あんじー

超芸術トマソンとの出会いから路上観察やまちあるきにハマった24歳。instagram/…

あんじー

超芸術トマソンとの出会いから路上観察やまちあるきにハマった24歳。instagram/@machiaruko_gifu

最近の記事

  • 固定された記事

なぜ、町を歩くのか。

ずっと欲しかった答えは、 時間を重ねたあとに辿り着く。 「まちあるきとは、自分にとって、何か。」 この問いの答えが、今日、ふいに降りてきた。 とある町に興味を持ち、歴史を知り、現地を訪問して、これまでそこで営まれてきたことや人々の暮らしを追体験すること。そしてそれがなぜ生まれたかを、広く深く推理すること。 これだ。 歩くという行動は手段でしかなく、実際の目的は、人間社会への興味、物事を構造化する楽しさ、推理する気持ちよさ、を満たすことにある。自分好みの状況が揃うから

    • 夏の恵那観光。

      親を連れて、幼少期ぶりらしい恵那峡へ行く。 東濃の、昭和の観光地。 やきもの、五平餅、民芸品が お土産として売られているのが 新鮮に映った。 恵那峡については橋と遊園地 のこと以外全く知らなかったのだが、奇石が見れるのが有名なんだな、自然公園があるのも来るまで知らんかった。この付近は石材屋も多いらしい。以前行ったことのある石の博物館もこのエリアにあって、あーなるほど、となった。 そして遊覧船。 という響きが既に懐かしい。 チケットは用紙を書いて受付で申し込み、乗船は、チ

      • 神戸まちあるき後編

        高架下から歩道橋へ抜けた3人は、自然な流れで、さてと北野異人館街へ行くか、となった。おおよその方角を確認して、スマホをポケットにしまい、北東に向かってほっつき歩く。 住宅街、ビジネス街、官公庁エリアを通り過ぎて、とある大通りに出ると、右の方に深緑色をした電灯群が見えた。何かありげだ、と歩いていくと、異国の住宅が並んでおり、ノーマルになっていた我々のテンションも少しずつ上がってきた。そこが北野異人館街だった。 正直なところ、北野異人館街の楽しみ方がいまいちピンと来ず、だった

        • あれから2週間が経ち

          ポートランドから帰ってきて2週間が経った。その変化を記録しておく。 最も大きいのは、 英語の学習を始めたこと。 これまで、 海外に行きたいという夢も興味もなく 英語を話す機会もなく、 (というか自分には無理だと諦めていて) 外国人と交流したいという気もなかったのだが、 この前から、 もっと、英語を聞き取ることができたり (日頃しているような)自分の興味を深ぼる質問を、思いついたらぱっとできたりするようになりたいと思った。 なぜか。 ポートランドで、 現地の人と喋るのが

        • 固定された記事

        なぜ、町を歩くのか。

        マガジン

        • 喫茶店
          15本

        記事

          神戸まちあるき

          念願だった竹中大工道具館来館の夢を叶えたのち、向かったのは、繁華街。 この日、一緒に神戸に行ってくれたのは同僚2人。2人とも行きたいところは特に思いついていなさそう。ということで街歩き決行。 この日のルートは南京町~元町高架下商店街~北野異人館~ハーブ園。 南京町や北野異人館を歩いて思ったのは、その土地の歴史をよく知らなくても、食べ歩きやら写真撮るやらなんやらで楽しめてしまう異国の景観ってすごい。ということ。 非日常的な分かりやすいワクワクがたくさん詰まっていた。 昼食

          神戸まちあるき

          道具を知りに神戸へ

          神戸にある竹中大工道具館へ。 私が今1番行きたい場所だった、 建築、大工、 どうしても男性的な印象が強い 自分とはほど遠い感じがある 関係あるけどないっちゃない。 でも何故か惹かれる、憧れる すごく、かっこいいと思う だから行きたかった 建築 配置されているものの価値を知らずとも 気品の高さを感じる空間 中庭の版築にテンションがあがる。 展示 大工道具を使ったことも無いし 知識もあるわけではない だが、 日本古来からある道具類 への興味 がより一層掻き立てられた。 知

          道具を知りに神戸へ

          旅の思い出 7日目

          羽田空港に着き、空港近くのホテルで1泊。 翌日の夜の便で最後の移動。 ということで、丸1日、時間があったので、東京らへんでこの旅行の(本当の)最終日を過ごした。 蒲田のまちあるき。 喫茶店にあまり行ったことがないと同行人が言っていたので、喫茶店に誘って行った。ホテルから比較的近いところに行くことになり、見つけたのが、喫茶チェリー。 この店、とてもいい店だった。すごく、色気のある喫茶店だった。店主(ミニ丈のドレス着てる)も、客(御姐さんが喫煙してる)も、店の雰囲気(1960

          旅の思い出 7日目

          旅の思い出 最終日

          ポートランド旅行六日目 最終日、帰国の日。10時にポートランド搭乗、シアトルに11着。シアトル発が6時間後。9時間飛行機に乗り、羽田へ。 今回の旅行は、シンポジウムに参加することが本来の目的だったが、合間合間に、ポートランド中心部の東西南北のエリアを歩くことができた。 町はほんとうにコンパクトで、川も山も生物も近く、カフェやレストラン、バー、ショッピングモールにスーパーマーケット、公共施設まで、もう「町」にある全てがコンパクトに集まっていて、それでいてすぐにライトレールで辿

