昆虫食の背後にあるもの
皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。
最近巷で話題になっている昆虫食。
今回はそちらの話題を取り上げてみたいと思います。
昆虫食に潜む問題とは
Pasco(敷島製パン)がコオロギパウダー入り製品の販売を発表して炎上したり、とある高校が給食にコオロギパウダー使用を発表して抗議の声が殺到するなど、ここ最近、昆虫食は悪い意味で話題になってますね。
コオロギは漢方では蟋蟀;しっそつ(または「しゅしゅつ」)と呼ばれ、主に不妊薬として使われているそうです。
蟋蟀は微毒とされ、強い利尿作用があり、
妊婦には禁忌なのだそうです。
因みに内閣府のEUの資料から引いた昆虫食の報告書には以下の様に掲載されていました。
内閣府の資料では、コオロギそのものを調理して食べる場合、ボツリヌス菌やカドミウム(重金属・ソーラーパネルにも使用されてる毒物で発ガン性が指摘されている)の危険性があることが示されていますね。
日本では確かに昔からイナゴや蜂の子、タガメがタンパク源として採られて来た歴史がありますが、イナゴは稲草を食べ、蜂の子は働きバチが運んできた花粉や花蜜などを食べて育ちます。
ですがコオロギは不浄な場所にも棲息しているそうで、衛生上問題があることは、この事からも分かりますよね。
内閣府の資料では、そのコオロギを粉末加工しても、飼育環境によってはその毒性は除けないことが指摘されています。(巷では飼育環境を整えれば、コストが合わなくなる可能性も指摘されているようです。)
好奇心から話の種に食べてみようかと思っている人がいるかもしれませんが、
・攻殻類・ダニ・軟体動物アレルギーのある人
・妊婦
・糖尿病
・心疾患
・下痢や嘔吐、脱水症状のある人
は、やめた方が良いようです。
因みに日本の国民病と呼ばれる花粉症ですが、花粉にアレルギー反応を起こす人は、ハウスダストやダニにもアレルギー反応起こす確率が高いですから、その時点でコオロギパウダーを食用に使うのは無理があるでしょうね。
先を行く欧州事情
欧州の昆虫食事情はさらに日本の先を行っています。
今年に入ってコオロギの他に、ミルワーム2種と渡りバッタが追加されています。(下図参照)(1)
また一昨年から、欧米では化成肥料の高騰や、特にEUでは牛のゲップがCO2を増やすと言う理由で畜産を制限、廃業に追い込まれる農家が増えて、農家がトラックで集結して抗議活動を行うトラック・コンボイが話題になっていましたが、欧米の大手メディアはもとより日本でもこの活動が報道されることは殆どありませんでした。(報道していたのはネットメディアだけみたいです。)
そしてその流れが、今年になって日本にも入って来ています。
家畜といえども生命です。
その生命を犠牲にする一方で、人体に悪影響する危険性を持つ昆虫食を推し進めると言う、WEFの勝手ぶりに、欧州はもとより世界中から怒りの声が上がり始めていますね。
とは言え、これまでは皆それぞれの国の政府に抗議していたわけです。
ですが、そうした政策はそれぞれの国が決めていたわけではなくWEFがSDGsの一環として、推し進めているもので、EU加盟国はEU政府の決定に従わされ、そのEU政府はWEFと手を取り合っています。
EU加盟国でなくても実態は似たようなもので、WEFに参加している国は主に金融・経済面でではありますが、関連する分野への間接的な影響も含めて、政策決定という国家主権の一部を単なる民間団体に過ぎないWEFに委ねてしまっているのが現状なのです。
その実態が、最近になって露わになり始めたと言って良いでしょう。
ダボス会議を仕切るエスタブリッシュメンツは、現代のパリサイ人か?
