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この記事では、主に品質工学や統計学、クリティカルシンキングや評価方法に関するマンガなど…

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この記事では、主に品質工学や統計学、クリティカルシンキングや評価方法に関するマンガなどをアップしていこうかと思います。YouTubeでも公開中! たまに思い立ったことをまとまりもなく記事にしたりします。 (^^;

マガジン

  • そもそも品質工学 f(1話~継続中)

    そもそも品質工学シリーズの最新話! 旧作より丁寧に、わかりやすく、初心者に向けて!

  • あなたは価値に支配されている

    人が行動を起こすとき、それは全て「価値」によって引き起こされています。 その「価値」とは?そんなことに焦点を当てたお話です。

  • 品質関係こぼれ話

    メインストーリーとは少し離れた話などです。番外編?

  • 品質工学指導者のゆううつ

    品質工学を教える、伝える側の苦労や心情、考え方や小話をなんかをマンガにしてお伝えします。

  • 品質以外のお話

    Excel VBA アンケート分析 その他、品質関連に入れられない随筆などをこちらにまとめてます!

最近の記事

そもそも品質工学f 視点を広げる(101)

プレス機の評価も大詰め! わたる君はゲーム内で何に気が付いたのか? そして、クミちゃんは何に気が付いたのか? 今回のキーワード「見たいものしか見えてない」 人間ってのは、自分に都合のいいモノしか見えないし、都合のいいことしか聞きません。 答えが目の前に転がっていても、それに気が付けないのです。 じゃぁ、どうすれば気が付けるようになるのか? それは、様々な角度から見るコト。 そして、高い位置、低い位置からみること。 近くから見ること、遠くから見ること。 そして、見えて

    • そもそも品質工学f 視点を変える(100)

      記念すべき、フォルテシリーズ第100話! でも、通常運転ですw 現場を見るってのは大事。 クミちゃんは、何かに気が付いたみたいですね。 バームクーヘンって何だろ? というか、わたる君みたいなシチュエーションになったことあります。 何をやっても、どうデータをいじくりまわしても、何も出てこない。 再現性もない。傾向もさっぱり。 きっと、視点が最適化って方ばかりに向いていたんだと思います。 自分の決めた評価方法の穴に目が向いていない。 評価の問題点は何か? これに目が向いて

      • そもそも品質工学f プレス機の評価(99)

        プレス機って見たことあります? 最近テレビなどでもよく紹介されて…ませんよね。(^^; あの、ガッチャンガッチャンいいながら、金属板を変形させる機械です。 でっかいのも、海外工場でみたことあるのですが、 「あー、この装置やばいな。人間なんて簡単につぶせる…」 って思いました。 正直、結構怖いです。 わたる君が、あれやって、失敗して、これやって失敗して… 全然前に進まない まさに、スプリングバックw こんな感じで何度もやり直す羽目になるなら、最初からしっかりと考え

        • そもそも品質工学f 数字遊びには興味は無い(98)

          このタイトルは、田口玄一先生が言った言葉です。 さぁ、その本意とは? 最強の武器があれば、それは主効果ですね。 どんな敵でも、一刀両断できるなら。 でも、実際には状況に合わせて武器を変える必要がある。 剣、斧、槍、弓、魔法… もちろん、変えられないという場合もある。 敵が何かわからないという場合もある。 とすれば、どんな武器で攻めますか? どんな敵でも、それなりのダメージが出せるもので攻めますよね? それを探すのが、パラメータ設計です。 最大火力は出ない。 そんな

        そもそも品質工学f 視点を広げる(101)

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        • そもそも品質工学 f(1話~継続中)
          100本
        • あなたは価値に支配されている
          19本
        • 品質関係こぼれ話
          13本
        • 品質工学指導者のゆううつ
          3本
        • 品質以外のお話
          11本
        • そもそも品質工学 第3期(全話)
          52本

        記事

          そもそも品質工学f 科学と技術と工学(97)

