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『あたし、この曲♪で、躍りたい』

『あたし、この曲♪で、躍りたい』
横たわってた彼女は、ゆっくりベットから立ち上がり、パスローブをまとって、躍りはじめた

その躍りかたは、とても、ナチュラルで、ゆっくりと曲に合わせた、ここは日本かと思わせるスローダンス

どうしよう、僕も一緒に踊ろうか。。。
ふと、思ったが、彼女がよくても、世間が許さない

そんな邪魔をしてはならないのだ

僕は、ダンスパフォーマンスをみる観客

イヤちがう、その瞬間、僕は、映画監督なのだ

カメラは、僕の眼ひとつ

録画機能は、僕の脳内メモリー

ダンスパフォーマンスのレベルは高く、彼女の女の魅力をナチュラルに表現したものだった

それは、誰にも真似できない世界に通用するレベルだろう

あ、しまった、

スマホのカメラにおさめればよかった

イヤ、記録に残さず、記憶に残すだけ十分だ

これでよかったのだ

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