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今はA、だからこそB

ご無沙汰な投稿になってしまいました。
こんにちは、アニメーションダンサー・振付家のmaekon(まえこん)です。

最後に投稿したのは2020年の大晦日でした!
約8ヶ月ぶりとなる今回の記事は
阿部広太郎さんの著書『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』について感想を書きたいと思います。

(久々にnoteを開き、見出し画像どうしようかな〜と思ったら「Canva」というアプリでオリジナルのデザインが作れることを初めて知りました。楽しくてうっかりシリーズ化しそうなタイトルつけてしまった。果たしてvol.2は来るのか...)

さて、阿部広太郎さんのこれまでの著書『待っていても、はじまらない』『心をつかむ超言葉術』も良書すぎて本当にありがとうございます!という感じなのですが、今回もたくさんの気づきをいただきました。

↓以前『心をつかむ超言葉術』を読んで個人的な気づきについて書いた記事


冒頭から心を掴まれた


冒頭部にあるフォントも大きめのこの文章がまず、脳にガツンときた。

勝手に自分を諦めない。
勝手に自分を決めつけない。
勝手に自分をみくびらない。

この文章でハッとした私は、だいぶブロックを外してきた気でいたけれど、
まだまだ自分の天井を自分で決めつけていたかもしれないと思った。

この本は、自己啓発本というより「自己解釈本」として書いていく。

本に載っていた全てのワークを愚直にやり終えた今、
まさに自己解釈をするための一冊だと感じた。

まず自分を知り、現在・過去・未来に一つ一つ向き合っていく。
読むだけでももちろん学ぶことは沢山あるけれど、
実際に問いかけについて書き出して答えてみるのが一番効果はあると思う。


自分の名前から軸を見出す

10近くある問いかけの中で、特にやってみて良かったと思うものの一つが
「自分の名前の解釈」だ。

私はmaekonという名で活動しているが、本名は「恵(めぐみ)」という。

恵の漢字の成り立ちを調べてみると、
会意文字(既存の複数の漢字を組み合わせて作られた文字) で、
<專(もっぱらを意味する)の省略形+心>であり、

恵の上部は糸巻きの象形で、糸巻きに糸を巻きつける意味から転じて「一途の意味」をもっており、下部の心臓の象形と合わせて、一途に心を傾ける事を意味しているそう。

これまで「いつくしみ」「思いやり」などのニュアンスで捉えていた漢字に、一途に心を傾けるという意味があったことを初めて知った。

私は好きなヒト・モノ・コトに対して、一度好きになるとずっと好きでい続けてしまうタイプなので、これはすごくしっくりきた。
自分の選んだ仕事に対しても、この名に恥じないように向き合おうと背筋が伸びた。
新たなお守りができた感覚なので、自分の名前の漢字の成り立ちまで調べるのはおすすめです。


自己解釈のためのおにぎりメゾット


「これまでがんばったこと」
「自分の強み」
「将来成し遂げたいこと」


それぞれ3つの質問を三角でつなぎ、
その真ん中、三角おにぎりの具となる部分には

「自分コンセプト」

が入る。それは自分が最も大切にする、信念となるような言葉。
自分は何が強みで、なぜその道を選んできたのか、これからは何を選んでいくのか。全ては関係しあっていることがよくわかった。

2021年8月現在、書き出してみた私の図式はこうなった。

読書記録-18 2


自分コンセプトは信念として掲げてきた言葉というよりは、思い返せば静かにずっと心の中に存在しているのはこれだなぁ・・・という感じ。

たまたまこのワークをやったあとに「自分の強み・人より秀でていると思うこと」を聞かれる機会があったので、ここで振り返りをしておいて良かったと思った。

右上にも少し書いたけれど、最近起きた強烈な経験によって自分の強みを高校生ぶりに再認識したので、このワークのおかげで今までとは違う切り口で自分を語れるようになった。

こんな風に経験が増えるごとに変わりゆくものでもあるから、時々振り返って確認してみたい。


個人的に一番心に残った箇所

本の中にある「小さな寄り道」のコーナーが好きだった。
(箸休めのようにみせて、実はかなり熱量高い部分な気がしている。)

阿部さんは大学時代、アメフトをしながら親御さんに頼んで資格予備校に通わせてもらったが、結局途中で挫折してしまい、正直に謝ったところ、ご両親はあっさり許してくれたそう。

この話を書くにあたり、あの時正直どう思っていたか聞いたときの親御さんの答えがすごくいい。


「アメフトをしているのが楽しそうだったから。」


苦しみながら頑張る姿より、
楽しみながら前へ前へ走っている姿がみたい。

そういうことなんだろうなと想像したら、
愛ある言葉に涙目になってしまった。

これも一つの解釈。それも、とても清らかな解釈。
決して授業料は安くはなかったとしても、そこから必ず何か得るものはあるだろうと感じて前を向けるかどうかだと思った。


このような心温まるエピソードもたくさん含まれた1冊。
本っていいな。すごくいい時間を過ごさせてもらいました。

↓本の一部が公開されてるので是非読んでみてください。


ようやくnote書き終えられてほっとしてます。笑
阿部さん、ありがとうございました。


maekon

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