後輩を育てること=愛だ
人生の折り返し地点を過ぎたあたりから、後輩や若者を育てることに興味がわいてきました。
意外にも芸人(お笑い、落語家)さんたちも「後輩を育てたい」と思っている人が多いことに驚きます。
自分の芸を磨くのが精一杯で、人を育てている余裕があるのか??と思うけど
それでも育てたいと思うものなんですね。私も同じです。
それってつまり「愛」なんだ、と気づきました。
○育てる場面
組織の中で働いていると、社員教育の場面に出くわします。
それはいわゆる仕事のノウハウを教えるということ、のみならず、振る舞いや礼儀まで。
ベテランになるほど、機会は増えます。
先月末(8月末)、同僚が仕事を辞めました。
後任がいて人手は足りているのですが、ここにきてなかなか難しい展開になっております。
丸一ヶ月間、引き継ぎ期間が設けられていました。
にもかかわらず、判明したのは、仕事が引き継がれていなかった事実です。
○バトンをつなぐ
組織に残された者の使命は、引き継いだ仕事を、問題なく進めることです。
「引き継ぎ」は言わば組織のバトンをつないでいくことになります。
今、日を追うごとに明らかになっていますが、
どうやら元同僚はほとんど何も教えず、去ってしまったようでした。
そういったわけで、事情を知る者が残っておらず、早速問題が出てきました。
どうやら推測するところによると、元同僚は「自分はもう関係ないから、どうにでもなれ」
そんな思いだったようです。
後任者には「好きなようにしてくれて構わない」とはっきり言っていたようです。
好きなように対応する、と言っても限界がありますよね〜
まずは基本を学ばなければなりません。
基本情報が入ってないと、アレンジも変更も、好きなようにできないのです。
○教える=愛、なのでは?という発見
一連のことを聞き、ザワザワしました。私だったら、どうするか?
自分が、組織を去る側の人間だったらどうしたか?
何度考えても、答えは一つしかありません!
「自分が持っている知識をできる限り全部教えて、引き継いで去る」
これしかないなあと。
何でもいいから、私から吸収してね!
時間ないからよろしく!
という意気込みを持って教えますし、育てます。
不足分は文書で補ったり、口頭でフォローしたり。
引き継ぎ期間は、習う方も、教える方も、一緒に汗をかいて必死になります。
それが普通だと思っていました。
しかしそういう人ばかりではないようです。
今回の元同僚は、愛情が足りなかったなぁと。
残された人間への愛です。
「これを教えておかなかったら、きっと困るだろう」→だから教える
「これを知らなかったら、きっと処理に困るだろう」→だから教える
その連続です。
自分の知っていることを少しでも多く伝授してあげたいと思う。自然に。
これが愛、なんですね。
発見しました。
後輩/後任/後継者/若者を育てること=愛、です!
本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