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子どもの入院、そして手術

長らく記事の更新が滞ってしまいました。

というのも、この三月、転職準備やら原稿の締め切りやら子どもの入院やらでてんやわんやしていたため。
ようやく落ち着いてきたと思ったらもう目の前には四月の扉。
眩暈がするような春です。

さて、数あるイベントのなかでも一番の試練となったのは、長男の入院、そして手術でした。
手術といっても、それほど重い病気というわけではなく、
アデノイド切除と扁桃摘出

アデノイドとは何か。
簡単にいえば、鼻の奥にあるリンパ組織のかたまり
これが大きくなると、鼻呼吸ができず、口呼吸になってしまいます。

ただし、これは子どもなら誰でも大なり小なりあるもので、十歳くらいには徐々に小さくなっていくもので、
今は切除するのではなく自然に小さくなるのを待つのが主流なのだとか(いくつかの耳鼻科で聞きました)。

我が家の長男の場合、三歳前後から、寝ているときのいびき、無呼吸が顕著で、
そのままにしておくと脳に酸素が十分行き届かず、今後の生活や学習に支障をきたすのでは、と思われました。

しかし、どの耳鼻科にいっても、
「アデノイドは確かに大きめだけど、よくわからない」
と言われ、アレルギー系の薬ばかり出され、アデノイドの検査はなかなかしっかりやってもらえませんでした。

そうはいっても、鼻詰まりの症状は改善せず、呼吸は苦しくなる一方です。

そのとき、通っていた耳鼻科の非常勤の先生に紹介状を書いてもらい、大学病院で検査を受けることができました。
検査を受け、すぐに手術が決まり、約三ヶ月待ち、ようやく今月に手術。

たった一時間の手術、一週間の入院とはいえ、長男はまだ四歳です。

もし、手術が失敗したらどうしよう。
もし、手術中に大地震が起きたらどうしよう。
もし、麻酔から目を覚まさなかったらどうしよう。

後から考えれば滑稽なほど、親としては恐怖と不安でいっぱいでした。

長男は、手術を立派に乗り越えました。
術後は痛みでしばらく何も食べられない生活が続いたそうです。
ママが付き添いましたが、本当によく頑張ったと思います。

一方、家に残ったパパ(僕)と次男(一歳半)。
一週間の二人暮らし。
こっちはこっちで、濃厚でした。

手術のおかげで、長男の睡眠はかなり改善しました。
夜を穏やかに過ごせることで、健康、集中力、精神状態など、どれもこれも驚くほど良くなりました。
今は、手術を受けて本当によかったと思っています。
もし、子どものいびきや無呼吸などで悩んでいる方は、それが看過できないほどひどければ、一度検査してもらってもいいかもしれません。

ともかく、長男が退院して、いつも通りの笑顔を見せてくれる。
それだけで、生きていてよかったと心から感じる、育休最終盤のパパでした。

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