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色々な意味で個性的な間借りスリランカカレーと私:かれはん食堂@新宿御苑前

こんにちは。
都内在住、スパイスカレー大好きなマドイと申します。

今回も前回と同じく、新宿の間借りカレー屋さんをご紹介します。
しかし、今回ご紹介するカレー屋さんは、ちょっと……いや、だいぶ変わっています。その名は「かれはん食堂」さん。
前回ご紹介した「spicehut」さんは平日ランチタイムの営業でしたが、かれはん食堂さんは、毎週金曜日のランチタイムのみ営業する間借りスタイルです。
金曜日のみと聞くと、その希少性でさらに気になってしまうものです。
たまたまお店のチラシを見かけて以来、地味に気になっていたのですが、行ける機会が訪れるまで少し時間がかかりました。ネットで「かれはん食堂」と検索してみると、わかるようなわからないような情報がいろいろと出てきます。お店……というか、かれはん食堂が所属?しているカレーハンター協会という、ちょっと(いや、かなり?)怪しげなFacebookページが存在しており、そこからランチの予約ができるらしいということはわかりました。
(予約をしなくても食べられますが、予約なしだと売り切れの場合もあるそうです)カレーハンター協会には、カレー☆ハンターという名称の方が所属しており、さらに1号や2号などが存在していて、時には海外(スリランカなど)でカレー修行をしたりしているらしいのですが……。
あまりココを深堀りしていくと、収集がつかなくなりそうなので、今回はかれはん食堂さんのカレーの話だけをしたいと思います。
(気になった方は「かれはん食堂」や「カレーハンター協会」で検索してみてください……)

店舗は外にある階段を降りた地下1階の、さらに一番奥の扉の先にあるのですが、夜はポールダンスや展示会など様々なイベントにも使用されている「Gyoen ROSSO 198」さんというライブバーだそうです。お店の場所だけでもう若干ハードルが高いというか、ちょっと入りづらい感じを醸し出しています。が、しかし。そこに美味しいスパイスカレーがあるのならば、行かずにいられるわけがありません。ドキドキしつつ、扉を開けると……さらに面食らう光景が。おそらく、カレーハンターの1号さんと2号さんたちが接客をしてくださるのですが、頭に食品サンプルのカレーを被った状態なのです。お店のチラシイラストにも、彼ららしき人物が頭にカレーを載せている様子が描かれており、ネット検索した際にも、頭にカレーを載せた写真を見かけました。ですが、まさか接客時にも被っているとは思いませんでした……。
ちょっとした衝撃を内心に抱えながらも、注文をしてから席へ通されます。
メニューは、シンプルかつ潔く「スリランカワンプレート ライス&カリー」だけのラインナップなので、当然ながらそちらを注文。お店は普段ライブバーなので、ソファやテーブルは夜の店仕様。若干……どころか、かなり落ち着かないのですが、これも美味しいカレーのため。ポールダンスに使うポールがあったり、絵が飾られていたり。いつも行くカレー屋さんの店内の様子とはかけ離れた光景に、ついキョロキョロと見回してしまいます。
そうこうしていると、カレー☆ハンターさんが気さくに話しかけてきました。普段、お店の方に話しかけられることがあまりないので、若干キョドりつつ会話をしていくと……お店のチラシを手渡し、カレーの解説を丁寧にしてくださいました。カレーハンター協会などのページを見ていると「カレー談義がしたい」とも書かれていたので、こういうことか!とぼんやり思いました。(以前は高円寺でもお店をやっていて、当時からお客さんたちと熱くカレーを語っていた様子)

そんなこんなで、注文していたカレーにやっとご対面。色鮮やかで、非常に食欲をそそられます。中心にはスリランカ式チキンカレーがドン!と鎮座しており、その周囲をパリプ(レンズ豆のカレー)、旬の野菜カレー、ポルサンボル(ココナツふりかけ)、季節の野菜のマッルン(ココナッツと野菜のスパイス炒め)、サンボル(スリランカ式サラダで、レモンとスパイスの香りで爽やかに辛い)、パパダン(豆のおせんべい)、ゆで卵(揚げてある)が賑やかに囲んでいます。そして、今回私は追加別皿のビーフカレーも注文していたので、さらに豪華な状態に。キレイな状態のお皿を少しずつ混ぜ合わせ、味の化学変化を楽しみながら、どんどん口へ運んでいきます。チキンカレーは胡椒がアクセントになっており、スープ状でさらりとしています。そして辛いけれど、私には程よい辛さです。ビーフカレーはゴロゴロと大きく切ったお肉が入っていて非常に豪華!お肉は食べやすい食感で、辛さもやはり程よく、プレート上に追加して混ぜるとさらに味変が楽しめました。

食べる前の情報量が半端なく、尻込みしてしまいそうになりましたが、来てよかったと思える美味しさに大満足です。Facebookのページをよく見返してみると、「スリランカの最高級5つ星ホテルの一つである、マウント ラヴィニア ホテルの総料理長にみっちり教え込まれた本格スリランカ料理です」の文言が。そこからさらにカレー☆ハンター1号さんが研究を尽くし、日本人の舌に合うように調整をしたとも書かれています。これはもう、美味しさに大納得するしかありません。

金曜日ランチの選択肢に、美味しくて(色々な意味で)個性的なスリランカカレーが加わりました。

■かれはん食堂さん:http://curry-hunter.jp/
■挿絵担当:ぺんぺんちゃん https://twitter.com/penpenta_0101

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