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お部屋探しに行き詰まったら。

こんにちは、こんばんは。
賃貸仲介屋さん勤務のまこです🌻

今回はまこ氏史上初、お部屋探しについての記事です!
(わーいどんどんぱふぱふ)

普段お客様の話を聞いたり、
他のスタッフとお客様との会話を聞いたりする中で、
お気に入りのお部屋を見つけるまで
「みんな意外と遠回りしてるんだな~」
と感じる場面が多々あります。

特に、初めて一人暮らしする新大学生・新社会人、
お互いが実家から出て同棲を始めるカップルの方々は、
『自分が住む部屋を、自分で決める』
という経験がないために、
部屋探しに苦戦しまくって頭を抱えるケースが多い印象を受けます。

そんなお部屋探し初心者の方々に向けたアドバイスを
いくつか書いていきたいと思います(/・ω・)/

①予算上限+5000円の賃料を設定する
「まじで!本当に!これ以上は出せない!無理!」
という場合を除きますが、
検索時に賃料を5000円上げてみると
思いがけずいい物件に巡り合うことがあります。

もし予算7万円で探していたとして、
・賃料7万円 /ネット代別途
・賃料7.5万円 /ネット代無料
の2つで比較すると、月々の支出にさほど差は生まれません。

他にも電力会社を安い所にしたり、
携帯電話のキャリアを変えたり、
賃料以外の固定費を見直してみると
お気に入りのお部屋に住むことができる場合も多いので、
ぜひ検討してみてくださいね。

②内装のきれいさと築年数は、必ずしも比例しない
お客様からお部屋の条件をヒアリングしていると、
「築〇年以内で~…」というワードが出てきます。

この〇に入る数字は大体「0~15」が多く、
つまりは新築および築浅の物件を探しているというわけです。

では何故、新築や築浅の物件が良いのでしょうか?

理由は至ってシンプル。
きれいなお部屋に住みたいからです。

たしかに、物件検索サイトで物件を探す時、
築年数は浅めに指定した方が
「ザ・きれいな部屋」は出てきやすいですよね。

しかし、賃貸市場には新築・築浅に引けを取らない
素敵なお部屋がたくさん出ています。

外観を見て「年季入ってそうだからナシ!」
と選択肢から外した物件が、
実はリノベーションしたてほやほやで内装ピッカピカ✶
なんてこともよくある話です。

「新築に住むのが憧れ」
「どうしても築年数が気になる」
といった方もいらっしゃると思いますし、
それが譲れない条件なのであれば
その条件の中で素敵なお部屋に巡り合って欲しいと思います。

ですが、新築にこだわっていなかったり、
築年数はさほど気にしていないけれど、
「内装のきれいさ」の優先度が上位に来る方は、
築年数の指定をせずに検索をかけてみるのも
お気に入り物件を取りこぼさない一つの手ですよ。

③「都市ガスは安い」と言うけれど
生活費を抑えたい方が必須とする条件で
常に上位に君臨するのが『都市ガス』です。

ガスの種類には『都市ガス』と『プロパンガス』があり、
一般的にプロパンガスは都市ガスに比べて
料金がおよそ1.5~2倍と言われています。
(地域やガス会社にもよりますが)

「んなもん都市ガス一択じゃん!」
と思う方がほとんどだと思いますが、
東日本大震災での被災経験がある身として、
いつもお客様にお伝えすることがあります。

それは、『災害時の復旧速度』です。

比較的記憶に新しい熊本地震を例にお話すると、
地震によるプロパンガスの供給途絶は見られず、
一方の都市ガスは約10日でおよそ半数、
全面復旧には約2週間を要したそうです。

そう、災害に強いのは圧倒的にプロパンガスなのです。

私も東日本大震災で被災した際、
電気が復旧するまでたしか2週間ほどかかった記憶がありますが、
ガスがプロパンだったのが救いで、
レトルト食品を温めることができていました。
(被災した実家のある地域は、震度6弱を観測しました)

どうしても逃れようのない天災が多いこの国に住むのであれば、
こういった防災の観点からお部屋を決めるのも大切になってきます。

これに関しては予算との戦いになると思われますが、
プロパンガスの強みも理解した上で
選択していただきたいと思う次第です。

④角部屋が人気だけれど
『角部屋』も必須条件として上位に食い込んできます。

自分の部屋の前を他の住人が行き来するのが嫌、
せめて隣人を1組だけにしたい、
様々な理由がありますが、角部屋を好む人は多いです。

本当にたまたまなんですが、
大学生になって一人暮らしを始めてから今まで、
私は角部屋にしか住んだことがありません。

私は中部屋でも全然気にしないので、
「角部屋か~、ラッキー(・ω・)」
ぐらいにしか思っていなかったんですが、
角部屋にも思わぬ落とし穴が存在します。

そう、『窓の数』です。

角部屋で特に多いのが「二面採光」。
部屋の二方向から光を取り入れることができます。

(角部屋でも一面採光ということもありますし、
 逆に中部屋でも二面採光の場合もあります。)

しかし、窓が多ければ多いほど気にしなければいけないのが、
日本人を困らせる現象選手権代表の『結露』です。

私自身も今の部屋で結露に悩まされていて、
サッシに断熱テープを貼ってみたり、
窓の下に吸水シールを貼ってみたり、
なんやかんや試してみましたが、
自然はとてつもなく強かった…(泣)

さらに、私の部屋はバルコニー側の大きな窓に加えて、
もう一面にも窓があります。それも2枚…

特に梅雨の時期になると、
「え、家の中で雨降った?」と思うほど、
窓がびしょびしょになるんですよね…

かと言って毎日毎日掃除もできず、
気付いたらカーテンやサッシにカビが…なんてことも。

そして冬場、窓が多い分部屋が冷える冷える。(笑)

断熱仕様の窓やサッシが使われていれば、
この悩みも軽減されますが、
新大学生・新社会人が住む家賃帯では
そういったお部屋をみつけるのはなかなか難しいです。

もしも角部屋に絞ってお部屋探しをしていて、
なかなか理想のお部屋に巡り合えない時は、
こういった点も考慮して、中部屋の検討を
進めてみるのもいいかもしれません。

≪ まとめ ≫
賃貸市場にはたくさんのお部屋があって選びたい放題。
選択肢が多いからこそ、頭を悩ませてしまいます。

しかし、お部屋のメリット・デメリットを知れば知るほど、
気に入ったお部屋を見つけやすくなります。

初めてのお部屋探しでどうしたらいいか分からない。
なかなか気に入るお部屋が見つからない。

案外気力や体力を使うお部屋探しですが、
この記事を読んでくださった方々が
納得のいくお部屋探しができることを心から願っています。

 
まこ.🌻



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