          ATM真技会ですねー 品質工学おたく…いや、品質工学技術者があつまると、品質工学談話に花が咲く… 一般人には、何を言っているのかさっぱりわからないかもw 考える力って、どうしたら身に付くのか? それは、考える練習をたくさんすることですよね。 私は、子供のころからパズルが好きでした。 知恵の和とか、15パズルとか。 15パズルって、どうやっても並べ替えられない状態があるんですよね。 それはいったいどういった時か?なんてのを小学生の時に調べてました。 電卓なんかも、大好

          そもそも品質工学f 科学と技術と工学(97)

          そもそも品質工学f 警官を増やせば、犯罪は減るか?(96)

          設計者と評価者が一緒なのは、警察と泥棒が一緒なのと同じっていったことがありますが、今回は別な話。 検査員を増やした場合、いったいどうなるのかな? それは不良が減るのかな?品質は向上するのかなー? 警官と犯罪数の例で考えてみましょうか~ やっぱり、社会としてのロバストネスを高めるのが、もっとも安上がりな気がする。 犯罪が発生しにくい社会にする。 そうすれば、警官が少なくて済む。 犯罪が発生しにくい社会って、不良品が発生しない工程って言い換えができそうです。 社会の良

          そもそも品質工学f 警官を増やせば、犯罪は減るか?(96)

          そもそも品質工学f 見えると気が付く(95)

          クリスタルソードを見て、いったい何に気が付いたのか? これと、接着剤の評価って、何がつながるのか? なぜグラフにするのか? それは、現象を見えるようにするためです。 人間は、相対比較がとても得意な生き物です。 2つの違いを結構精度よく見つけられます。 しかし、1つだけ与えられて、 「おかしい所はないですか?」 と言われても、何も気が付けません。 だから、2つ用意して、その違いを視覚的に表す。 それこそが、グラフ化する目的です。 対象をよく見るというのも、同じことです

          そもそも品質工学f 見えると気が付く(95)

          そもそも品質工学f 塗布状態をどう測るか?(94)

          接着剤ではなく、接着剤を塗布する方の問題ではないかと、視点を広げてみたわたる君。 さて、問題の本質に1歩近づけたのか!? 実験が1回で上手くいくわけがない。 実験をする中で、色々な問題にぶつかり、そして気が付く。 「この方法じゃダメだ」と。 これが、いい経験であり、経験から学ぶということ。 悪い経験は、何も学ばないこと。 1回で成功した時なんか、ほとんど学ばない。 だって、想定通りだったということでしょ? つまり、経験の世界と、実際の世界が同じだった。 なにも、新しい

          そもそも品質工学f 塗布状態をどう測るか?(94)

          そもそも品質工学f 見えてない本質 (93)

          目の前に答えがあったのに、なぜその時に気が付かなかったのか? 違和感を感じていたのに、なぜ無視してしまったのか? ニュースで雨が降るって言ってたのに、傘を持って行かなかった 変な異音がしていたのに、無視して加工を続けた そんな経験はありませんか? 実際に剥がれた製品が目の前にある。 問題となった実物がある。 でも、何が問題なのがかわからない。 見えているのに、原因が見えない。 言われれば、「あ、そういうことね」となるけど、それに気が付けない。 こういうことに気が付

          そもそも品質工学f 見えてない本質 (93)

          そもそも品質工学f 信号因子は1つじゃない (92)

          いつも、何か気が付くのはゲームの中だね!わたる君w ゲームをしていても、頭の片隅で仕事のことを考えているってことかも? 昔、信号因子を何にしたらいいかわからないって相談した時に、「制御因子の中で、感度が高く、水準間でSN比の差がないものを信号因子にしなさい」って言われたことがあります。 本来は、技術的観点から、お客様がコントロールする因子を信号因子にするべきです。 でも、開発段階で、何を使ってコントロールすればいいか検討している状態なら、そういう考え方もありかなと思いま

          そもそも品質工学f 信号因子は1つじゃない (92)

          そもそも品質工学f エネルギー視点(91)