牛のゲップ(CO2)を理由に畜産を否定して畜産農家を廃業に追い込む反面、食料としての安全性を確保しようとしたらコストが見合わなくなるコオロギを推進している時点で、SDGs(=持続可能な開発目標)の論理が既に破綻しています。
コオロギの飼料には大豆から作られたものが使われると言うことですが、それなら大豆を人間が直接食した方が、食糧生産にかかるエネルギーコストを抑えられます。
日本からは産業廃棄物として処理される大量の「おから」をもっと利用するべきだとの意見が出て来ていますが、もっともなことです。
いわゆる健康オタク界隈では、随分前からおからクッキーやおから入りケーキなどが個人で作られていたし、小規模ながら通販で流通しているケースもあります。
なおおからを乾燥させた「おからパウダー」は、スーパーの製菓用品や粉物を置いてある場所に置かれていますが、まだまだ数は少ないようですね。
小麦製品は糖質も多いですが、材料の一部を小麦粉からおからに変えることで、糖質を抑えられ、食物繊維の摂取を増やせると言う利点もあるので、生活習慣病対策としても、コオロギパウダーなんかよりも、おからパウダーの方が有益であることは明白。
因みに100gあたりのタンパク質量は、おからも豆腐もあまり変わりがありません。なのに大量のおからを産業廃棄物として捨てちゃうの、もったいないですよね。
にも関わらず、なぜ新たなタンパク源として昆虫食のごり押しをするのか?それって、もう狂ってるとしか思えないんですけど…。
そもそも引用したツイートの他スレにもありましたが、古くから食べられて来たイナゴや蜂の子を差し置いていきなりコオロギと言うのもおかしな話しです。
実は旧約聖書には図のような記述があり、欧米や中東でもイナゴは古代から食用されて来たことが分かります。
因みにコオロギは六足で、バッタは上図の23の「羽があって四つ足で歩く、その他の這うもの」に相当します。
ところが2017年にこの記述(レビ記第11章ー22節)が「いなごの類、毛のないいなごの類、こおろぎの類、ばったの類」書き換えられたとの情報がありました。
聖書の記述を書き換えてまで昆虫食を推し進めたり、
世間に対しては脱炭素を理由に寒冷地では危険なEV車を押し付けておいて、
自分達は自家用機でダボスに乗り付け、ダボス市内を(EV車よりも安全なのに、生産や流通の停止を決めた)ガソリン車やハイブリッド車で移動し、
そのパイロットなり運転手の採用条件に(ワクチン未接種は買い物や外食などの移動を制限して、暗に人々に接種を強制したくせに)「ワクチン未接種」を掲げていた、
WEFに集うエスタブリッシュメンツに代表されるような今のグローバル全体主義者は、現代のパリサイ人(2)だと言っても良いでしょう。
因みにコオロギ、バッタの記述(訳文)は1970年代からあったと主張する向きもあるようですが、イナゴをコオロギやバッタと訳しているのは、新改訳聖書とNIVだけで、ヘブライ語の原典にはコオロギやバッタなどと言うワード(3)は無いのだそうです。(つまり意図的に改竄された可能性がある。)
イエズス会とグローバリズム
昆虫食の目的は、人口削減及び人間の遺伝子ゲノム改変 by ドイツ人女医 ヤドリギ
上記の記事のコメントには、
〉新改訳(版の旧約)聖書はカトリックでは使われずプロテスタントが主に使用
プロテスタントの合同団体
[日本基督教団]
日本基督教団の長、石橋秀雄は満州人脈
キリストを漢字の当て字
[基督]にした中国イエズス会士
[イナゴ]を[コオロギ(有毒)]と訳したのは意図的の可能性
新改訳の翻訳にも中共が関与?〉
との書き込みが有ります。
イエズス会と言えば、日本では戦国時代に来日した宣教師フランシスコ・ザビエルが有名ですが、フランシスコ現教皇もイエズス会。
イエズス会士は大航海時代に7つの海に出て行き、植民地を拡大する為の露払い的な役割りを背負ってキリスト教を布教した、いわばグローバリズムの先駆けとなった人たちでもあります。
少し前に取り上げた米国のシンクタンクCSISも、その前身となった研究会が作られたジョージタウン大学がイエズス会と宗教的提携関係にあります。
日本のクリスチャン系の学校…例えばICUとか聖心女子とか上智など…もイエズス会の影響下にあると言われていますね。
現代のイエズス会はカトリックの中では少数派で改革急進派であり、他教会と比較しても特に親中派で極左だと言われています。
そのイエズス会出身のフランシスコ教皇はWEFとの繋がりがあることが分かっています。
またディープステートの代名詞ともなっているロスチャイルド家がユダヤ教なのに対して、ロックフェラー家はWASP(プロテスタント)。
ユダヤ教はカトリックと仲が悪いとも言われていますが、さて、この聖書改竄問題の真相はどうなのでしょうか?
