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未知なるビリヤニとの出会いと私:エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター@高円寺

こんにちは。
都内在住、スパイスカレー大好きなマドイと申します。

さてさて、今回はちょっと番外編です。
いつもはスパイスカレーやスパイスカレーのお店について書いているのですが、今回は美味しいビリヤニを食べた日のことを書きます!
ビリヤニを知らない方は、急に何を言い出したのかと思うかも知れませんが、カレーとビリヤニは私の認識では親戚のようなものなので、今回このスパイスカレーコラムに登場させてしまいました。
簡単に言えば……ビリヤニというのは、インドのスパイス混ぜご飯的な料理です。具材はお肉だったり海鮮類だったりと様々ですが、スパイスの香りが食欲をそそり、病みつきになる美味しさがあります。

私がビリヤニを知ったのは、新高円寺にある「本格ネパール・インド料理サラムナマステ」さんのお店のツイートが、Twitterでバズっていたからでした。調理法が違うビリヤニを「うそビリヤニ」と呼び、正しい調理法のビリヤニを「ほんとビリヤニ」と呼ぶ言葉遣いや、一斗缶入りのビリヤニを作るなど、キャッチーすぎるツイートの数々に私は魅了され、いつか「ほんとビリヤニ」を食してみたいと思っていたのです。

しかし、その機会がなかなか訪れないまま、2020年の春を迎えていたのですが……。(ツイートがバズったのは2018年)
なんと、以前から気になっていたスパイスカレーの系列店が高円寺にできる上、ビリヤニを推しているとのこと。ここまで来てサラムナマステさんに行かないのかよ!という話もありますが、私的な行動を起こす取っ掛かりが、たまたまこのお店のオープンだったのです。
そんなこんなで、美味しいビリヤニを食べるため、高円寺にオープンした「エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター」へ赴くことになったのでした。こちら、お店の名前からして思いっきりビリヤニを推しています。
元々、同系列の「エリックサウスマサラダイナー」さんという渋谷にあるお店が気になっていたのですが、なかなか渋谷方面へ行く用事がなく、今回高円寺に系列店が新規オープンすることを聞き、腰を上げた次第でございます。

とある小春日和。自転車を漕ぎ、いざ高円寺へ。
ご存知の方は多いかもしれませんが、高円寺ってスパイスカレーのお店が凄く多いのです。隙あらば高円寺へ行きたいほどには気になるお店が多いので、ちょこちょこカレー目当てに訪問しております。
しかし今回のお目当てはビリヤニ。どうにか迷わず到着すると、オシャレな緑色の看板が目に入ります。外に写真付きでメニューが大きく掲示されているのもありがたい!扉にオシャレな模様があったり、ガラス張りになっていて店内が見れたりと、流石オープン仕立てという感じ。
いそいそと店内へ入り、テーブル席ゾーンを通って奥のカウンター席へ。
こちらのカウンター席は壁に向かって一列に配置されているので、人見知りさんでも気兼ねなく食事に来ることが可能です!
オープン仕立てなので、テーブルも内装もピカピカ。ドキドキしながらメニューを見ます。ビリヤニ専門店というわけではないので、メニューにはスパイスカレーもあります。カレーも凄く美味しそうなのですが……今回はビリヤニ!エリックチキンビリヤニとマトンキーマビリヤニをハーフ&ハーフで注文。ビリヤニは炊く必要がありますので、若干時間がかかるのですが……こちらのお店、炊き待ちセットなるものが存在します。
炊きあがるまでの時間は大体20~30分程度。
その間、500円で前菜的に3種類のおつまみ的なものを頂けるというもの。
マリネやピクルスなど、とても魅力的だったのですが……。今回は人生初ビリヤニを空腹の胃袋に叩き込みたかったので、注文しませんでした。
(次行く際はぜひ食してみたい)
そんなこんなでビリヤニが炊きあがり、ワクワクのご対面です。
まずお皿に盛られた2つのビリヤニの山に目が行きます。チキンの方には骨付きの手羽元が1本ドーンと乗っていて、ボリューミー!
マトンからは羊肉特有の美味しそうな香りが。そしてビリヤニの上に置かれたのは、ビリヤニグレイヴィ(ビリヤニのおいしさを更に引き立てるカレーソース)と、ライタ(口直しとして欠かせない刻み野菜入りヨーグルト)です。ビリヤニセンターさんには2種類のビリヤニグレイヴィがあるのですが、今回注文したチキン&マトンビリヤニにつくのは、ナワブチキングレイヴィ(チキンの旨味とナッツのコクをクリーミーに仕上げたリッチなおいしさ)です。何もかもが初めてなので少し緊張しつつも、スプーンでチキンビリヤニをひと口含んだ瞬間、チキンの旨味とスパイスの香りがいっぱいに広がります。ビリヤニには、バスマティライスというインドの細長いお米が使われているのですが、程よくパラリとしています。けれど決して不快にパサつくことはなく、美味しい出汁と旨味がしっかりお米に染み込んでいる感じ。マトンの方もすかさずひと口。マトン独特の香りが鼻をつくのが堪りません。キーマなのでひき肉が使われており、お米と上手く混ざり絡んで、いい具合です。ビリヤニグレイヴィとライタは味変として、合間合間に少しずつかけていただきます。
もちろん、そのままでも十分美味しいビリヤニなのですが、ソースで変化を持たせることで、味に飽きる暇など一切与えません。
「ほうほう、こんな味になるのか」「じゃあ、もうちょっと混ぜてみたらどうなるのか?」などと思いつつ、どんどん食べ進めていくうちに、気づけばお皿は空っぽに。一抹の寂しさを抱えながらも、心もお腹も大満足。
生まれて初めてのビリヤニ体験は、大変有意義なものとなったのでした。
チキン&マトンキーマ以外にも、鯖や骨付きマトン、ベジタブル&パニール(チーズ)など、まだまだ気になるビリヤニメニューはあるし、カレーメニューも気になる。
今度は炊き待ちセットも食してみたいし……などと考えれば、再訪は避けられない運命なのでした。
(訪問日:2020.04.04)

■エリックサウス 高円寺カレー&ビリヤニセンター:https://enso.ne.jp/erick-koenji/
■挿絵担当ぺんぺんちゃん: https://twitter.com/penpenta_0101

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