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従業員リサーチナレッジ

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従業員満足度調査(ES調査)やコンプライアンス意識調査など、従業員を対象に行う「従業員リサーチ」を実施、強化される企業が増加しています。 当連載コラムは、マクロミルが持つ従業員リ… もっと読む
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記事一覧

【後編】「eNPS®マップ」で従業員エンゲージメントを可視化する

前編では、従業員エンゲージメントを測定する指標「eNPS®(Employee Net Promoter Score)」と、それを可視化するためにマクロミルが独自開発した「eNPS®マップ」の概要・考え方についてご紹介しました。後編では、「eNPS®マップ」にスコアをプロットしたら、どのようなことがわかり、改善施策を検討できるのか、詳しく解説していきます。 ▼前編はこちら 1. eNPS®マップで明らかにできることeNPS®マップを使うと、企業と従業員のエンゲージメントの度

【前編】従業員エンゲージメントを測定する「eNPS ®」とは

近年、企業と従業員との間の信頼関係を図ろうと注目されている「従業員エンゲージメント」。従業員エンゲージメントとは、従業員の一人ひとりが企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲を指します。 従業員エンゲージメントが向上すると、離職率の低下やサービスクオリティの向上し、業績の向上に寄与すると言われており、米国の建設機器大手キャタピラー社では、従業員エンゲージメントを高める施策によってエンゲージメントスコアを8%改善、売上は300%も伸長したという

最新!今後の働き方に関する調査レポート/従業員リサーチナレッジ

新型コロナ感染拡大以降、国からのテレワーク推奨によって大きく変化したビジネスパーソンの「働き方」。働き方の変化による従業員意識を把握するために、「従業員リサーチ」を実施する企業が増加しました。 最近では新型コロナの感染状況がやや落ち着きを見せ始めていますが、「働き方」について、今どのように考えられているのでしょうか。今回は、企業の従業員リサーチやHRを担当する方への参考情報として、リサーチ結果をご紹介したいと思います。 当連載では、企業が従業員向けに実施する調査のナレッジ

【従業員のホンネとは?】従業員満足度調査に取り組む企業への好感度

「従業員満足度調査」については、厚生労働省も実施を推奨しています。同省の『今後の雇用政策の実施に向けた現状分析に関する調査研究事業』において、企業による雇用管理改善が生産性向上・業績向上に効果的であるとして、魅力ある職場づくりへの取り組みを推進しています。こういった推進もあり、これまで大企業を中心に実施されてきた従業員満足度調査が、様々な企業で実施されるようになりました。 当連載では、これまで企業が従業員向けに実施する調査のナレッジやノウハウをお伝えしてきましたが、今回と次

調査結果を従業員へフィードバックする方法~DXによる効率化~/従業員リサーチナレッジ

今回は、従業員リサーチにおける調査結果のフィードバックについて解説します。 会社の規模が大きくなればなるほど閲覧人数が増え、当然、部署数も増えるため「部署毎に分析したい」「自部署の情報を他部署へ共有したくない、見せないようにしたい」などの要望もでてくると思います。しかし、部署毎にレポートを作成してそれぞれに展開するとなると、ご担当者様の作業負荷がとても高くなってしまいます。 かといって、膨大なデータを全従業員に全て展開してしまうと、従業員は必要な情報の取捨選択ができず、情報量

アンケート告知メールの書き方のコツとテンプレートを紹介!/従業員リサーチナレッジ

従業員へのアンケートの告知メール文面に迷っている方必見! これまでにマクロミルがサポートした企業様の従業員リサーチの告知文を参考に、マクロミルがオススメしたいアンケート告知での伝えるべき項目やポイント、例文などをご紹介します。お好みで組み合わせたり、言いまわしを変えたりしながら、告知文作成の参考にしていただけたらと思います。 1.回収率アップのコツ「アンケートの目的は具体的に」 これまでにサポートしてきたさまざまな企業様の従業員リサーチのほとんどのアンケート告知メールに、

【事例から読み解く】設問は何問くらい? 自由記述設問が多いと回答率は下がる?/従業員リサーチナレッジ

「せっかくだから、これも一緒に聞いてよ。」 こんな声が聞こえてくるのは従業員リサーチを実施する時の“あるある”ではないでしょうか。担当するご自身でも聞きたいことがあるし、周りの方からもせっかくの機会にあれも聞きたい、これも聞きたい、と要望が出てくることかと思います。 マクロミルのお客様が実際に行った従業員リサーチを例に、実際に何問くらいで実施されているのか? また、回答する側からすると手間の掛かる「自由記述設問」が多いとアンケートの回答率に影響するのか? について明らかにして

