Rotmanカリキュラム 101
こんばんは。町田です。
前回(↓)は、自己紹介となぜこのMBAスクールに進学することを決めたのかについて書きました。
Rotmanは日本人学生が非常に少ないこともあり、学校についての日本語の情報がなかなか見つけにくかったり、古かったりします。
(Class of 2022の日本人学生は、私ひとりのみ。)
ですので今回は、Rotman School of Managementの私の感じる特徴やどういったクラスがあるのかを紹介していきたいと思います。
(と、書き始めた当初は考えていましたが、思っていたより分量が多くなりそうなので、まずはRotmanのカリキュラムを中心に紹介します。)
以下noteを読む上での、念のための注意点です。
Class of 2022の情報であること
Covid-19のパンデミックの影響をモロに受けたこと
あくまで、私見であること(特に、他のMBAコースを履行したことは無いので、他のスクールとの違いは正直言って分かりません)
概要
Class Profile (Class of 2023)
期間
授業自体は2020年の9月始まりの2022年の4月終わり。トータル20ヶ月のプログラムです。
2020年8月からプレ・プログラムがあり、また、卒業式は2022年の6月なので、全拘束期間(?)は23ヶ月になります。
Flexible Internship Program(FIP)
また特徴的なプログラムとして、Flexible Internship Program(FIP)というものがあります。
原則としてRotmanの学生は2年次のターム(夏、秋、冬/春)のどこかでインターンシップを行わなければならない、というプログラムです。
インターンシップは必須ではありませんが、学校からはかなりお薦めされます。私の友人の多くは、このインターンシッププログラムを通じてMBA修了後の仕事先を見つけています。
私も(社費留学ということもあり無償ではありましたが)夏に3ヶ月ほどトロントのテック系スタートアップでインターンを行い、大変良い経験になりました。
プレ・プログラム
プレ・プログラムは2本立て。
国際経験の少ないInternational Student向けの任意参加のプログラム(1週間)が8月初旬から、全学生参加必須のプログラム(2週間弱)が8月中旬に開始。
International Student向けの任意参加のプログラムは、
・英語のWritingとSpeakingを学ぶクラス、と
・他文化の人とのコミュニケーションの取り方の要点を学ぶクラス
で構成されていました。私の時は全てオンラインクラスでした。
(日本からトロントに繋いでいたため、時差に苦しめられていました。。)
全学生参加必須のプログラムは、
・多様性のあるチームにおけるリーダーシップを学ぶクラス、と
・実際のクライアントに対してコンサルティングを行うクラス
で構成されており、前者のクラスでリーダーシップを学び、後者のクラスで学んだことを実践する、という組み立てでした。
また上記の2つのプログラム以外にも、会計やファイナンス、数学など1年次で学ぶ内容の基礎を身につけるためのオンラインクラス(edXを利用)もありました。
1年次
1年次は全部で4つのTermで構成されており、1つのTermは
授業期間6週間+テスト期間1週間の計7週間。
それぞれのTermの間には2週間から1ヶ月ほどの休みがあります。
Term 1-2は必修授業が4つ、Term 3は必修授業が3つ。
Term 4では必修授業1つに加え、選択授業を3つまで取ることができます。
各授業は週に2時間×2コマが6週間。全部で12コマで構成されます。
例えば、Term 1では4つの授業が2コマづつあるので、1週間で合計8コマの授業を受けることになります。
各Termの授業は以下。
Business Design系の授業は必修授業に含まれておらず、Term 4以降の選択科目として取っていく必要があります。
また、Term 3の授業数が少ないのは、そのタイミングでインターンシップの選考が増えてくるためで、この辺りから就活系のイベントも多く行われるようになりました。
Term 1(9月頭から10月中旬まで)
Financial Accounting and Reporting: A Global Perspective
Leading People in Organizations
Managerial Economics (Micro)
Decision Making with Models & Data
Term 2(10月下旬から12月初旬まで)
Fundamentals of Strategic Management
Managing Customer Value
Statistics for Management
Finance I: Global Capital Markets and Valuation
Term 3(1月初旬から2月末まで)
Finance II: Corporate Finance
Economic Environment of Business (Macro)
Operations Management
Term 4(3月初旬から4月下旬まで)
Managerial Accounting
+選択科目(3つまで)
それぞれの授業の詳細はこちら(↓)から。
1年次は授業への慣れが必要だったり、Assignmentが大量にあったり(、私の場合は時差があったり)など非常に大変でした。
友人たちの多くも、めちゃくちゃ大変だと言いながら授業に取り組んでいました。
2年次
Summer Term(5月頭から8月末まで)
Fall Term(9月中旬から12月初旬まで)
Winter/Spring Term(1月中旬から4月中旬まで)
2年次は上記の3つのTermで構成されており、それぞれのTermで原則5単位まで取ることができます。(トータルで取れる単位の上限あり。)
また基本的にインターンシップをどこかのTermで行うことになっており、
(インターンシップ中は授業を取ることが難しいので、)インターンと取りたい授業が被らないように工夫する必要があったりします。
各授業は原則として、週に2時間×1コマが12週。全部で12コマで構成されます。ですので、1年次よりもそれぞれのTermが長くなっています。
どういった授業があるのかは、以下をご覧ください。
以上がRotman School of Managementのカリキュラムになります。
少しでも参考になれば幸いです。
分かりにくい点や質問などあれば、お気軽にコメント・ご連絡ください。
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次回は、「ぶっちゃけBusiness Designのクラスってどうなの?」の予定です。
では。