まちのコイン
アプリはシンプル、アイデアは無限! SDGsの幅広い課題に対応する『まちのコイン』
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アプリはシンプル、アイデアは無限! SDGsの幅広い課題に対応する『まちのコイン』

まちのコイン

まちのコイン・導入事例:神奈川県庁インタビュー

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お話を伺ったのは......
神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室・SDGs推進グループ 
グループリーダー 清木信宏 さん

身近な行為がSDGsにつながっていると意識してほしい

ーー現在、『まちのコイン』を4箇所で導入されている神奈川県ですが、導入のきっかけについて教えてください。

2018年7月に、神奈川県が『SDGs(Sustainable Development Goals)未来都市』に選定されました。SDGsの制度を進めるにあたって、企業だけでなく一般のかたに浸透させていくために、ポイントを使った仕組みを考えていたんです。『神奈川県SDGsつながりポイント事業』として、カヤックさんから提案いただいた『まちのコイン』を採用させてもらいました。

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カヤックさんの豊富なアイデアは、様々な面で活用させていただいています。神奈川県庁からも各市町村へ働きかけつつ、現場に近いカヤックさんの知恵を借りて、導入事例を増やしています。2021年7月現在は鎌倉市、小田原市、厚木市、日吉エリア(横浜市港北区)の4箇所で実施しています。

ーー『まちのコイン』の採用の決め手は、どういった部分ですか。

スマートフォンのアプリなので、仕組みがシンプルで気軽に使える、簡単に導入できることが決め手になりました。換金性が無いことも、大きいですね。かえって経済活動に限定せず「広がり」を自由に持たせられるのでは、と期待しました。

例えば、小田原や鎌倉など海の近くの地域は、ゴミ拾いやビーチクリーンが普段の生活の中に溶け込んでいる人も多い。身近な行為がSDGsにつながっていると意識してもらえると、取り組みも幅広くなっていくのではないかと思いました。

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ビーチクリーンの一例、小田原・袖ヶ浜ビーチクリーン&ひものBBQ。『ケントスコーヒー』さん、『早瀬のひもの』のスポット連携イベント

ーー実際に『まちのコイン』を導入してみて、いかがですか。

導入するにあたって、意識していることは「一般のかたへのSDGsの浸透」。各地域のコインの流通を見ても、この1年でSDGsに関する認知度は高まったと感じています。『まちのコイン』のアプリは、SDGsを理解し行動に移す、SDGsを自分ごと化するツールとして、いいものになっているんじゃないでしょうか。スマホアプリで気軽に楽しく体験できる、という点が、うまく使ってもらえている要因ですね。

コロナ禍になってしまい、もっとイベントなどオフラインでの活動ができたらと残念に思う部分もあります。今後は、コロナ禍におけるSDGsの活動を促進するためにも、デジタルツールの強みを活かして、オフライン・オンラインの両方を活用するアイデアを生み出していければと思います。

予想以上の多様なつながりを発見

ーー『まちのコイン』に関する、印象的なエピソードがあれば教えてください。
日吉の運営団体の『HIYOSHI Green Action(ヒヨシグリーンアクション)』さんは、町内会、商店街から学校関係者まで多様な人が集まっています。一部の人だけでなくいろいろな人が参加し、一生懸命取り組んでいる姿が印象的でした。

厚木では地域のコイン・アユモを活用したフードバンク活動が行われています。養豚場の『えどや豚(JAあつぎ夢未市店内)』さんより提供いただいた食材を、ダイニングバー『マッカーサーギャレッジ』さんで調理し、フードバンク対象者が食べられる。こういった、スポット同士のコラボレーションなど、地域のつながりを活用した体験チケットも出ています。

小田原でも、『ほりだしもの市』という地域のスポット間のミーティングから生まれた体験チケットがあります。「自分にとってはいらないものでも、誰かにとっては欲しいものかもしれない......」そんな気づきから、例えば、『早瀬のひもの』さんの加工段階で余ってしまう食材を、『BAR MIZUNARA(バーミズナラ)』さんが活用して新メニューにするなど、食品ロス削減につながるいいアイデアが生まれています。

カヤックさんの本社がある鎌倉では多様な団体や店が参加していて、『まちのコイン』の活用もバラエティに富んでいると思いました。特に、『アルペなんみんセンター』の、難民のかたが自身の文化をシェアしてくれる体験チケットのアイデアには驚きました。

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一口にSDGsと言っても、地域や人それぞれ意識することが違うんだな、と感じましたし、多種多様のつながりかたが発見できたと思います。

SDGsの認知から行動まで、幅広い課題に対応するアプリ

ーー『まちのコイン』を、ひとことで言うと...?

「SDGsの自分ごと化」ですね。地域のつながり作りという面も伝えていますが、やはり我々の思いからすると、SDGsを身近に感じてもらうことに集約されると思います。体験チケットを使って楽しみながらSDGsに取り組める『まちのコイン』の仕組みは、理解と実践の浸透に非常に役立ってくれていると感じています。

海から山から野菜までもと言うか、環境問題や食品ロスなどの様々な課題にアプローチできる面白いアプリですよね。SDGsの目指すゴールが広い中で、『まちのコイン』の仕組みはアイデア次第でなんでもできるのが本当に面白い。アプリはシンプルですが、アイデアは無限だな、と感じますね。
まだまだアイデアが出てくると思うので、この先の広がりにさらに期待しています。

取材・文 二木薫

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