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27歳、初めてのリゾートバイト。🐮🍦

「北海道に行ってみるか」

最終出勤日を終え、有給消化中。

まったり脱力感を味わいながら
曜日感覚もなくなってきた頃、ふと思いついた。

学生時代の唯一の心残りといえば
リゾート地に住み込みで働く
「リゾートバイト」ができなかったこと。

何だかんだ学生時代もバタバタと忙しく
まとまった時間をとることができなかった。

今しかない。🙂‍↕️
素直にそう思った。悩まなかった。

どうせ行くなら、未上陸の北海道へ。

なんの迷いもなく行先も決め、
適当なエージェントを見つけて応募。即採用。
▷▶いざ出発✈️


北海道の山奥にたたずむリゾートホテルにて
1ヶ月間、レストラン勤務をすることになった。

社員さんは基本的にみんな優しい。
自分の世界でしか生きられない
クソ親父もいたけども。(どこにでもいるよね)

1日実働8時間勤務で平均15,000歩だから
事務仕事をしていたときと比べれば
いい運動にもなっていたなぁ。

👨🏻‍🍳いつでも社員になれるね
(私)なるかボケぃ

お金を稼ぎたいわけではなく
未開拓地でのんびりスローライフがしたかったのに
社員なみにみっちり働いていて、

こればっかりはエージェントめ
閑散期だって聞いてたのに^^💢


北海道は、とにかく空気が澄んでいる。

空港におりた瞬間から
空気の軽やかさを感じて驚いた。

窓を開けて好きな音楽を流すだけで
完璧な環境音になる。

虫たちや鳥たちの声
木がざわめく音
風がふきぬける音

まず、人間の音がしない。
生活音がしない。

気づけば私生活でノイズを避けるために
外せなかったイヤホンを
滞在中1度もつけていなかった。

顔を上げると緑が生い茂っている環境。

🦋🌱🍃🕊

本州にいた頃と比べて明らかに

我に返って「個」を見直す時間が増えた。

日常から移動すると、今の自分の状況がわかる。

かと思えば、電池切れのようにボーーーっとする。
0か100かみたいな脳内サイクル

思うに、
美しくも不自由な大自然の中で
思考も感情も
精神的にデトックスされていた🌿‬

そんな気がする。

27歳。有給消化中に北海道で住み込みで働いている
私の人生、単純におもしろい。

1ヶ月の北海道生活を経て

あぁわたし、自分の人生 愛せる。

素直に心から、そう思えた。

心穏やかな休日。

オシャレもしないしメイクもしない。

22時まで働いて、翌日は5時出勤。
そんな日もあったけれど
星空に癒されながら帰路に着いていた。

そんな生活の中で、ふと。

この1年間、無いものばかりに
目を向けていたなぁと思った。

いなくなろうとするもの
いなくなってしまったもの

敗北、絶望、恐怖、不安

そんな世界で生きているように
悲劇のヒロインになっていた。

私が北海道に来たことは、立ち向かう行動を
やっと始めるためだったのかもしれない。

悲しみは、喜びを知っているから。
寂しさは、人のあったかさを知っているから。

そう腑に落ちたら、

度重なる連続で
吐くほど泣きじゃくった
あの夜を
美しく、大切に思う。

この1年間で、
大事な私生活を手放し
常識、価値観、プライドの崩壊が
同時に起こった。

そんな困難を乗り越えるための新しい経験、
エネルギーやアイデアを
何の由縁もない北海道でもらいにきたんだと😌

現実的に何ができるか
自分の本来の能力や得意なことと向き合うのは
8月からのNZ生活に期待。!

圧倒された積丹半島「神威岬」

北海道では あちこちで色んな出会いがあって
改めて人へのありがたみが感じられた。

(特に現地のおっちゃんにめっちゃモテた。笑)

ローカルな場所🗺やソウルフード🍙、
道民の人たちのおかげで
1ヶ月間 全力で満喫できたなぁと思う。

戦後まもなく誕生した老舗和菓子屋さん「柳月」
帯広十勝のソウルフード「インデアン」
帯広地方卸売市場
十勝産100%のパン屋さん「麦音」
勤務先近くの展望台
自家製放牧豚の老舗レストラン「ランチョエル・パソ」
北海道遺産モール温泉
初めて北海道で‪🍦‬を出した「アイスクリームパーラー美園」
6月から8月しか食べられない幻の紫ウニ
👴🏻目白押し「ジンギスカン北海道」
勤務先近くの地元ラーメン屋「ロッキー」
ゴールデンカムイの聖地「二風谷コタン」
引退馬が余生を過ごす「ヴェルサイユリゾートファーム」
平取和牛専門店「くろべこ」
👴🏻からの貢物たち①
👴🏻からの貢物たち②


同世代のバイトの子たちにもスゴく恵まれて
日々の業務で存在に救われていた。

そんな中でもやっぱり

楽しそう、明るい、幸せそうに見える人ほど
事情だったり悩みだったり
何かを抱えていることが多いということ

でも、そんな「なにか」に惹かれるところも
少なからずあって。
人間味が美しいなと思う。

終わりと始まりの中間地点に立ってみて
人生の色々なところに感謝できるようになった。

根拠もない自信だけど、

わたしはどこに行っても何が起こっても
必要なときに必要な人と出会って
助けてもらって、大丈夫になる気がする。


なんかそう。なんとなく。

打たれ強く、精神的に成長したのかもしれない✌️

あとは物事の視点を増やして
感情のアップダウンを減らしていきたい。笑

見惚れた「青い池」

今、決められないことは そのままずっと
決まらないことがほとんど。

例えば、お金だけでみると🇯🇵にいたほうが
いいに決まっている。

でも🇳🇿でできる経験はあとから
何億と積まれても買うことはできない。

とりあえずまだ20代のうちは
自分の経験にこそお金と時間を投資したい。

そうすれば死ぬ前に
「○○やっとけばよかったなぁ」って
後悔まみれにならなくてすむんじゃないかな。


お酒に酔った👴🏻から教わった恋愛の定義。笑
忘れないように残しておく↓

①「私」を選んでくれる相手を選ぶこと
②安心と自信を与えてくれる相手を選ぶこと
③心の繋がり大事にしてくれる相手を選ぶこと
④いい関係を築くために協力してくれる相手を
選ぶこと
⑤「私」が幸せを感じているだけで
幸せを感じてくれる相手を選ぶこと

(どんな会話してるねん🤣)

国内とはいえ、誰も自分を知らない環境で
住み込みで暮らすのは
もちろん不安だったけれど

学生時代から憧れていた星野リゾートに
1人で宿泊したり
電車とバスを乗り継いで突き出た半島に向かったり

思いがけず たくましく生きてた💪

順応性=自然と慣れること
これ、割と能力あるんじゃないかな?

あの日を乗り越えたから、今の私が在る。

そう思わせてくれた北海道には
行きたいところも食べたいものも
まだまだ た~っくさん残してきたので
またゆっくり帰りたいナ☺️🪻

渡航まで残り1ヶ月をきって
いろいろな諸手続きに追われながらも

まだまだ大好きな人たちと
大切な時間を過ごします🧜🏻‍♀️

夏よ、終わるな~~!☀️

2024.7.4 まち子🐄

19年越しの夢が叶った「森の時計」

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