[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第29話 40代の意思決定
前回のお話
丸山にとって今回のプレゼンは、転職してから最初の案件となる。
気合が入るプレゼンであることは間違いなく、ビズルート社での成果を出さなければならない一里塚。
執行役員としてビズルート社へ転職したのはヘッドハントのメール。
40歳を過ぎて、丸山は考えていた。
『このまま、フロンティア・ワールドでトップまで登りつめることが本当にやりたいことなのだろうか。
今、自分の実力は外の世界でも通用するものだろうか。』
丸山は企業内での評価と外の世界の自分への評価に乖