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白紙革命とグレートリセット



皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

前回の無料記事出した途端、何故か日本のメディアで一斉に報じるようになりましたね。
中国国内の暴動やデモのこと。

それまで、全然だったのに。

それ以前は情報は基本的に大紀元(エポック・タイムズ)以外は、中国情報通の方が発信するネット情報しか無かったですからね。

そうした反政府デモは天安門事件以来の規模になっていて、既に「白紙革命」とか「白色革命」などという名も付いているようです。

ただし中国の在外秘密交番の件も有り、元公安刑事の坂東忠信さんに言わせると、日本人は「注意が必要な状況になっている」とか。

つまり日本に来ている中国人が、駅の周辺など日本の公共の場でも反習近平・反共産党のデモをするということは、先々それが成就した時に
祝民主化でめちゃめちゃにされますよ…と。
反中共デモをやるなら、在外秘密交番前でやってくれ、と。(1)

Twitterあたりでは頑張って民主化してーーーなんて声も散見されたけれど、これまでの歴史を見る限り、すんなりとは行かないんじゃないかな。

事実、習近平が何やら声明を出して、ロックダウンが解除され、とりあえず“表面上は”落ち着いたらしい。

進行するグレートリセット


ネット上では、中国国内でデモを繰り広げる中国人を応援する声も散見された一方で、天安門事件の時のように、中共は力ずくで押さえ込んで運動に参加した者を弾圧するから「どうせ一時的なもので終わる」と言う見方も根強いようです。

実際、広州で封鎖が解かれた反面、警察の取り締まりは厳しくなっている様です。(2)

でも地方ではまだ収まっていないところもあるとの事なので、何かきっかけがあれば再燃する可能はありますね。

個人的には、中国にとってのコロナ禍=現代のアヘン戦争…って感じなのかなあ?
…と思っているのですが、アヘン戦争の後の清国に何が起きたかと言うと、義和団の乱の10年ほど後に清朝の皇帝が倒れ、その後も散発的に起きた内乱・内戦を含めて、第二次世界大戦の終結して中華人民共和国が誕生するまでのおよそ60年間、支那(China)は戦乱の時代・混迷の時代に入るわけです。

交通や通信環境が発達した現代では70年間も続くかどうかはわかりませんが、少なくともこれから中国は不安定な時代に入るのではないでしょうか?

義和団の乱
義和団の乱
「扶清滅洋」を叫ぶ宗教的秘密結社義和拳教による排外主義の運動が展開されたが、1900年(光緒26年)に清国の西太后がこの叛乱を支持して6月21日に欧米列国に宣戦布告したため国家観戦争となった。
Wikipediaより引用


他方、米国は下手すると内戦状態に進むのでは?と推測する事情通の人もいます。
例の件で武器支援し過ぎて、日本同様兵器が足りないと言う話もある様ですが、こちらは軍事産業にとっては金儲けのチャンスですからね…。米国にしても財源さえあれば最新式兵器を拡充するチャンスでしょう。

EUでも全体主義化が進み、それに反発する(主に農家の)人たちのデモなどが起きています。

今回の白色革命だけでなく、古くはアラブの春や、オレンジ革命から現在に至る彼の地の出来事も元を辿れば、全てひとつの理由に辿り着きます。(これらは全てカラー革命と総称されています。)

多くの場合、ジョージ・ソロス(ユダヤ系ハンガリー人)などの投資家が背後にいるとされています。そしてその都度、彼らは大きく儲けてきたと言われています。

ある国や世界のある地域に分断と紛争を仕掛け、紛争を起こしそれを煽り、そうすることで儲けてきた企業や投資家たちがいるのです。

そうした人たちは俗に「ネオコン」と呼ばれる勢力の一角を占めています。と同時に、DS(ディープステート)と呼ばれる勢力の一部でもあります。

日本の知識人やネット上のインフルエンサーの論調を見ていて、政治や社会情勢に関して「日本が」と言う主語で語られることが多いのですが、「日本」がではなく「世界」が「見せかけの平等の名の下」に「壊されている」のですよね。

何故なら、それが「グレートリセット」だから。

世界の既存のあらゆるシステムを壊して新しい「新世界秩序」に移行する。そこには凄まじい金儲けのチャンスが転がっているわけです。

例えば「インフラを整える」というのは分かりやすい事例ですが、新しく物事を作るということは、それを成す為に新しいビジネスチャンスが発生し、大きなお金が動くと言うことなのですから。

