台本ができない
タイトルずばりそのままで、台本ができない。
稽古を重ねるうちにできてくるとか、変わってもいいとか、わかってはいるけれど、焦る。
ここを越えなければ、役割分担だとか演出だとか、全然手がつけられないのだもの。ぎりぎりになってバタバタしたくない。それに、この作品にどっぷり浸かれる時間は、実は一年もない。
これが舞台でなくて、一人で作る小説とかならまだいい。応募締め切りとかに間に合うようにコツコツチマチマやっていけばいいのだ。
だが、他人が関わる舞台だとそうもいかない。
ストーリー構築の上で、もっと迷いたい箇所はたくさんある。隣の少女が物語の中にどのように影響を与えていくのか。
内面で多くを語る町子の言葉は、声としてどんな風に響くのか。
既成の作品に対し、どのようにオリジナリティを打ち出していくか。
書きながら、後でいいじゃんという気になってくる…逃避。
オリジナル小説をただそのまま台本に起こすというわけではなく、自然、演出とか場面と場面のつながりも考えなくてはいけない。
これはもっと細かい演出自体ではなく、台本段階でやっておくべき仕事だと思っているからだ。
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