現代のパリサイ人とは、果たして誰のことを?もしくはどの団体のことを指すのでしょうね?
同じキリスト教の西方教会でもカトリック、プロテスタント、その中間の聖公会(英国国教会系)があり、そこにキリスト教の東方正教会やユダヤ教とイスラム教が絡んで来てその関係性はなかなかに複雑で、我々日本人には非常にわかりにくいところがありますね。
グローバル全体主義勢力の中でその力関係がどうなっているのか?外から観てると正直言ってちょっと分かりにくいところがあります。
とは言え結果論ではありますが、パリサイ人の罪を彼らの代わりに背負ってイエスは磔にあい復活の後に昇天して行った訳ですが、それで世界は救われて良くなったのでしょうか?
宗教戦争やらなんやらも含め、ユダヤ教だけでなくキリスト教も腐敗して行き、結局よくなっていないことは明白です。
イエス・キリストの様に罪を負う人を赦して肩代わりする様な過保護な扱いにするのではなく、現代のパリサイ人にはちゃんと自分たち自身で責任を取り、罪を償うということをして貰わなければなりませんね。
利用された菜食主義や食養生の思想
さて話は変わりますが、マクロビオティックを欧米に広め、日本人としては初めてスミソニアン博物館に殿堂入りした久司道夫という人物がいます。既に故人ですが彼は、
師匠である桜沢如一氏から
「全ての戦争は、元を辿れば“食の問題に行き着く”」
と言われたことをきっかけに、世界平和の実現の為に、当時日本では「食養生」などと呼ばれていたマクロビオティックを世界に広める為に渡米したと言います。
そのマクロビオティックが半ば逆輸入の形で日本や欧米でブームになった15年ほど前、実はその頃から、畜産に使う飼料生産を人間の食用穀物や野菜生産に回せば、飢える人がこれだけ減らせる…云々の話があったのですが、今のSDGsに基づく食料&エネルギー政策は先鋭化し過ぎて狂っているとしか思えないんですよね。
マクロビオティックは薬膳と違って、ベースの陰陽五行思想や仏教思想に関しては大陸生まれではありますが、マクロビオティック(食養生)の体系自体は日本人が生み出し、作ったものです。
外で生まれたものを広く取り入れて、「最適化」したものを新たに生み出すのは日本人が古くから得意として来たものですが、マクロビオティックもそうなんですよね。
そのマクロビオティックのベースにある仏教思想のひとつに「身土不二」と言う考え方があります。
これはその人が生まれ育ち生活している土地に繁殖し、栽培され収穫された物を食べるのが、その人の身体(健康)にとっていちばん良いーーーと言う考え方です。
身土不二はグローバリズムに基づく今の世界の食糧政策とは真逆の考え方ですよね。
むしろ保守派の人たちが言う「食料自給率を上げる」とか、「地消地産」の方が身土不二の考え方には合っていると言えるでしょう。
ところが、桜沢如一の「全ての戦争は、元を辿れば食の問題に行き着く」の言葉の部分だけを、SDGsに結びつけ利用された…そんな風にしか思えないんですよ。
マクロビオティックがブームになった当時、前後してローフードやヴィーガン、オーガニックもブームになりましたが、似た様なところ(SDGsに都合の良いところだけを利用された)があったのでは無いでしょうか?
汝の隣人を愛せよ。されど、垣根は取り除くな
とは欧米の諺ですが、こう言うことがマクロビオティックに限らず…ですが、日本人には多過ぎますね。
近いところで言えば、統一協会と自民党の関係が挙げられると思います。
反共で手を組むと言うCIAや日米合同委員会の意向があったとしても、統一教会が本国での教義で反日を謳っているなら、関係には慎重であるべきだったでしょう。
今なら朝鮮半島や中国との関係そのものがそうでしょう。冷静に考えれば今の日本は幾ら経済的な繋がりが切れないからとは言え、国も企業も自治体も(国際的に)敵国と考えられている国や政府に対して垣根を取り除くなどころか、そもそも垣根が無い状態に等しいのが現実です。
少し遠いところで言えば、戦前の三国同盟もそうでしょうか?
