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想定外を超えていく

Gonmatus所属夢実現応援グラレコーチ®︎の八川まどかです。

前回のnoteでは「チームで仕事をする」ことについて、過去のほろ苦い経験を振り返りながら書かせて頂きました。

(結構しんどかったなぁ…と当時を振り返りつつも)書きながら、改めて気づいたことがありました。それは、辛い体験だけでなく、確かな成功体験もあったという事実です。

この2種類の経験があったからこそ、夢実現応援グラレコーチ®︎としての道を選び、進んで行くことができているのかもしれない…

今回は「想定外を超えていく」と題して、仕事人生におけるターニングポイントとなった“夢の原点“について書いてみます。

■チャンスは突然に

(写真:ケーブルテレビのディレクター時代。編集室にて)

私は以前、50人規模のケーブルテレビ局のテレビ制作部門のディレクターとして働いていました。

当時はケーブルテレビ業界第2位のグループ傘下に入っていたものの、比較的自由度の高い社風の中で、入社6年目を迎えていました。

制作業務にもほぼ慣れてきており、そろそろ他の仕事も経験してみたいな…と思っていた矢先、

「ES(従業員満足度)向上と地域貢献。この2つを満たす企画を実施せよ」

突如、社長からのオーダーにより立ち上がった社内公募プロジェクト(地域CMコンテスト)に参加することになりました。

私は、社長特命でプロジェクトの統括リーダーを任されました。

理由は、過去に「山口県ふるさとCM大賞」へ応募し、授章式イベントへ参加した経験があったからです。

作品の最終審査から受賞者の発表までの“授章式イベント“をまるっと番組化する取り組みを体感し、「いつかこんなイベントを開催してみたい」という気持ちを密かに抱いていました。

***

・CMコンテスト開催のイメージを、ある程度思い描けていたことで、自分の経験を活かすことが出来たこと。

・また、番組制作の仕事を通して日頃から地域や行政との関係を丁寧に築き上げてきたこと。

その甲斐あって作品募集から審査会、表彰式の運営まで、各所から様々な協力を得ることが出来ました。

さらに、社内公募で集まった他部署の6人のメンバーが互いに刺激し合い、「何か自分にできることはないか?」と常に試行錯誤し続けたていたこともあり、それぞれの興味関心・やりたいことを、思う存分にチャレンジをする機会に恵まれた4ヶ月。

無事にプロジェクトをやり遂げることが出来ました。

■プロジェクトがもたらしたもの

プロジェクト終了後。チームメンバーと振り返りをする機会がありました。

体験を通して感じた

・仕事への誇り

・地域への想い

・会社への愛着

このことについて、中には涙ながらに話してくれたメンバーも…

その様子に強く心を打たれた私は、それぞれの「想い」を中心に4ヶ月間のプロジェクトをドキュメンタリー映像作品にまとめようと決意。

また、当時の上司からは、グループ本部での経営者会議で成果を報告する機会を与えられていました。

このドキュメンタリー映像の一部を交えながらプレゼンを行ったところ、プロジェクトに懸けた4ヶ月間の「想い」が一気に広がりました。

1グループ会社で実施されたプロジェクトは、多くの経営層の共感を得て、全社的な取り組みへと進化することになったのです。

(写真:当時のプレゼン原稿の一部)

■夢の原点

このプロジェクトは、私の仕事人生のターニングポイントとなりました。

本気でプロジェクトへ臨み、その「想い」を丁寧に伝えたことで、様々な立場の関係者の共感を得ることができた結果、会社が動き、社員が変わる!ということをわずかでも体感することができた貴重な成功体験でした。

一連の流れを通じて

「人と人、組織、地域、情報を有機的に結びつけることによる波及効果」

「社員一人ひとりの仕事に対する想いが会社の風土を作っていく」

貴重な経験をさせてもらった私は、自然と「組織・人材開発」の仕事への興味、遣り甲斐を感じるように…

(写真:当時の取り組みは業界紙にも取り上げていただきました。非常にありがたかったです。)

残念ながら、やりたいことが見つかったその翌年。業界第1位の大手ケーブルテレビ会社による吸収合併があり、組織の中で「組織・人材開発」の仕事をするという夢は、なし遂げられませんでした。

その後は、非常に厳しい4年間を過ごすこととなりましたが、この時の辛い経験と、成功体験の両方が、夢実現応援グラレコーチ®︎への道へとつながっていったのだと思います。

(写真:ジョン・D・クランボルツ スタンフォード大学HPより)

「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」

これは、スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱した『計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)』。キャリア理論の代表的な考え方の一つです。

こうして振り返って考えてみるとほろ辛い体験も、成功体験も、行動し続けていった先に、それぞれの過程で予想外の出来事が起きていました。

自分の好き・得意・憧れ。そして興味・関心・価値観に素直にしたがって、試行錯誤を重ね続けていった結果、本物のチャンスへとつながっていったのかもしれません。

もちろんグラレコーチ®︎としての道も、まだスタートしたばかり。

これまでの経験や出会いを大切にしながら、人生という縦糸に、偶然という横糸を紡いでいくように、小さな一歩を着実に歩き続けていきたい。当時を振り返りながら、そう気持ちを新たにすることができました。

***

今回は「想定外を超えていく」と題して、仕事人生におけるターニングポイントとなったに“夢の原点“ついて、きづいたこと感じたことを綴ってみました。

ここ数年の仕事・人生を通して経験したプロセスを、丁寧に振り返って言語化していくことで、誰かの夢の実現の応援につながるかもしれない…そんな想いでこれからもnoteを書き続けていきたいと思っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

皆さんの夢の実現を心より応援しております!!

■お知らせ

6/19・7/10(土)13〜16時(全2回)『ポジティブ心理学×キャリア心理学 「ウェルビーイングなキャリアパスの描き方」』開催のお知らせです。

「あなたの優しさと励ましで、人の役に立ち、意義ある仕事をすることができます。常に学び、挑戦し、好奇心を持ち続けてください」

本文でも触れましたが、この言葉もスタンフォード大学の教授で、キャリアカウンセリング理論の先駆者的な存在でもあるジョン・D・クランボルツによるものです。

このワークショップでは、クランボルツ教授が提唱する「計画的偶発性理論」(プランドハプンスタンスセオリー)を活かして、偶然をチャンスに変える方法を知り、幸せなキャリアパスを描き、「強み」を活かした自分なりの行動を考えます。

全2回のワークショップですが、1回のみの受講も可能です。ご興味がありましたら、ぜひご参加くださいませ。

一緒に偶然をチャンスに変える方法を学んでみませんか?!

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