他人を裁きたい欲求とは

「オバはん」とツイッターで攻撃された女性の記事を読みました。
顔が見えない相手に、言葉の暴力を浴びせるって何なんでしょうね。

人を裁く人について考えました。

〇相手を言葉で攻撃する

当時ツイッターで情報発信していた若い女性が、ある特定の人から「オバはん」と執拗に攻撃を受けたそうです。

オバはんが、見苦しい
オバはんが、恥ずかしい

コメント、DM。
いろいろ繰り返され、女性に精神的ダメージを与えました。

しかし、この女性がここで終わらず。

この「オバはん」と攻撃してきた相手に、直接会いに行ったという記事でした。

〇相手を裁きたい欲求

「オバはん」と執拗に攻撃してきた相手は、実際に会ってみると普通の人だったそうです。

そして、自分がしたことに対して、全く悪いと思っていない様子。
それがショックだったということでした。

本当のことを言って何が悪いの？が本音なのかもしれません。
だって本当なんだもん。私が正しい。
こんなことを言う元同僚がいたことを思い出しました。

世の中には【人を裁きたい欲求を持つ人】がいるようです。

そして、記事の弁護士さんの意見によると
✔️女性に多い
✔️自分が正しいことをやっていると思っているケース

がほとんどだそうです。

女性が多いと言うのは衝撃ですが、確かにそうかもしれない、、、と亡くなった母を思い出しました。

〇正義感？世直し？

母は正義感の強い人でした。

商品に問題があれば、メーカー宛てに手紙を書いて、文句を言いました。

テレビの放送で気になることがあれば、テレビ局に電話をかけて意見していました。
（昔はテレビ欄にテレビ局の電話番号が全部載っていましたね、なつかしい話です）

母がクレームをつけるのは日常茶飯事でした。

意見を言いたい。
＝世直し、と思っていたのかもしれません。

人を裁くことで、スッとする何かを感じていたのでしょうか。

私自身も、バカだ、アホだ、無能だ、などとたくさん親に言われましたが、【人を裁きたい欲求】を持つ親に、裁かれていただけなのかもしれません。

親にとっては、正義と世直しの一環だったのでしょう。今思えばですが。

〇平和のために

近年、SNSと共に【人を裁きたい欲求】を爆発させている人が表面化してきました。

知らない同士が裁きまくっています。

身内にいたので感じたことですが、
「そういう類の人って、文句を言える場面を探している」

正義だ！世直しだ！で、自分の意見を100%正当化していました。
ここが快感なんでしょう。

でも、側から見て、ストレス発散の場面を探しているだけのようにも見えました。

正しいこともあるし、間違っていることもある。

相手を受け入れる余地もなく、器の狭さが露呈して、結局、現在の自分の人生に満足できていない人だろうなと、残念ながら、親を近くで見ていて感じました。

他人をジャッジすると自分自身を苦しめます。

人が人を裁くなんて、そもそもどうなの？って話です。

明日の平和のために、自分のために、もうちょっとだけ優しくしていきましょうね。