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ダボス会議2023で起きた異変と、「やっぱりね」なこと


皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

CSISレポートの感想について書いた記事でも多少触れてはいたのですが、今年のダボス会議(世界経済フォーラムWEFの年次総会)では、さらに移民を促進する様なプレゼンがされた様ですね。


ダボス会議と日本政府


グローバリストだと事情を知る国民からは批判されつつも、未だに日本の政権と繋がりを持つ竹中平蔵氏はWEFの理事で「日本はさらに移民を進めるべき。移民がまだ足りない。」と言ったようなツイートをしているくらいです。

でもWEF当事者と言うことで、国民から批判されているのに何故政権が竹中氏を切り離せないのかが、これで分かろうと言うものです。
事実上の日本政府のお目付け役と言う事なのでしょう。

これって、現在は国連のオブザーバーを勤めているとはいえ、単なる非営利の民間団体であるはずのWEFが、日本だけでなく各国政府の上位に来てしまっている証拠なのでは。(1)

世界の分断を防ぐと主張する一方で、移民を促進する。移民を促進すれば母国人が割りを喰うことになり、そこに分裂と争いが生まれます。

例えば日本で言うならば、健康保険制度の問題が挙げられます。

日本では外国人でも申請すれば保険証が貰えるそうですが、保険証を1人分だけ申請して、交付された保険証を家族間で使い回ししたり、保険証を貰えても健康保険税を払わずにトンズラしてしまう輩が多いのだそうです。(その多くは、お隣の「中の国」の人だそうです。)

日本人の場合どんなに低所得者でも保険証を持っている人は、健康保険税を払っていますからね。(払えなければ、保険証貰えません。)

生活保護費や外国人留学生への支援策と共に、このことを知っている中道〜保守派の人からは「外国人優遇=日本人差別」だと批判しています。

でもこうした「母国人差別」はその国の事情に合わせて、世界各国で起きています。自虐史観の植え付けも欧米で進んでいます。
日本だけでは無いのです。


逃げても問題の根本的な問題の解決にはならない


日本はもうダメだと諦めて日本を脱出する人が増えているそうですが、円安傾向の今は余程の海外資産を持っているか、世界から引っ張りだこになっている専門分野の知識や技術が無いと、海外で暮らして行くのも結果的には苦労が多いのではないかと思いますが、どうなんでしょうかね。

移民は多くの国で(当然だと思いますが)選挙権がありませんし、社会的な保障も制限されることが多いです。

移民が増える→選挙権が無い人が増える→共産主義者(集中民主制=全体主義による事実上の集団独裁指導体制を支持する人)にとって、都合が良いことなのではないでしょうか?(2)

それでなくともWEF会長のクラウス・シュワブ氏は「中国は多くの国のロールモデル」と発言しています。(3)

またシュワブ氏は自身の尊敬する人物として
ヘンリー・キッシンジャーとブラジルの大司祭エルデル・カマラ(英読み;ヘルダー・カマラ)の2人を挙げているそうなのですが、シュワブ氏自身もそうですが、後者が大問題なのです。詳細は記事の最後にリンクを幾つか貼っておきますので、そちらをご覧下さい。(4)

このような思想背景を持つ人物が会長を務める組織が、各国政府の上位者として影響力を持ってしまっているーーーそれが果たして良いことなのかどうか?

言葉にしてうまく説明することは難しいのですが、共産主義も新興宗教もWEFも、同じスキームで動かされているのではないか?と言う感じがします。(6)

もし仮に私の感覚が当たっているなら、各国首脳や経済人は、一刻も早く気付き、洗脳から目を覚ますべきでしょう。

中国はナチスドイツよりもひどい人権侵害を行っている国です。(ウイグル・チベットなど。)
一部の特権階級に、隣国のような支配をされても良いのですか?

私はごめん被りたいですけどね。

そう言った政治的な背景を考えることなく、日本が低迷し衰退しているからと言って安易に移民を決めてしまうのが、果たして良いことなのか否か?

冷静に考えてみて欲しいと思います。

巷では「昆虫食」が話題になっていますが、その裏にはSDGSを理由にした「農家虐め」があり、欧米では昨年の早い時期から「トラック・コンボイ」などの抗議活動が拡がっており、その事を知らないのは(先進国では)恐らく日本人だけです。

夢や希望を持って、目標があって海外に出て行くのは良いのです。それでいっとき海外で勉強し活躍しても、その経験を母国に還元出来るなら。

けれども日本はもうダメだと(日本を立て直すことを諦め、現実逃避で)海外に出て行っても、

皇室が嫌だと国民に喧嘩を打ってまで国民が反対する人と結婚を強行し、NYにトンズラしたはいいが、結局、皇室というしがらみから脱出できていない“例の御夫妻”の様に「こんなはずでは無かった」状態になるのがオチなのではないでしょうか?

