[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第38話 クロスロード
前回のお話し
「で、私にどうしろと?」
神宮寺まどかは吉田と会議室で向き合った。
「神宮寺さん、あなたは石渡専務の指示で丸山役員をはじめ、このプロジェクトに手を出されていますね。」
「・・・・。」
「私には神宮寺さんが好きでこのようなことをやっているようには思えないんです。
あなたは、その先に何を見ているんですか?
この会社での出世ですか?
お金ですか?」
「・・・。わかったようなことを言ってくれるわね。
女である私がこの会社で勝ち上がっていくにはそれなりにやらざ