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予定を面白くする方法


1章 予定の中に凪を感じた

ある日次の予定に向かうべく、電車に乗ろうと改札に入ろうとした時のことである。
今までならなんとなく忙しなく、急かされるような印象のあった改札で、急に凪のような幸せの感覚に襲われた。
景色は改札で、これは忙しいものたちだなという思考は働いている。
しかし、心は凪いでいた。
そんなせかしてくる看板すら愛おしく見えた。
なぜなら、時間が永遠のように思えたからである。
最近たまにそういうことがある。
永遠の中にいるような感覚。

食を満たすと、僕はかなり幸せになるのだけど、それとは違う。

忙しいはずだし、今までなら動揺しているような状況でも心が凪いでいる時に、永遠を感じる。

予定の中でそれを感じたわけだけど、予定の中にいると、凪いでいてもいいような暇時間の方が心がソワソワすることがある。
それが予定の切り替えに関することだ。

2章 次の予定に切り替えるのが苦手

僕は次の予定に切り替えるのが苦手だ。
例えば、ご飯を食べたあとその数時間後にテストがあるというのなら、ご飯を食べた後にすぐにテスト勉強に取りかかれる。
しかし、それが1週間後ならどうだろう。
すぐには取り掛かれないし、自分にやらないとダメですよと説得するのに何時間もかかって、結局のその日はなんとなくどういうふうに進めるかの目処をつけようとして終わる。
でもここの予定の切り替えをすぐにできたら、僕はもっと楽に生きられると思う。
スマホを見る時間を削ったように、次の予定にきりかえる時間を削るのである。

マルチタスクをするのは、切り替えに時間がかかるからだと言われている。

とにかく基本的にはマルチタスクは良くないものだ。
でもそれをしないといけない時もある。
例えば、たくさん移動しないといけない時は、めちゃくちゃマルチタスクだと思う。
移動するってだけでも脳を消費している感じがある。
だから移動をしてその後仕事に取り掛かろうとしてもちょっと時間がかかる。

ただ、やらないといけないとか、やった方がいいという気持ちはずっと持っていていいと思う。
むしろやった方がいいなという感覚は、大概当たっているから、そっちをやった方がいい。

電車の中とかはマルチタスクすぎると思う。
電車の中で本を読もうと思っていたけど、なんだかやる気がなくなってしまうことってないだろうか。
僕はあれこそマルチタスクだと思う。
でも、例えば1日その本を読み続けていて、朝起きてすぐ読んで、ご飯食べながらもそのことばっかり考えて、着替え終わって時間があったからまた読んで、出社しながら歩いているのだけど、まだ本のことを考えているとしたら、電車で席に座れた時、あなたは本を読んでも脳の切り替えに時間がかからない。
つまり1日の中でこれをやるぞというテーマを決めておくのが良いと思う。
その上で、他のことをやる時間はきっちり分けて、隙間時間ができた時に、それのことを思い出すのである。
「あ、そういうえばあの本の中身について考えていたんだった。確か3章まで読んでたな。あ、そうそう。ここの議論がなかなか難しいんだよなぁ。」
この時に、何をするかという脳のメモリを使わずに、何をしていたかだけを読み込むのが強いと思う。

切り替えるのが苦手なのは、決め切るのが苦手ということでもあると思う。
今日はこの日と決める方が、絶対に効率的だ。
なぜなら今日僕は、色々やろうと思って何もできていないから。

ベースになる1つを決め切って、
あとはやることゾーンにやることを入れまくる。
やることは、結局やったら終わりで、やらなければ終わらないものが多いから、やり終わるまでやればいい。
そしたらまた何かタスクを増やさずに済む。

3章 凪ぐように

予定の切り替えが済んだら、凪ぐようになるだろうか。
僕は凪ぐ時は、これ以上どう足掻いたって無理ってわかってる時な気がする。
どんだけ焦ったってもう無理。
今から時間は24時間しかないのだから、24時間でできる量は決まっている。
だから、ここでセコセコしたところで、何かやれる量が増えるわけではない。
そう思うと、切羽詰まった状況でも、まぁやるかとなって、凪いでくる。

僕は一生凪いでいたい。

結局のところ、全く何もやることがなくても、凪ぐのだと思う。
それは人生について凪ぐのだ。
人生はこれからたくさん時間があるなぁ。
今、何か急いだところで、人生が終わるまでに自分がやれることの量は変わらない。
だったら、自分のペースでやるだけだなぁ。