詳細は有料記事の方をお読み頂きたいのですが、ファシズムと八紘一宇は本来なら思想的に全く相入れ無いものです。なのに何故同盟を結ぶに至ったか。
その過程も含めて日本人は
(学校教育の場は左派色が強過ぎてまともなことは教えて貰い難い環境にある=偏り過ぎてる=ので、)
バランスを取るためにも歴史は自ら学ぶべきでしょう。
私がよく書いていることに
「ネガティヴな刷り込みからは、ネガティヴな未来しか生まれない」があるのですが、学校の歴史教育はそのネガティヴな刷り込みのひとつだと思っています。
皆さん、学生時代に日本史を習っていて「日本人で良かった、日本に生まれて良かった、日本人であることに誇りを感じる」と思ったこと、どれだけありましたか?
家庭環境が複雑な子の場合、日本人として誇りを持ち自己肯定感を持てる様に導いて貰える場は、ほぼほぼ学校教育の場に限られて来るのでは無いでしょうか?
学校で教えられたことや、学校で築いた人間関係の中に、その子がその複雑な或いは恵まれない環境から抜け出す、もしくはその影響を克服する為に必要な知識や考え方が、どれだけ含まれ、与えられているのか?
全てはそこにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
日本に限った話では無いですが、自虐史観を植え付けられ、生まれ育った国に誇りを持てない様な教育を施された恵まれない子や複雑な家庭に暮らす子たちは、いったい何を拠り所に生きれば良いのでしょうか?いったい何を自分の存在理由にすれば良いのでしょうか?
それだけ教育現場って大事なんですよね。
因みに日本は、若者の自殺率がとても高い国なのだそうです。
GHQ政策から始まった学校教育やメディア報道での「自虐史観」の植え付けは、私はとても罪深いものだと思います。
そして今はそれが日本だけでなく、欧米各国でも行われているのだそうです。
全ての道はローマに通ず
「全ての道はローマに通ず」じゃ無いけれど、全ての物事は水面下で繋がっています。
昆虫食の問題も同じです。
エネルギー問題も昆虫食問題も、そして感染症の問題も、SDGsという枠の中で全て繋がっているのです。
そしてそのSDGsは、先ほどの「自虐史観」の植え付けと共に、恐らくはグレートリセット&新世界秩序と関係があります。
これらの方針は全てダボス会議でアジェンダが決定(4)され
(世間的には国連で…と言うことになってはいるけれど、経済効果を謳って企業を巻き込み動かしたのはWEFで、WEFは国連の経済社会理事会のオブザーバーの地位を有し、スイス連邦政府の監督下にある民間団体なのです。)、
それを元に各国が政策決定していることは、これまでの私の時事エッセイを読んでくださったている方ならお分かりでしょう。
これも最近よく書くことですが、日本国内にある「政治や社会のことに関心を持つことをタブー視する風潮」は変えて行かなければなりません。
何故なら
人々が関心を持たない→
社会に監視されない→
自らの利益の為に悪いことを考え、実行する人が増える→
社会がモラルハザードを起こし、悪人が善人を虐げ我が物顔で振る舞う…
と言うことになるのですから。
それを防ぎ、国や国際機関をまともな方向に軌道修正させるには、多くの方々に目覚め気付きを促し、関心を持って貰い行動に移す。
選挙はその為の手段のひとつですが、常に関心を持ち情報を得ていないと正しい選択が出来ませんね。
今年は統一地方選挙があります。
気付いた人から、どんどん行動に移しましょう。
SDGsと言えばダボス会議ですが、そのダボス会議を主宰している世界経済フォーラム(WEF)も、昨今の悪評は気にしていると言います。
であるならば、そこ(WEF)に対して、オカシイことはオカシイと疑義を呈することができる政治家を作れば良いわけで、選挙はその為の始めの大事な一歩となるでしょう。
このアカウントでは政経占い(原則として有料)と、時事ネタのエッセイ(無料)をお届けしています。
良かったら、また次回も会いにきて下さいね。
【参考コンテンツ】
(2)パリサイ人(パリサイびと)とは? 意味や使い方 - コトバンク
(3) 「イナゴ」「バッタ」の意味と違い - 社会人の教科書
(4)https://www.gepr.org/contents/20230304-02/
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・CSISリポート-台湾有事シミュレーションを読んで思ったこと
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