見出し画像

しまね発着、アートな旅のしおり(1号)山口県立美術館

はじめに

アートブロガーの町平亮です。
島根県を出発地として、中国地方を中心に、四国や九州、関西までと西日本のアートを巡る旅をお届けしています。
連載に至る経緯は、(0号)をご覧ください。


第1回目の目的地は山口県立美術館ですが、
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、2020年3月末まで臨時休館が発表されています。
外出の自粛が言われている中で、旅の記事を書くことに少なからず抵抗はあります。しかし、今すぐは難しくてもどこかに出かけることは、生活するうえでとても楽しいはずです。その時のために、このシリーズは書いていこうと思っています。

山口県立美術館の思い出

山口県立美術館に初めて訪れたのは、2018年5月のことです。
目的は「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくるー山口の巻ー」でした。
JR西日本が運行する特急列車「スーパーおき」に乗り込むこと約3時間、午前10時すぎに山口駅に到着。
そこから美術館までは歩いて15分ほど。
まだ展覧会を観ることだけに意識が向いていた頃で、「美術館」を楽しむという心の余裕がありませんでした。
しかも、このときは翌日に兵庫県立美術館で「ジブリの大博覧会」を観るという行程を組んでいました。
新山口から新神戸までの新幹線の乗車時間の関係で、山口市内をゆっくり散策することもできませんでした。

画像1

島根からのアクセス。

さて、「スーパーおき」は鳥取駅~益田駅間を走る山陰線と、益田駅~新山口駅間を走る山口線で構成されています。
目的地までの時間は短縮できますが、1日の本数に限りがあります。最寄り駅が大田市駅なのですが、日曜・祝日ダイヤですと現在3本です。
7:07発、12:05発、15:51発。
また、島根県内から山口県内へ発着する高速バスは、残念ながら見つかりませんでした(2020/2/17現在)。広島へ行く際には利用することがあり、時間的には自分で運転するのと変わりないですが、コスト的には助かります。移動中の自由度は少ないですが、長距離運転の体への負担はじわりじわりときます。そういうわけで、この連載ではなるべく公共交通機関を利用する方法で書いていきたいと思っています。

観に行きたい展覧会は。

「ハマスホイとデンマーク絵画」です。


この記事を書いている3月22日の時点では、東京都美術館で3月26日まで開催中のはずだったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休室から再開することが叶わず、閉幕するというアナウンスが発表されてしまいました。鑑賞を予定されていた方も多くいたと思いますが、残念でなりません。アート展覧会だけでなく、スポーツ関連などさまざまな分野のイベントの延期や中止が発表されているため、4月以降の開催も心配です。

それでも観るための準備は怠りません。
before展覧会というマガジンで記事を書いていますので、よければそちらもご覧ください。 

山口県で行きたいところ。

山口県の観光スポットで名前があがる場所に、錦帯橋があります。
岩国市にあるこの橋の歴史は古く、葛飾北斎や歌川広重も浮世絵の題材として描いています。

葛飾北斎作:諸国名橋奇覧 すほうの国きんたいはし
歌川広重作:六十余州名所図会 周防岩国錦帯橋

浮世絵の風景画で京都や大阪より西側が描かれるのは、あまり目にしないので、当時の人々にとっても錦帯橋は観光地として人気があったのでしょう。

さて、北斎と島根県は現在では深いつながりがあります。
北斎研究における第一人者で有名な永田生慈氏(1951-2018)は、島根県津和野町の出身です。
2017年にはご自身が所蔵されていた約2000点ものコレクションを島根県へ寄贈されました。島根県立美術館では、2019年から永田コレクションの全貌を公開していく展覧会をおよそ10年かけて実施する予定としています。
今年は北斎の映画も公開され、各地でさまざまな切り口で浮世絵の展覧会が開催される予定ですので、浮世絵ファンには楽しみな1年になりそうです。

《大浮世絵展 歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演》
会期:2020.4.3(月)~5.31(日)
会場:愛知県立美術館(公式HPはコチラ

《いっぴん、ベッピン、絶品!~歌麿、北斎、浮世絵師たちの絵画》
前期:2020.4.4(土)~4.26(日)
後期:2020.4.28(火)~5.17(日)
会場:渋谷区立松濤美術館(公式HPはコチラ

《北斎の肉筆画ー版画・春画の名作とともにー》
会期:2020.4.5(日)~9.27(日)
会場:岡田美術館(公式HPはコチラ

《おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~》
会期:2020.4.17(金)~6.7(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(公式HPはコチラ

《ジャポニスムー世界を魅了した浮世絵》
会期:2020.7.11(土)~9.6(日)
会場:千葉市美術館(公式HPはコチラ

《The UKIYO-E 2020ー日本三大浮世絵コレクション》
会期:2020.7.23(木祝)~9.13(日)
会場:東京都美術館(公式HPはコチラ

※いずれの展覧会も会期の延期や変更の恐れがありますので、最新情報は公式サイト等でお調べください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

おまけ


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

お立ち寄りありがとうございます。頂戴したサポートはアート活動を深めるために使わせていただきます。

嬉しいです。感謝。
5
農業×アートブロガー。 生きるために必要な食の生産に携わりながら、芸術がない世界なんてつまらない!と思っている人です。 noteでは主に展覧会の鑑賞や美術館めぐりのことを書いていきますが、たまに農業の話へ脱線することもあります。 (島根県在住)