どのみちWEFで提唱され主張されていることは、矛盾だらけなのです。

もっとも、これら移民促進も新世界秩序に向けたガラガラポン政策の一環なのでしょうけれど、こうした民衆の間に分断と軋轢を生む様な政策とプロセスは、(国境を超えた問題解決の為に、地球人類をひとつにまとめたいと言うのなら)私は懸命だとは思えません。

マイナス感情を生む様なやり方は、争いを起こし、その争いを収めることが出来たとしても、人々の間にシコリが残るからです。(5)

そのシコリは争いの種として、人々の間に横たわり続けることになってしまいます。

中東の諸々の問題などはその良い例ではないでしょうか?

そのような(本質的なところで)人類のためになる様なことが出来ているのか、疑問の多いダボス会議ですが、今年は異変もあった様です。


起きた異変は今後の変化を示唆するのか否か


ダボス会議「分断」あらわ、主要国首脳は参加見送り…ブレマー氏「地政学的な景気後退」 : 読売新聞オンライン

ダボス会議に最高権力者不在-インフレ抑制法やデフォルト話題でも - Bloomberg

今回のダボス会議、日本の岸田首相だけで無く、米バイデン大統領を初めとする要人や英リシ・スナク首相、仏マクロン大統領などの先進国首脳が軒並み欠席したと言うのです。

表向きは国内で起きているデモや暴動に対する対応の為…となっていますが、本当にそうなのでしょうか?

何か裏の思惑があってのことなのか?
今後の成り行きを見ないと何とも言えないですね。

その一方でインドが出展を増やしていたことも話題になっていました。この点に関しては、さもありなん…でしょうか。(6)

テレビは基本的に観ないので地上波の扱いがどうなっているのかは分かりませんが、ネット上の報道ではダボス会議の開催地周辺で、抗議行動が行われていたことも報道されていました。

面白いのは保守派だけで無く、極左も抗議活動に来ていたことです。少女環境活動家として名を馳せたグレタ・トゥーンベリさんもその1人。彼女も我那覇真子さんの突撃取材を受けたものの拒否。でも大手メディアの取材は受けていま
す。

ただし彼女はダボス会議に招かれ議論に参加したこともある人物なので、参加者同様発言に制限がかけられているのかも知れません。

そもそも彼女は以前から「創られた虚像」で、操り人形なのではと言う指摘もあります。

極左はダボス会議の方針(アジェンダ)と同じ方向を向いている筈なのに何故?と思いますが、どうやら彼らから観るとダボス会議が推進していることには誤魔化しがあると感じているらしい。

こうした抗議活動が、ここ数年ダボス会議の時期になると会場周辺で行われて来たことも、これまで日本ではほとんど報道されて来ませんでした。

そんなこんなで、一見すると通常のように見える風景も、視点を変えると空気が変わって来ていることに気付かされます。

ダボス会議については日本のオールドメディアでは通り一遍の報道しかされず、
(それでも関東ローカルの「テレ東」は周辺の抗議活動も取り上げており、頑張っている方だとは思いますが、今回彼らは招待者として現地に赴いていますから、自ずと報道出来る内容には制限がかかってしまいます。)

そもそも、ダボス会議の存在すら知らない日本人の方が多いでしょう。

それだけ日本人は「情報弱者」なのですよね。


世界のAI化は進む


今回のダボス会議ではChatGPTに変わってGenerative AIについて議論され、ユニバーサル・デジタル・ペイメント・ネットワーク(UDPN)を立ち上げが発表されたとの報道がありました。

グレートリセットに向けて着々と世界のAI化が進行しているなあ…と言った印象です。(7)

ただ科学技術やAIの進歩そのものが悪いわけではありません。

前回記事でも触れましたが、「誰(どの様な勢力)が主導権・支配権」を握るか?
「権利を得たその人もしくは勢力によって、進歩した科学技術がどのように使われるか」
が問題なのです。

そこを履き違えないようにしたいですね。

なおChatGPTおよびGenerative AIとユニバーサル・デジタル・ペイメント・ネットワーク(UDPN)を立ち上げに関しては、次回に取り上げる予定です。



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良かったら、また次回も会いにきて下さいね。


【脚注・参考コンテンツ】

⭐︎我那覇真子さんがスティーブ・バノン番組に登場https://youtu.be/ErJEFWvESng

(3)中国は「常に」ダボス会議の精神と歩調を合わせてきた(環球時報)/昨年のダボス会議で、クラウス・シュワブは、中国を「多くの国のロールモデル」と呼んだ | Total News World

(4)クラウス・シュワブのバチカンと解放神学との大リセットの不吉な収束

エルデル・カマラ|Wikipedia(英語版)→日本語版には無い記述があります。


【関連記事】

(1)白紙革命とグレートリセット

(2) CSISリポート-台湾有事シミュレーションを読んで思ったこと

(5)経過報告①

経過報告②

経過報告③

経過報告④

(6)英国初インド系ヒンドゥー教徒の首相誕生が示唆すること

(7)水瓶座の時代とは?(有料)

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