこのことについて考え始めた時期でも、いくつかのおすすめの行動を以下にしめします。

おすすめの行動

1.あなたが行った仕事をストックしておく

どのプロジェクトがあなたにとって最もエネルギッシュに仕事に取り組めたものでしたか?どの仕事が最もあなたや世界に対して影響を与えたものでしたか?そのようなプロジェクトを探してみてください。

2.個人的な興味をストックしておく

何の原因が気になりますか?どんな社会問題に関心がありますか?どこに寄付をしたり、どんなボランティアに時間を費やしていますか?
これらのことがあなた自身がすでに持つ価値観や情熱について教えてくれるものです。あなたの仕事とこれらを見つける道を探してみましょう。

3.スキルを副業として扱う機会を探す

あなたと他者との違いを明確化させるために、あなたがボランティアに参加できる組織が多く存在しています。 Develop for Goodや Design for Goodを見てみたり、または Design Gigs for Good のページを読んでみてください。


感想:メンターもいないしメンティーにもなれない

自分自身のキャリアと照らし合わせた際の超個人的な感想です。
記事の中では各段階でメンターの存在や、自分がメンターとなる(メンティー)の重要性が語られていました。

ただ、自分の場合企業の中で単身デザイナーとして働いているため、メンターはもちろん自分がデザイナーに対して指導するような機会もありません。
極稀に外注先のデザイナーに対して発注側としてデザインの指示的なことをすることはありますが、同業者との仕事上のつながりは本当にその程度で、こういうキャリア系の記事を読むと毎回他デザイナーとのつながりを持てずに来てしまった自分のキャリアを改めて考えさせられたりしました。

最近読んだ本(面白かったです)にもメンターとなるすごい人とのつながりの重要性みたいなものが説かれており、自分にもそんな存在がいたらいいなぉとこれまで何度となく思ったことをまた思い返したりしていました。

自分はデザイナー歴的にすでに第三段階に来ていますが、書かれてる内容ってめちゃくちゃ早熟じゃない?とも思ったりしたのですがどうなんでしょうか。他のインハウスデザイナーの情報がないのでワカラナイ、。

そんなこんなで(?)たまに自分のキャリアを見つめ直すのは大事だなぁと思えた記事でした。


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