スマホが水没してカメラのレンズが結露した体験とその対処法


今回は、noteっぽくない体験談です。

少し前のことですが、日常防水機能があるiphone8を、お湯が張ってある浴槽に落としてしまいました。実はこれで3回目です。

慌てて拾い上げ、水分を拭き取り、使えるかどうか確認したところ、とりあえずその時点では問題無さそうでしたが、あとになって大変なダメージが発生していたことがわかりました。


その前に、実は今回の3回目に受けたダメージとは別に、これまでの2回で受けたダメージが2つほどありますので、まずはその説明からさせていただきます。


1つ目は、

ホームボタン下の左右にあるスピーカーの右側のスピーカーが聴こえ難くなったことです。

左側のスピーカーが聴こえているのでそれほど困りませんが、握っているときに左側のスピーカーのところを掌(手のひら)で抑えてしまうと、急に声が聴こえなくなってしまうという程度の小さな煩わしさが残りました。おそらくは、スピーカーの配線や振動機能に不具合が起こったと思われ、このようなメカ的な故障だと修理に出すとなかなかの修理代がかかるため、使用にはさほど支障が無いことから、この欠陥については諦めることにしました。現在も同じ状態です。


2つ目は、

ホームボタンが押せなくなったことです。

バッテリーが完全に切れたときにホームボタンが押せなくなりますよね?あれが使っている時もずっと続くのです。

ホームボタンが押せなくなると、操作によって遷移したあと、次の操作をするためにホームに戻ることが出来なくなり、そのたびに電源を落として再起動してから次の操作を行う...という面倒なことをやらざるを得ませんでした。

しかしどういうわけか?ラッキーなことに、翌日になって突然、ホームボタンが押せるようになりました!理由はどうあれ、もう面倒な作業をやらなくて良くなったのでひじょうに助かりました。しかしながら、また同じことが起こると困るので、ネットでちょっと調べてみたところ、画面の中に常にホームボタンを表示させる機能があることを知り、今はその設定にしています。


ちなみにそのやり方は以下のとおりです。
※以下はiphone8の場合です。

「設定」→「アクセンシビリティ」→「タッチ」→「Assistive Touch」→オンにする

これだけです。すぐにできます。


この設定にすると、画面の中に半透明なホームボタンが常にある状態になり、なんとなく邪魔なのですが、あの時の煩わしさを二度と味わいたくないので、今もずっと画面の中にホームボタンを置いています。もちろん、写真や動画には映りません。


この「ホームボタン操作を画面タッチで行う方法」、結構使っている人もいるみたいですね。私はというと、結局使い慣れたホームボタンの方を押すため、画面内のホームボタンを意図的にタップすることはまずありません。

逆に、これから使おうとする機能をタップしようとして、間違ってこの半透明のボタンを押してしまうことの方が多く、むしろ作業が途中で戻ってしまうことがしばしば起きています。正直なところ、何の効果もなく、ただただ邪魔になっているだけです。

ではなぜ、そんなことをしているのかというと、再びホームボタンが押せなくなる恐怖に比べたら、邪魔になる程度なら充分に我慢できるからです。ホームボタンが押せなくなった経験をすればわかってもらえると思います。

というわけで、2つ目のダメージは回復しましたが、この「Assistive Touch」機能によって、念のため対策を講じました。


そして本題です。今回3回目の水没時に起こったダメージを紹介します。

3つ目は、

カメラのレンズの内側が結露してしまったことです!このせいで、スマホで撮影した写真はすべて霧に包まれた写真になります。

そのときのスマホを撮影するカメラがなかったので、こちらの店舗さんを紹介がてら画像を引用させてもらいます。こんな感じです。

スマホ結露02

スマホ結露03

(たまたまですが、先ほどの対策で学んだ半透明のホームボタンが2つ目の画像に映ってます)


さて、この結露解消についてネットで調べたところ、修理屋さんに出さずとも自力で結露を解消する対処法も載ってました!なんとスマホを温めながら乾燥させて、結露を消すという超原始的な方法でした。


具体的に言うとこうです。


ジップロップの中にスマホを入れ、それと一緒にシリカゲルのような乾燥剤を入れます。そして、スマホに熱を持たせるために、YouTube動画を延々と流し続けます。

できれば、途中で動画が途切れないように、広告が入らない長い動画を再生し続けると良いです。


えーっ?そんなことで解消するの?


と疑問に思いつつも、洋菓子と一緒に入っている小さな乾燥剤がたまたまあったので、それを入れて2時間くらい動画を流し続けました。

しかしまったく変化がありません。

ネットには、早くて1~2時間、遅いと半日~1日かかると掲載されていたので、我慢強く待つしかないのかと思いつつも、ほとんど変化の無い曇ったレンズを見て、途方に暮れていました。


そんなとき、引っ越しの片付けをしていたら、突然救世主が現れました!

白元の「湿気とりドライ&ドライUP」です!


これは、洋菓子の袋にはいっていたちっぽけな乾燥剤とは比べ物にならない強力な乾燥剤が入手できたぞと、大きさからいったら50倍くらい大きなその乾燥剤を、さっそくジップロップに入れてみました。

画像3


写真のような状態で、YouTube動画を3時間流し続けたところ、レンズの結露に少し変化が現れました。

今までの息で吹きかけたような曇りが、粒がわかるくらいの水滴の集まりのように変化し始めたのです。

これはちょっと期待できそうだ

と、それからもう3時間続け、徐々に起こる水滴化への変化を確認しながら、最終的に寝る前に再度、長時間動画の再生をセットして就寝しました。

朝起きると、動画の再生は止まっていて、スマホの熱は完全に冷め切っていましたが、気になるレンズの結露は、なんと驚くことに!8割ほど消えていました!残るは中央の小ぶりな曇りだけです!


こんな原始的なことで直るんだ~!


実は直らなかった場合のために、先ほどの店舗さんとは違う在京の修理屋さんを調べておきました。結露解消の修理代は6,000円ほどで、さらに修理中に万が一データが復旧できなくなった場合のメモリのバックアップが依頼者リスクとして必要らしく、面倒なうえにお金もかかるし、さらに言うとこのお店が渋谷にあったので、当時の東京住まいでコロナ外出自粛の折、渋谷に行くのはひじょうに厳しかったので、自力で直せたことはひじょうに大きかったです。


そして、残り2割の結露を消すために、その後も粘り強く動画再生を続けたところ、最終的にまる一日近く時間はかかったものの、ほぼ家にあるものだけで解決できました。本当に助かりました。渋谷まで行って、お金と時間とコロナリスクを負わずに回復できたことに感謝です。


というわけで、もしこんな目に遭ったら、この対処法で直る可能性もありますので参考にしてみてください。


ためになったねぇ~ ためになったよぉ~(もう中学生より)


その前にお風呂にスマホを持ち込まないことが一番です。

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