見出し画像

■忘れたころにつく「スキ」

「note」と「私」(32) 「noteを読んで」改 不定期刊

◇自分でも書いたのを憶えていなかった…

2021年2月4日にアップした現代詩「牛/風」から、僕のnote投稿は始まった。
手元にある現代詩の詩作ノートは24冊、書いた詩は1245編に上る。
そのすべてをnoteに投稿したつもりだが、一部はそうでもないだろう。それでもそれに近い1200編余りの詩を、この世に公開、この世に問うた―と思っている。
3年4カ月余りの、詩作活動の中、東京メトロの「メトロ文学館」に2回入選した以外では、他人に言える成果もない。

それはともかく、好き放題に書いてきた詩が、少数の人に支持、共感されたことはうれしいし、改めて感謝したい。
書いたこと自体、1000編を超えるので、まったく記憶の外にある詩も多いのだが、どういうきっかけかわからないが、時に書いたことも忘れた詩に「スキ」をつけてくれる方がいて、自分でも驚いてしまう。

その詩が、2年前にアップした「2人のプロ」である。
これに、今になってスキをつけてくれる人がいた。プロフィルからすると、タクシー運転手をやっている方なので、僕が見て感じたことについて「職業柄」共感してくれたんだと思う。

自分は2年前に書いたこの「散文詩」のことなんてまったく忘れていたわけで、今頃共感してくれる人がいたことに驚いた。

その時々に、関心と感心がなくとも、何かのきっかけで自分が書いた詩に、同じ思いを寄せてくれる人がいる―その事実に、改めて頭が下がる。

詩に限らず、何かを表現することに「共感」があるかないか―というのは極めて重要なことである。
自分がやっていること、表現することが独りよがりの自慰的行為ではないことを認識し、他の人にわかってもらわないと意味がないではないか。

そういうことだ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?