従業員にストレスを感じさせない調査仕様とは?/従業員リサーチナレッジ

みなさんはアンケートの回答で、「想像以上に回答に時間がとられた」、「回答途中で最初からやり直しになった」など、イライラした経験はありませんか? せっかく回答しようとしてくれた従業員が、これらの理由で回答を後回しにしたり、いい加減な回答をしたり・・・となっては、せっかくの施策がもったいないですし、正しいデータを取得するのが難しくなってしまいますよね。今回は、従業員リサーチを実施する時に、このようなストレスを減らし、回答しやすくするための工夫をご紹介します。 従業員リサーチを行

従業員へのリマインドはいつが良い?成功企業から学ぶ効果的なタイミング /従業員リサーチナレッジ

「全ての従業員に回答して欲しい!」 これは企業のご担当者様、みなさん共通の想いかなと思います。会社としては、できるだけ多くの従業員の声をもとに経営やコミュニケーション施策に落とし込みたいですよね。 この記事では、回収率アップに効果がある方法の1つ、未回答の従業員への「リマインド」について、その効果の事例をご紹介します。 平均的な回収率や回収率向上のための取組み全体像については、別記事「従業員リサーチの回収率をアップさせるテクニック」でご紹介していますので、気になる方はぜひあ

定点調査を時系列比較したいが、調査の仕様変更もしたい。そんな時どうする?/従業員リサーチナレッジ

新型コロナ影響で働き方が変化する中、従業員による会社への評価を定点観測によって的確に把握し、意思決定することが重要になっています。今回はそんな「定点調査」のポイントやお悩みについて解説していきたいと思いす。 1.多くの企業が従業員リサーチを定点調査で実施する3つの目的マクロミルではさまざまなテーマの従業員リサーチをサポートしますが、そのほとんどが「定点調査」です。定点調査とは、ある一定期間ごとに同じ質問の調査を行なうことで、回答傾向の変化を測り分析することです。 従業員リサ

アンケートから途中離脱させない調査票設計ポリシー/従業員リサーチナレッジ

アンケートでは、意外に途中離脱が多いことをご存知でしょうか? みなさんも経験があるかもしれませんが、アンケートを進めていくと、回答しづらい、設問数が多いなど回答途中でやめてしまう人(途中離脱者)がいます。アンケートの主催者側としては、1サンプルでも多く回収したいですよね。今回の記事では「途中離脱」についてナレッジを共有いたします。 1.途中離脱はどれくらい発生?設問数が多いほど増える結果に マクロミルで実施された企業様の従業員リサーチ全体の約80%で、実際に途中離脱が発生し

従業員リサーチでSDGs?ペーパーレス化に対応/従業員リサーチナレッジ

皆さんの会社の従業員リサーチは、紙のアンケートへの記入、それともWebアンケートでの入力、どちらで実施されていますか? 過去には、従業員リサーチのほとんどが紙で実施されていました。しかし、紙の場合、印刷やデータ入力にかかるコストの発生やスケジュール長期化といった課題がありました。 また最近ではSDGsの観点からペーパーレス推進の波もあり、アンケートを紙からWebに切り替えたいというご相談が増えています。しかし、インターネットに繋がる社用の端末や、メールアドレスを保有していない

「記名?匿名?」調査会社オススメの実施方法/従業員リサーチナレッジ

マクロミルでは、クライアント企業の従業員リサーチをご支援する際、大きく2つの実施方法をご用意しています。従業員様全員に対してアンケートに飛ぶための共通したURLを案内し、従業員の誰が回答しているかわからないよう匿名性を担保する方法と、社員番号などのID入力でログインいただく方法と、大きく2つです。 しかし、社員番号などを入力させる方法の場合、企業の従業員リサーチのご担当者様から、「個人が特定されるのでは?」と従業員が不安になり、質問に対して正直に回答してくれないかもしれない・

従業員リサーチの回収率をアップさせるテクニック/従業員リサーチナレッジ

調査を実施するうえで「回収数」は気になるポイントですよね。 マクロミルでサポートする調査案件でも、お客様から「回収数を上げたい」というご相談を多くいただきます。今回の記事では、そんな「回収数」にまつわるナレッジをお伝えします。 1.従業員リサーチの回収率、平均はどれくらい?従業員リサーチの実施されるご担当者様から、回収率についてよくお問合せをいただきます。ほとんどの企業様が100%の回収を目標にしていると思いますが、実際はどれくらいでしょうか? 今回はマクロミルで実施いただ