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水瓶座の時代とは?

皆さん、こんにちは・こんばんは・おはようございます。「見たかな?観たよ!」の中の人、ひろ-macrobiworldです。

今回は、前半(無料公開)は過去の時事エッセイでも何度か出て来ている「水瓶座の時代」とは何か?についての解説を書いていこうと思います。これまでに度々出ていたにも関わらず、解説したことが無かったですからね。

後半(有料)は、水瓶座の時代に世界はどうなるのか?何が今の人類に求められているのか?について書いていこうと思います。(つまり、今回の記事は二層建。)

3種類もある水瓶座の時代


ひと口に水瓶座の時代と言っても、ざっくり言って3種類あります。

ひとつ目は「春分点が水瓶座にある時代」のこと


ホロスコープが誕生した頃、春分点(白羊宮=一般的に言われている12星座のおひつじ座=の始まりでもある)は、黄道12星座のおひつじ座の0度にあったのですが、歳差運動によりこれが徐々に西にずれていき、イエス・キリストが誕生した頃にうお座に入り現在はうお座の8〜5度辺りにあるとされています。

このおひつじ座と言うのはホロスコープの12宮の白羊宮にあたり、うお座は双魚宮にあたるのですが、

前者は「黄道12星座」と言って天文学上の黄道上に存在する黄経の基準となる12個の星座のことを指しますが、
後者は「黄道12宮」と言って、一般的に馴染みの無い星座名を使用してはいますが、春分点を白羊宮の0度に定め、均等に12分割して各星座を機械的に振り分けた西洋占星術上の12宮となっています。(ただし馴染みが無いので、通常は12星座の名称をそのまま流用して使うことが多いです。)

つまり現在の西洋占星術における白羊宮=おひつじ座の0度は、黄道12星座のうお座8〜5度辺りにある、と言うことです。(下図参照)

白字カッコ内は対応する、ホロスコープで本来使用される黄道12宮の名称

黄道12星座は大きさがまちまちなのに対し、
占星術上の12宮は、
360度➗12で1宮(星座)あたり30度になります。

双魚宮のひとつ前が宝瓶宮-つまり12星座で言うところの水瓶座です。

春分点が1度西にズレるのに72年ほどかかるので、春分点が水瓶座に入るのは、大体西暦2560年代ごろ〜2450年代ごろになります。

この春分点が水瓶座に入った時が、ひとつ目の天文学に根拠を求めた「水瓶座の時代」の始まりとされています。

ふたつ目は、運行中の冥王星が水瓶座に入り、以降、2043年にうお座に抜けるまでの約20年間のこと


つい最近起きたグレートコンジャンクション(約20年に1度起きる木星と土星の会合)は水瓶座とやぎ座を行き来して、二つの星座にまたがる形でした。

そこにやぎ座に在泊中だった冥王星が加わっていましたので、ここからやぎ座の時代から水瓶座の時代への移行期間が始まったと観て良いのではないでしょうか。

運行中の冥王星は、今年はまだ山羊座と水瓶座の間を行ったり来たりしますが、2024年11月からは本格的に水瓶座を運行します。
ですので、このケースの場合、2023年現在はまだ水瓶座の時代への移行期間が続いていると言って良いでしょう。

みっつ目は、ニューエイジの「アクエリアン・エイジAquarian age(水瓶座生まれの時代)」のこと


1960年代〜1970年代に起こったヒッピームーブメント、「ニューエイジ」思想の活動の中で生まれ言われていた、神秘思想的なもののようです。

このヒッピームーブメントの洗礼を受けた当時の「ニューミュージック」と言われていたジャンルの名だたるアーティストたちが、楽曲のクリエイターとして周囲をガッチリ固めていた、アイドル時代の松田聖子さんの楽曲に「ティンカーベル」というアルバムに収録されている「Aquarius (作詞:松本隆 作曲:大村雅朗)」と言う曲があるのですが、この曲が発表されたのが1990年。

この楽曲は「アクエリアン・エイジの到来」を意識して作られた楽曲なのではないかと思います。

ただ歌の内容は「素朴な恋愛ファンタジー」で、社会的にどろどろした秘密結社的なプロパガンダとは無縁ですけどね。

このニューエイジの「アクエリアン・エイジ」は占星術的な考え方の影響を受けてはいますが、時代を2000年ずつに区切って、2000年代〜は水瓶座の時代と言っているだけ(しかも根拠不明の「春分点は1989年に水瓶座に入り、現在は水瓶座29度にある」説を採っている。←根拠をご存知の方が居られましたらご教示くださいませ)。

いずれにせよ先述のふたつと比べればわかる通り、こちらは実際の春分点の動き(天文学上の)との連動性や裏付けはありません。

むしろ(こんな表現しか思いつかなくて申し訳ないのですが)これって、文化盗用の一種なんじゃないでしょうか。

元々「ニューエイジ」はフリーメーソンや、薔薇十字団と言った「秘密結社」で使われていた言葉なのだそうで、あのオウム真理教も影響を受けていたと言われるだけに、「ニューエイジ」という思想というかイデオロギー(?)に関しては「アクエリアン・エイジ」も含めて、少し冷静に考えた方が良さそうです。

ふたつ目の「水瓶座の時代」を除けば、伝統的に使用されてきた西洋占星術のロジックとは関係が無いのですが、受ける影響については基本的には同じようなことが言われています。

この先の未来において水瓶座が表していることが、今後の人類の在り方について考えるときに大きな指標となることでしょう。

(ただしニューエイジの「水瓶座の時代」に関してはオカルト的要素が強く、水瓶座の時代を謳いながらも、実際にはやっていることが「うお座の時代」の影響下を抜け出ていない…と言うよりも“どっぷりと浸かっている…ように見えます。

うお座(支配星:海王星)と水瓶座(支配星:天王星)の違いが分かる人には、この意味が分かるのではないかと思います。

何故こうなるのかは、後半のセクションで触れたいと思います。)

因みにこのアカウントで取り上げているのは、当然のことながら“ふたつ目”の「水瓶座の時代」のことです。

と言うわけで、具体的にどのような影響が考えられるのか、人類は何を目指したら良いのか?を後半のセクションで考察していくことにします。


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