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ディズニーのアイデアはどう生まれるのか

イマジニアをご存知でしょうか?

イマジニアは、世界のディズニーテーマパークのアトラクションの設計や製作を行う技術者たちのことです。その言葉自体は、イマジネーション(Imagination)とエンジニア(Engineer)を組み合わせた、ディズニーの造語と言われています。イマジニアの仕事は、アトラクションを作るだけでなく、モデル製作やキャラクター設計、インテリアや環境、音響設計、そしてキュレーションなど多岐にわたると言われています。

私はディズニーランドが好きで年に何回か遊びに行くのですが、いつも思うのがアトラクションなどのアイデアをどうやって生み出してるのだろうか、ということです。

そして、この疑問に答えてくれるような本が出ています。

この本は、イマジニアの方々が自らの発想術をまとめたものです。この本を読むと分かることは、創造力は限られた人だけではなく全ての人にあるということ、そして、アイデアを生み出すためのテクニックや法則も存在するということです。

 自分の創造力を最大限に活用したかったら、あるいはもう一度見つけ出したいと思ったら、イマジニアがやっていることをすればいい。再び童心に返って、子供らしい創造性が持つ楽しさや大胆さに自分を解放してもらうのだ!そうすればあなたのイマジネーションは、無限のチャンスが広がる紺碧の空高くどこまでも舞い上がって行ける。それから、鍋のヘルメットをかぶり、ボール紙の剣を振りかざして自分の敵である恐れに立ち向かおう。そして、無数の夢と限りない驚きに満ちたあの国に向かって全速力で突き進もう!

(「夢を形にする発想術」(イマジニア著)より)
 書かなければいけないときがきた。ところが脳細胞は動かない。ものを書くための神経が萎縮したのだろう。目の前のページは真っ白だ。
 診断は?「スランプ」。アイデアに行き詰まったのだ。だが、わたしにはいい解消法がある。証明済みの打開策だ。
 まずは強力なテクニック、とにかく「外に出る!」。どんどん動き回ること。すると、脳に酸素が供給され、インスピレーションが湧き始める。
 ほかにはこんな方法も。チームメートと語り合う。深遠な考えも無駄話も、さび付いた脳みそに点火してくれる。
 静かな場所を探すのもいい。そこで瞑想する。目一杯リラックスしてみると、突然「ひらめき」が降って湧く。

(「夢を形にする発想術」(イマジニア著)より)

イマジニアのような仕事には憧れますが、イマジニアにならなくても、今いる場所で創造力を発揮することはできるはずです。そして、そのような術を本の形で学ぶことができるのは、とてもありがたいことです。

この記事の最後は、本に出てくる夢を形に変える10の法則を紹介して終わりにします。

夢を形に変える10の法則
①明確なビジョンを持ち続ける
②前向きな気持ちでいる
③好奇心をサーチエンジンにする
④自分のアイデアを信じる
⑤創造性を歓迎する
⑥聴く人を巻き込むために、ストーリーを語る
⑦ゲストの立場になって考える
⑧人とアイデアの流れを整える
⑨一度に一つだけ話をする
⑩いちかばちか、思い切ってやってみる

(「夢を形にする発想術」(イマジニア著)より)



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