松永暢史教育サロン開設のきっかけ

教育作家松永暢史によるオンラインサロン開設。
以下リンクより詳細が確認できます。

この「教育サロン」では、毎月生配信で、事前に寄せられた相談内容に松永さんが直接お答えします。

上のリンクより詳しいことが確認できますが、実のところ、このオンラインサロンしようと言い出したのは僕です。(だから司会なのですが…)

きっかけは、松永さんの言葉でした。
「どうしても音読法をもっと多くのひとに広めたい。どうしたらいいか」

音読法とは、松永さんが開発した学習メソッド。
日本語の母音5つを違う口の形で発話することで、武道の「形」のように日本語すべての音の差異を体得していくところからはじめる。そしてその後、古典書から現代書の良文の一部をテキストに、声に出して通読することで、日本語の今まで大切にされてきた音のリズム感を習得する。
どんなふうに読むと、本が読めるようになると考えているのか。もう少し詳しく説明すると、次のようなことを意識しながら音読する。
①本に書かれている文字ひとつひとつを、口の形を意識しながら読む。
②音を頭蓋骨に響かせつつ音読する。
③発話された自分の音をちゃんと聞く。

これらを連続的におこなうことで、不用意な読み飛ばしが圧倒的に少なくなり、そのため本を読んでも正しく読めるようになり、さらに言えば、日本語の音が入っているので、文を書くのもかなり上達する。

というのを、僕自身も10年くらい家庭教師やグループレッスンで実践してきました。
確かに、音読法によって1音1音はっきり読む訓練を繰り返すと、本が読めなかった子どもたちもすらすら読めるようになるということも経験からわかってきました。

ですから、僕自身も成功体験を見てきた結果、確かにこのメソッドもっと広がったらいいのになぁと思っていました。

これはどんな人でも効果がありますが、特に小学校低学年くらいまでの幼い子どもたち、いえ、そのお母さんにこそ伝えるべきではと感じています。
そうすれば、その後、日本語を読むことに困りにくくなる。そう思うからです。

たとえば、松永さんの執筆した『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』。

ここに載っている絵本や児童文学などの名著も、結局は音読して「音がいい」という本を選んでいるそうです。つまり文章は音が重要。
ですから、子どもに読み聞かせするのなら、親もまた音読がうまいほうがいいのです。そうでなければ、名著の持っている「いい音」を子どもに伝えることができません。

ということで、幼い子を持つお父さんお母さんにもぜひとも音読を伝えたい。
そこで、まずは親御さんからの今の子育ての悩み、これからの子育ての悩みについてお答えすることを窓口にして、親子に音読のエッセンスを伝えよう!ということでオンラインサロンをはじめることにしたのです。

松永さんは、呼ばれるなら、全国津々浦々飛び回り、音読を子どもたちに教えてきました。

ですが、このご時世です。全国に飛び回るのはなかなか難しい。
しかも松永さん以外にも音読を教えられる講師がたくさん全国にいたらいいのですが、それも今は叶いません。

どんな教育の悩みもいずれにせよ「言語の問題」に行き着くというのが松永さんの考えですが、個別の教育相談に答えていくうちに、多くの人が「やはり音読をしなければならない!」と気づいてくれるとうれしい。

そうして、あわよくば、全国で「オフ会」音読会を開くきっかけになり、音読会に参加した方から音読を教えられる先生がどんどん生まれてくれたらなあというのが僕たちの願いなのです。

興味のある方はぜひご参加ください。

以下が松永さんのnote。フォロー宜しくお願いします!

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