          旅の思い出 最終日

          旅の思い出 五日目

          昨日は滞在五日目。 シンポジウムと、観光。 シンポジウム最終日。 午前中で終了。今日はスタッフの人にシンポジウムについて質問を試みた。何人来ているのか、どこから来ているのか、年代層はどうか? 300人以上が来ていること。アメリカの全ての州と7~8カ国から来ていること。だいたい50歳以上の参加者が多いこと。が分かった。 めちゃくちゃな英語でも通じた。 それでもいいんだという経験となった。悔やむのは、もう少し具体的に聞きたかったこと。 この五日間で、思ったこと。 コミュにケー

          旅の思い出 五日目

          旅の思い出 四日目

          昨日はポートランド滞在四日目。 シンポジウムとマーケットの日。 時間がなかったので、メモ書きとして残しておく シンポジウム 日本の木地挽きの歴史と実演。石で研ぐ、型にはめる。日本とアメリカでは削る方向、構え方が違う。翻訳家の型と一緒にスピーチ 翻訳しやすいように話すものなんだな。 観光案内所のおばさんにまた会った。今日は互いの写真をみせあった。いいひとだった。沖縄の民族衣装を来たことがあると言っていて親近感があった。 マーケット 昼休みに、マーケットをはしごした。サタデ

          旅の思い出 四日目

          旅の思い出 三日目

          ポートランド滞在三日目。 今日はシンポジウムに参加。 シンポジウム。 アメリカで行われている。毎年都市が異なり、今年はポートランドでの開催。講演や実演、販売、体験などの催し物が開かれていた。 どれもダイナミック、そして何でもありな感じで、回す木材や刃物も大きいし、そういう作り方も出来るんだ!という新しい発見の数々。 質問が手を上げずとも、時間を設けずとも、どんどん質問が飛び交っていたのが、日本ではこういう場面はないなあと感じた。 映像配信するためのカメラの設置の仕方、動かし

          旅の思い出 三日目

          旅の思い出 2日目

          2日目が終了。 今日はいろいろな場所に行った。 しかし今日はもう時間がないので簡単に記録しておこうと思う。 まず建築 街歩きを楽しむために、建築についてさらっと調べてみた。 ・景観を守るためにビルの高さ規制を行っていること ・古い建築物は保存して再利用されているものが多いこと。 ・下の階は昔の建築を生かし、上の階をリノベーションしているという使い方があること ・グレイズドテラコッタという建築様式が多く見られるらしいこと(セラミックの石積み) ※情報、またちゃんと調べたい

          旅の思い出 2日目

          旅の思い出 1日目

          時差16時間。 飛行機で乗り継ぎ長い長い一日が終了。 やっとついた、ポートランド。 久しぶりの海外旅行。 せっかくなので記録として残しておこうと思う。 この旅の一番の目的は、観光でもまちづくりを学ぶでもなく、木工のシンポジウム(世界的に大きな、木工旋盤に関するもの)を見に行くこと。会社の研修を兼ねていて、社員全員で来ている。明日から始まるので、それはまた記録するつもりだ。 もちろんそれ以外にも行く予定をしている。 自分たちのことは自分たちでやろう、という精神が浸透して

          旅の思い出 1日目

          情景が言語化されるとき

          目の前の情景を言葉にできるとき。 また、それが珍しい状況のとき、 妙にテンションが上がる。 季語は特にそう。 桜雨、 花曇、 春雷。   あー今、この言葉だ、ってなる。 もうすぐ、夏の暦。 どんな情景とどんな言葉が これからあらわれるか、たのしみ。

          情景が言語化されるとき

          精神的に疲れるとはどういうことかの考察(私の場合)

          テンションが高い時は、言葉や表情に滲み出ているだろうし、 テンションが低い時は、何も発しないし顔の表情が動いてないだろう。 テンションの浮き沈みがわかりやすい人間だ、と自分でもすごく思う。 でもなぜテンションが低くなるんだろう。それってどういうときなんだろう。 ずっと思っていたことではあったが、言語化することはなかった。でも、最近なんだか自分がこのままでは生きにくくなるような気がして、自分の中で整理する必要がでてきた。 特にこの間の土日は、精神的に疲れてしまった。という

          精神的に疲れるとはどういうことかの考察(私の場合)

          今春、気づくこと

          季節が巡る。 巡ってくるたびに、新たなことに気づく。 と、20歳を過ぎてから思う。 昨年は、八重桜という花の存在と、花曇という言葉を知った。 今年は、そうだな、春を浴びたな。 山の一部分がピンク色になっているのをみて、山桜の存在を知った。“春の山の草木が一斉に若芽を吹いて、明るい感じになる様子”のことを、「山笑う」と言うらしく、なんて豊かなんだ、と感動した。 イチョウの葉が芽吹いているのを、一昨日見た。今の時期はそういう季節なんだ、と思った。冬、寂しげに佇む樹木が、

          今春、気づくこと