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今年の婚活

月日が経つのは早い。気がつくといつの間にか1月が終わっていた。ぼーっとしていたらあっという間に歳をとって死んでいくんだろうな。初っ端から鬱々した文章を書いてしまったけれど、そんな文面とは裏腹に久しぶりにココロオドッテいます。

というのは、あれだけ悩み苦しんでいた婚活から卒業できました(拍手!!)

今の彼氏さんは私のことを可愛い、優しい、好きってめっちゃ言ってくれる優しい人です。本当にありがとう。一緒にいるだけで心が満たされます。そして会うたびにちゃんと好きになっているから、こんなことって本当にあるんだなぁって日々を噛みしめています。

私は立派な喪女なので5年ぶりにできた彼氏です。今の彼氏さんは唯一いた元カレと全然違うからか日々胸をキュンキュンさせつつも毎日戸惑っている。

私の唯一の元カレは大学の時に付き合っていた2歳年上で1学上の研究室の先輩だった。人当たりが良くて、面倒見がよくて、先生からも先輩、後輩からも慕われていた彼のことは配属されて半年経つ頃には好きになっていた。その頃の私の周りには研究室内で付き合う研究室カップルが増殖していたということもあり、片思いを1年ほどした後に周りの雰囲気に押され彼が大学を卒業するタイミングで告白した。そして付き合うことになった。
彼は卒業後に関東で就職することとなったため、付き合って直ぐに遠距離恋愛となった。私が就活のタイミングだったため、就活にかこつけて関東に住む彼には月1のペースで会っていた。最初は夜行バスの日帰りだったが、その内彼の住むアパートに泊まるようになった。
彼の家に初めて行った時に、そういったこともあるかも、、、、大人の階段を登るかも、、、、と胸をドキドキさせていたが、結局2年付き合ても彼とはそういったことをすることは無く、キスをすることもなかった。当時の私は色々と彼との距離を詰めようと悪戦苦闘していた。付き合った翌年に今度は私が卒業し、偶然1か月ほど東京で社内研修があったため、研修中に私が住んでいた寮に彼を呼んだ。昼間は街を散策し、夜になりさあ寝るぞ!となったが、「一緒に寝る?布団二つあるけれどどうする?」と聞くと、別の布団で寝ることを要求された。更に布団は二つ並べて置かれることは無く、まさかのL字型に配置された。そして夜にはテレビが見たいと、テレビをつけた。
流石に24歳の恋愛経験が皆無の私ですら、彼にその気は全くないことに気づいた。付き合って1年が経った夏だった。

20代の男性が全く手を出してこず、それどころか私が近づこうとしても避けられることに対して、どうすれば距離を縮めることができるのかと毎日悩んだ。
彼が私にとって初めての彼氏だったこともあり、冷たい態度を取られても彼のことが好きで、会いたいっていうと会ってくれていたこともあり執着した。しかしどれだけ私が彼に執着しても、好きだと言っても、時間を作り関東まで会いに行っても、全く進展することは無く、付き合った当初から何も変わることは無く2年が経った。付き合っている間は毎日苦しくて、辛くて、来ない返事を待ちながらイライラし気持ちが満たされない日々を過ごしていた。そして3年目の記念日に感情が爆発し、彼に振られる形で別れた。2年付き合った感想は、全く味がしないオレンジジュースのようだった。彼氏、彼女の体をなしていても中身がない。もはやオレンジジュースではなく色つきの水道水だ。

今の彼氏とはアプリで出会ったのをきっかけに、今年の1月に初めて出会った。そして社会人であり、平日はお互いに仕事が忙しくて毎日帰宅が9時10時頃になっていても、毎日連絡をしてくれるし、電話もくれる。電話するときにはありがとうも言ってくれる。出会ってからはほぼ毎週末出掛けるし、週末遊びに行く際も1時間かけて会いに来てくれる。そして抱きしめてくれる。

元カレが私にとって初めての彼氏で、30年の人生の中で唯一付き合った人だったこともあり、彼氏彼女の関係は元カレとの経験が基準となっている。そのため彼氏の態度が私の経験や想像を超えていて戸惑っている。友達と彼氏の閾値をオーバーし、サチレーションを起こしている。解析不能状態だ。
家族以外の他者からこんなにも愛情をもらったことが無く、付き合ってからは彼の気持ちが理解できず毎日戸惑っていた。

まだ出会って一月も経っていないのにどうして私のことをそこまで愛せるのか理解できなかった。最終的に騙されるかヤリ捨てされるのではと悪い想像ばかりが頭に浮かんだ。
私の過去の恋愛事情を良く知る友人にこのことを相談すると、前の元カレとの関係性が異常、今の彼氏との関係が通常の状態かは分からないけれど、今の関係の方が一般的ではあるよ、という俯瞰的意見をくれた。
普通の恋愛経験がある人は生活の中でこんなにも寄りかかれる人が居たんだ。ズルい。30年間一人で一生懸命立っていたね、よく頑張ったね。と自分を抱きしめてあげたい。

もう私は一人で立たなくても良いんだ。一緒に歩いて行ける人が居るんだ。初めてそう思えた。

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