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#編集者
雑誌の編集者だった頃に学んだ「コミュニケーションを編集する」という考え方
雑誌の編集者だった頃、すごくしんどかったのが、一生懸命に企画して取材して書いた記事に対して、これといった反響もなく、1ヶ月も経てば掲載されている雑誌が書店から消えていくことだった。
一人編集部だった『編集会議』という雑誌(季刊誌)とは別に、僕が担当していたのが月刊誌の編集だった。
渾身の記事をつくったところで、その消費期限は雑誌が書店に置かれている実質1ヶ月。しかも1冊150ページ前後のうちの
スゴイ編集者ほど「言語化力」が高い
雑誌の企画で『紋切型社会』の著者・武田砂鉄さんに「優秀な編集者の条件」という原稿を依頼して書いてもらったことがある。
武田さんにお願いしたのは、編集者としても書き手としても、紙とWebとを両方経験していて、誰よりも辛辣に語ってもらえると思ったから。ただその結果として「優秀な編集者の条件なんてない」と原稿で一蹴されてしまった。
言われてみてはじめて、自分もそんな「条件」のようなものがあったら逆に