新しい集団独裁体制&全体主義


こうした「グレートリセット」のような世界の流れ・政策を決めているのは、実は国連や各国政府では無く、国連の経済社会理事会のオブザーバー機関でスイス連邦政府の監督下にある、通称「ダボス会議」と呼ばれる年次総会で有名な『世界経済フォーラム』(2)です。

そしてこのダボス会議に集まる人々の多く…とりわけ会議の上層部にいる人たち…が、いわゆるDS(ディープステート)とカテゴライズされる人たちなのです。

まあスイスもDSの隠れ家的存在の場所ですからね…。プライベートバンクの聖地とされ、タックスヘイブン同様に、エスタブリッシュメントたちのオフショア資金(3)の流れが秘匿されてきた場所でもあるので。

彼らは各国の政治家や国連の議員・役員などと違って、選挙などで民意を測った上で選ばれた人たちでは有りません。

そう言う人たちが民意を反映することなく、一方的に各国の政策に影響を与えるような、もしくは拘束するような政策方針を決めてしまう。

つまり水面下では、新しい形の集団独裁体制が既に生まれているのです。(古い形が共産党指導体制。)

そして、それを政府・行政機能を持つ組織として構築し、定着させようと言うのが「新世界秩序」であり、彼らが樹立を目指す「世界統一政府」なわけです。

また、世界統一政府が成立したとしても、今のままならその政府の上位者としてダボス会議が存在する構図は変わらないでしょう。

ですから、結論から言えば各国政府や行政機関を責めても意味がないのです。彼らには決定権が無く、ダボス会議で決まったことを実行させられているだけに過ぎないから。

「今、我々は、Great Reset の先の世界を描いて行かなければなりません。」

2022年のダボス会議での岸田首相のスピーチの一言です。つまり岸田首相は今決められているグレートリセットの計画を推し進めると、ダボス会議で言っているのです。(5)

https://rumble.com/vt1yn4-48800416.html


日本は?そして自由民主主義を守るには


ですから先頃、日本の超党派の国会議員連盟でワクチン被害者遺族も参加しての勉強会の動画(6)を観ましたが、観ても虚しさしか湧かないのですよね。

自国政府や自国の行政機関を責めるより、自国政府をいかに自分たちの味方にして、同様に味方となった各国政府と連帯・連携し、いかにダボス会議での決定事項を覆し、改めさせるか?

そう言う視点が必要で、その為には各国の目覚めた人たちが連帯・連携する必要もあるわけですね。(8)

今の世の中、環境問題…異常気象や海のプラスチックゴミ、宇宙ゴミの問題や、国際企業の税収逃れ、感染症の問題など、国境を超えた問題が数多く存在します。

それらの解決の為には国連では役不足だから、世界政府的なものを…と言う発想は理解出来るのですが、だからと言ってグレートリセット組のように生命を弄び、民主主義や各国のアイデンティティを破壊するようなやり方は賛同できませんね。

世界的な大企業の税収逃れの問題を解決するには、国連ではダメで、世界政府機能のようなものがどうしても必要なのでしょう。

だから世界政府的なものを構築する必要があると言うのであれば、
昭和のCMではないけれど
「世界は一家、人類は皆兄弟」でなければね。

皆さんのご家族で、兄弟関係ってどうですか?
親子関係は?

お子さんが小さいうちはともかくとして、一定の年齢になれば其々の考えがあって其々の道を進み、普段は其々の人生を歩んでいても、家族全体の問題に関しては家族全員で話し合って、必要があれば皆で支え合うーーーそれが一般的な姿ではないでしょうか?

そしてこれこそが、戦前の日本の国家思想的な「八紘一宇」のベースとなった、神武天皇の詔勅の「八紘為宇」が目標とする社会の在り方でしょう。

故・安倍元総理が演説の中で「八紘一宇」ーーー建国の精神に戻ることが必要だと云った趣旨の内容を話されたことがあったようなのですが、こうした流れと無関係では無い…そう感じるのは私だけでしょうか?

