小学校教員5年目のための、体育の時のほめほめ大作戦
みなさんはどのような体育の授業をしていますか?
私は運動が苦手なこともあり、体育の指導に関しても苦手意識を持っていました。また、校庭や体育館で行うので広くて子ども達を全員見ることができていないな…と感じることがよくありました。
つい技能が優れている子に目が行きがちで、それ以外になかなか目が行き届かず、技能以外の成績をつけるのにも苦労しました。そこで、子ども達をほめることで技能以外にも子ども達をよく見られるようにしました。
どんな時に褒めたらいいのかを私の経験をもとに具体的にあげました。
・技能の向上が見られた時
もともとできる子はもちろんほめますが、今までできなかった技ができた時にはたくさんほめてあげましょう。
・準備、片づけがしっかりできた時
ハードル、カラーコーン、ボール、マット…体育の授業ではいろんな用具を使いますよね。しっかり準備をしている子もいれば、ぼーっとしてしまう子も。積極的に準備、片づけをしている子をほめれば次回からみんなで協力してできるようになります。
・安全面での配慮ができた時
体育の授業では怪我が多いですので、安全面に気をつけられた子をほめてあげると次回からみんなが気をつけるようになります。
・友達への応援ができた時
球技では自分たちのチームの試合がない時間があります。その時に友達のいいプレーを見て声をかけていたり、応援している子がいたらほめてあげましょう。
・失敗した友達をなぐさめられた時
試合で負けてしまうと失敗した子を責めてしまう子がいるかもしれません。でもそんなとき、なぐさめている子がいたらほめてあげましょう。
これでもほめる場面が見当たらない子がいたらどうするか。ほめる理由をこちらで作ってしまいましょう。職員室にあるストップウォッチや巻き尺、タイコなどを取りに行ったり、片づけたりしてもらうのです。
授業の最後に「ありがとう、おかげでいい体育の授業ができたよ。」と一言伝えるのです。
以前、学級担任を持っている時、私がタイコやストップウォッチを持っていると「先生、僕が持ちます。」と言ってくれる子がいました。そのあとはもちろんお礼を言ってほめました。
次の時にはまた別の子が声をかけてくれるということもありました。そしてそれは体育の授業だけでなく、他の教科の授業でも見られました。
体育の授業での小さなことが日頃の学級運営にもつながっていくと感じました。ぜひ、ほめほめ作戦使ってみてくださいね。
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