FALLって映画を見て、問題を解く際の知識の価値を再認識した
珍しく、いつもの品質とか、価値とか、そういった話じゃないです。
アマゾンプライムビデオでやってたので見てみた。
ネタバレを含むので、まだ見てない人、ネタバレをされたくない人はここでブラウザバック。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
さて、正直、登るまではいい映画だと思った。
すごいスリル満点だし、観ている自分は安全な場所にいるのに、とてもドキドキする。
映像と音楽の効果ってすごいなと思いました。
問題は、登り切った後。
ハシゴが崩れて、降りる手段を無くす。
鉄塔が高すぎて、スマホは圏外。
あるのは、15mのロープ。
18mほど下にある、途中に引っかかったリュック。
リュックの中には、ドローンと水がある。
さて、どうやってここから抜け出すか?
この問題をどう解くか?
まず、彼女たちの取った行動から説明しよう。
1)鉄塔の下はスマホの電波が入っていた
だから、スマホを靴の中に入れ、クッションとしてブラジャーで包んで、下に落とす。
→ これは失敗したらしい。さすがに地上600mの高さから落としたら、靴ぐらいのクッションじゃどうにもならない。
終端速度まで行くでしょう。コンクリートに穴が開くぐらいの衝撃になるはず。
2)18m下の方に引っかかったカバンを取りに行く
→ ロープが15mと短く、届かない。
一人の女性がロープから手を放して、カバンを取ったが、今度はロープに手が届かない。なんとか、カバンだけをロープにひっかけることには成功するが…?
3)ドローンを近くの町まで飛ばす
→ 近くまで行ったが、トラックにぶつかって、粉々になる。
中に入っていた手紙にも気がつかず。
まぁ、ざっとこんな感じ。
映画の中で、どうやって解決したかは、伏せておきます。
<自分なら、この問題をどう解くか?>
この後半部分、観ていて「問題解決の方法を知らないのか~」と思ったわけです。
いや、知識が無いのかな?
そういう人物設定なのかもしれませんが。
まず、
「これから鉄塔に登るよー、夜になっても音沙汰無ければ、警察に連絡入れてね~」
って事前にSNSに投稿しておけばいい。
何万人もフォロワーがいるみたいなので、1人ぐらいは連絡入れるだろう。
それをしたらストーリーが台無しだけど。
さて、スマホを電波の届く下まで運ぶというのは、悪くない。
ただ、落とすというのはダメだ。
粉々になる。
なんとか、ゆっくりと下まで運べればいい。
そう、ドローンがあるじゃん。
ドローンにスマホを地上まで運ばせればいいじゃん。
でも、ドローンは18m下にあるカバンの中。
どうやってリュックを引っ張り上げるか?
なんで、人間がカバンを取りに行かないといけなかったのか?
ロープが短いから?
15mしかないもんね。
18m下までは届かない。
服があるじゃん
ズボンもあるじゃん
靴の紐があるじゃん
落ちないように鉄塔に巻き付けた分のロープの長さがあるじゃん
さらに、フックもあるじゃん
つなげれば、20mぐらいの長さになるでしょ?
ロープに、紐や服等を結び付けて、伸ばせばいいじゃん
フックでひっかけて、リュックを取ればいいじゃん
リュックの重さぐらいだったら耐えれるでしょ?
これで、安全にカバンを取れる。
なーんで、人間が取りに行ったかな~って思った。
もちろん、カバンが複雑に引っかかっていたなら難しいかもしれない。
でも、あっさり拾い上げたところを見ると、難しくはなさそう。
そして、カバンの中にあったドローンにスマホをつけて、スマホにSOSの投稿文を入れて、地上に運ぶ。
ドローンの充電が少なかったみたいだけど、十分地上までなら運べる程度はあったと思う。
でさ、戻れないなら、引っかかったところから、ドローンを飛ばせばよかったわけで。
わざわざ危険を冒して、20m上に戻る必要はあったのかな?
極限状態だと、そういったことにも気が付かなくなるんですかね。
そして、3つ目の方法。
ロープだけで木を登る方法って、知らないのかな?
↓鉄塔から降りる方法
↓上のライト部分に登る方法
あの太さの鉄塔なら、できるんじゃね?
そもそも、フリークライミングするぐらいの技術は持っている彼女らなら、このぐらい朝飯前でできそう。
途中の障害物で、いったん紐をほどく必要はあるけど、ハシゴのある部分まで1人ぐらいはいけそう。
1人が下まで行ければ、あとはスマホで助けを呼ぶだけ。
…って解決方法をサクッと序盤で思いついて、モヤモヤした感じで見てました。
もしかしたら、映画監督の意図は、そこにあったのかもしれないけど。
視聴者をヤキモキさせるってこと。
部下が実験で失敗するのを見守る上司って、こんな感じなのかなーって思いました…
問題にぶつかった時に、スマホで検索できるから、覚えない、知らないことが多くなったのかな。
大災害などの非常時に、スマホの電波が入らない、充電が無いって時、頼れるのは自分の知識だけ。
数学や物理、化学とかイラネなんて言っている人もいますが、こういう時に役に立つんだろうなぁー
やっぱね、真に生きる力ってのは、知識と知恵なんだと思った次第です。
今一度、知識と知恵の価値ってのを、再認識しましょう!
いただいたサポートは、有益な情報を提供し続けるための活動にあてていきたいと思います!