「2022年の日本の運勢;追補版 秋分ver.」にも書きましたが、安倍晋三と言う人は最右翼・タカ派と言われることが多かった一方でグローバリストと称されることも少なくありませんでした。

所謂伝統的な保守派は「国(国益)を守る」と言う視点でしか観ないので、グレートリセット組のように
「日本は世界の一部で、日本も世界と同じの流れの中にある。起きている問題は日本だけの問題ではなく、世界が共通して抱える問題」と言う視点で自国の政策を観ることをしないが為に、安倍元総理の評価も割れてしまうのだろうと思います。

(日本の保守派の多くは国内からの視点だけで、世界を俯瞰してその一部として日本を観る視点が無い。八紘一宇にはそうした概念があるのに…です。

多くの保守派、ことに民族派と呼ばれるような人たちは盛んに「戦前の日本は軍国主義や単なる領土拡大の為では無く、欧米列強からアジアを解放するために各地域を併合して行ったのだ」と主張する割には、八紘一宇が目標としていたグローバルな視点で現在の世界情勢の中での日本を観れていないのです。

或いは観れていたとしても、DS=陰謀論で一蹴してしまい、自国を守ると言う殻の中に閉じ籠もってしまい、問題と正面から向き合おうとしていないのでしょう。)

ただこうした八紘為宇(一宇)の考え方は、「宗(7)」を大事にする中華系の人にも理解しやすいのではないでしょうか。ことに安倍元総理を高く評価する台湾の人々にとっては。

神話を失った民族は滅びるとよく言われますが、共産党は宗教を否定するので、中国が良い形で生まれ変わるには、共産党の弱体化と一党独裁の破棄はセットで必要になるでしょうね。

宗教本来の価値や姿を取り戻す


この神話を取り戻すーーーが、キリスト教圏では黙示録の現実化→東方からの救済ということで、東方とは日本のことなのでは?と言う話に繋がっているようなのですが、

それを実現しようとするなら、日本人は戦後GHQの出した「神道司令」で学ぶ機会を失ってしまった「神道」や「日本神話」について学び、無意識のうちに根付いている「日本人の感覚や意識」を言語化して、自らのアイデンティティを再確認する必要があるように思います。

そしてこれは中国共産党によって宗教を奪われてしまった中国の人たちも同様で、
中国神話はもとより、中国共産党の都合に合わせて展開しているキリスト教ではなく本来のキリスト教や、中国が発祥の儒教や道教ーなどの教えや精神的価値観を取り戻すことが必要なのではないでしょうか。(9)

実は日本の敗戦後のGHQによる神道司令も、中露の共産党支配が生まれた背景も、元を辿れば根本的原因はひとつです。
(詳細は「日本神話と日本のホロスコープ第3章(有料)」をご覧下さい。)

神話や宗教的な精神性の価値、これを取り戻さないと、他者や自国政府への信用を失い、拝金主義に偏って腐敗した現在の政治や社会を立て直すことは難しいのではないかと思います。

図らずも世は「風の時代」に入り、「水瓶座の時代」を迎えようとしています。
詳細は「日本神話と日本のホロスコープ第3章(有料)」をお読み頂ければと思いますが、水瓶座は個が強く、ヒューマニズムを表す星座で、全体主義とは対極にいる星座です。

ですから本来は、全体主義の世界統一政府とは相容れないものなのです。

にも関わらずそれを強行しようとしているダボス会議ーーー言わんやDSのやっていることは時代に逆行しているのですから、上手くいくわけが無いのですが、ただ指を咥えて事態の成り行きを見守っていても状況は変わらないでしょう。

それを変えようと思ったら、きっかけはなんでも良いから、目覚める人を増やす必要があるのです。

そして出来ることからで良いから、個々の選択肢を選ぶ際の自分の選択と行動を今までとは変えて行くーーーまずはそこからでは無いでしょうか。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

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【脚注・参考】

(1)

(2)
 https://youtu.be/cxbo66jivek

(3)世界経済フォーラム|Wikipedia

(4)オフショア資金;オフショア投資の資金。オフショア投資とは一般的には、タックスヘイブンが適用できる租税回避地へ直接投資すること。

(5) 岸田総理大臣によるスピーチ (pdf 版)

(6)【フル動画】令和4年11月25日「新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える」勉強会

(7) 宗の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典

(8)


(9) 18年間禁書中 中共の命運を分析した「九評共産党」【世界の十字路】|大紀元;日本版

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