          背反特性のある特性値に打つ手なしのわたるくん いったいどうやって解決まで導くのか? 接触していないと摩擦は生まれない。 そして、摩擦力は、荷重に比例する。 でも、後をつけないためには、無荷重で送る。 はい、無理な話です。 若いころに、ローラー以外でフイルムを送ればいいじゃんって、本気で思っていました。 え?どうやるかって? 紙をつまんで引っ張ればいいかと。 目的は、フイルムを移動させること。 ローラーはそれを実現させるための手段の1つにすぎない。 そういった、一段

          そもそも品質工学f エネルギー視点(91)

          そもそも品質工学f 背反特性 (90)

          新しいテーマですね。 先輩が何か困っていそうです。 それを、まるっとわたる君へパスをする~w モーターの回転数を上げれば、騒音が出る。 熱量を高くすれば、よけないところまで溶ける。 そんな背反特性ばかりです。 これは、交互作用ですよね? 何と、何の交互作用でしょう? 制御因子?誤差因子?それとも出力との交互作用? さぁ、あなたなら、どう評価しますか? フイルムを変形させるエネルギーはいらないエネルギー でも、おさえないとフイルムは滑って送れない。 いや、これ、結構難

          そもそも品質工学f 背反特性 (90)

          そもそも品質工学f 理解できないという違和感(89)

          これ、実話なんですよね… まぁ、このマンガはほとんど実話なんですけどねw この発表資料が回覧されてきて、目を通した時にまったく理解できませんでした。 だって、排気ガスを、再びエンジンに戻しているって感じでしょ? 「イミガ ワカラナイヨ…」って感じでした(==; 日本語としては読めるのですが、ストーリーがまったく頭に入ってこない。 「いったいこれはどういうことだ?」って小一時間、悩んでました。 で、後はマンガの通り。 評価尺度が間違っていると、こうなるんだなーって

          そもそも品質工学f 理解できないという違和感(89)

          そもそも品質工学f 装置の健康診断(88)

          いつも実験をする前に相談してくれって言ってるのに、相談しないで勝手にやってしまうわたる君。 こってりとCI03に怒られた後に、三現主義で現場を見に行くことに… たまに、とんでもない技術を持った人がいるんですよね。 ポンチ絵の図面だけで、さくっと治具を作ってくれる人とか。 音を聞いただけで、問題点を特定するとか。 天気や湿度を肌で感じて、装置の条件を良い状態に持っていくとか。 一体、なにを感じているのですかね? まぁ、それこそ、経験のたまものなんでしょうね。 一朝一夕で身

          そもそも品質工学f 装置の健康診断(88)

          FALLって映画を見て、問題を解く際の知識の価値を再認識した

          珍しく、いつもの品質とか、価値とか、そういった話じゃないです。 アマゾンプライムビデオでやってたので見てみた。 ネタバレを含むので、まだ見てない人、ネタバレをされたくない人はここでブラウザバック。  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓ さて、正直、登るまではいい映画だと思った。 すごいスリル満点だし、観ている自分は安全な場所にいるのに、とてもドキドキする。 映像と音楽の効果ってすごいなと思いました。 問題は、登り切った後。 ハシゴが崩れて、降りる手段を無くす。 鉄塔が高

          FALLって映画を見て、問題を解く際の知識の価値を再認識した

          そもそも品質工学f 絵にかいたようなダメ実験 (87)

          直交表L9で、品質特性を測った実験。 もう、中身を見るまでもない… でもね、それで結果がでる場合もあったりするのですよ。 元の技術レベルが低い場合とか。 さぁ、わたる君のテーマの場合はどうかな? 自分が分析部隊だからって、現場を見なくていいなんてわけないです。 最近は、ビックデータだとか、AIで分析だとか、データサイエンティストだとか言われていますが、現場を見ない人が多すぎる! 別な部門が集めたデータだとか、報告資料を見て、わかった気になってる。 そんなので、わかる

          そもそも品質工学f 絵にかいたようなダメ実験 (87)