どの時点でもそうだ。
時間は常に自分の時間しかないのだとおもう。
どの時点でも、自分にできることは有限であって、そこで急いても仕方ない。

4章 何を選ぶか

では凪ぎ方はわかった。
でもやっぱり予定に際して思ってしまう。
こんなことばっかりやってていいのだろうか。
この問い自体はそんなに悪くないと思う。
でも、それをいつでも思ってしまうのは問題だ。
今やらないといけないことがたくさんあるのにそれを思って行動が遅れるのは問題なのだ。

僕の周りにはやってもいいなって思うことしかない。
やりたくないなぁってすこでも思うことからは逃げてきたからだ。
代わりに、やってもいいなということに挑戦してきたと思う。

だったら、迷わずにやればいいのに、迷うのだ。
別に代替案があるわけではない。
別に何かを変えたいと別の道を調べるわけでもない。
それでも迷う。

それは準備とか予定というものがつまらないからではないか。
研究をすること自体は楽しいはずだけど、アルバイト自体は楽しいはずだけど、なんか別のことやらないといけない気がする。
これは、なんとなくスマホに似ている。
スマホを見てしまうから時間がないと思っていたけど、スマホをやめてみたら、それでもやりたくなかったということだ。
他のことという選択肢がなかったとしても、やりたくないから迷っているのではないか。
迷ってると言い訳をすることで、やらないことへの正当性を与えているのではないか。
おそらくnoteを書いている今の今でさえもそうだと思う。
ただそれを断ち切るためにこれを書いている。

5章 予定はつまらない

やることが決まっていることはおそらく退屈だ。
これは、暇という意味の退屈ではない。
つまらないという意味の退屈だ。
予定を入れるとそれにいかなきゃと思う。
楽しみだとは思わない。
楽しみだと思えばいいのに。

予定のつまらなさはどこからくるのだろう。
未来がわかってしまうことだろうか。
空白がないから希望が生まれないということだろうか。
しかしながら、予定を入れた方が効率的だったりする。
僕はいま効率的になりたい。
でも、予定を入れる嫌さが僕を狂わせようとしてくる。
だからなんとかしてこれを乗り越えようとしているのだ。

例を挙げて考えよう。
明日の朝、起きてみたら布団を洗うと決めるのはどうだろう。
実は気持ちがいい。
なんなら、風呂を洗うとか、皿を洗うと決めても気持ちがいいぞ。

ふむ。

では朝一番から、履歴書を書くというのはどうだろう。
全くもってつまらない!!!

ふむ。

朝一番から散歩をするという予定はどうだろう。
そして、朝散歩が終わったら、家では音楽を聴くのだ。
そして、映画館にってチケットを買って、見るまでの時間で生活必需品を購入して、映画を見て、帰りには美容院に行く。
こんな予定は、ギチギチにつまっているのに、やればやるだけクリアしていく感じがしてゲームみたいで面白い!!!

ふむ。

では、朝一番から履歴書を書いて、そのあとwebテストの対策をして、メールチェックをして、履歴書をチェックしたら提出して、別の履歴書を書き始めて、ご飯を食べて、バイトに行って(ここはなんだから楽しいぞ?)そのあと、電車の中でもwebテストの対策をして、家に帰ったらまた履歴書を書く。
なんだか、一瞬楽しそうになったけど、あんまりクリア感はない。

家の片付けをするというのすら、クリア感があって楽しいのに、どうして履歴書を書くことはクリア感がないのだろう。
webテストですら家の片付けよりかは薄れる。

僕はふと思った。
「これハードルが高いんじゃね?」
と。

例えば、買い物の予定なんていうものは、買い物をすれば終わりだ。
シャンプーを買って、洗顔剤を買えば終わりなのだ。
買うということがゴールで、最上のクオリティなのである。
ただ履歴書を書くとか勉強をするって、最上のクオリティが難しくないだろうか。
メールチェックとかは結構クオリティが低いし、確認して予定に書き込むなんていうのは、かなり買い物の予定っぽい。

買い物だって、毎日続いたら流石にやになるけど、たまにやる分には楽しい。
だから、毎日じゃなくてたまにやるような頻度でメールチェックをするのがいいと思う。
で、クリアのハードルが高い履歴書みたいなもののハードルは下げてしまおう。
色々学んできて、調べながら色々書いたものなら、もう素晴らしいよって。

つまり、簡単でそこに行ったらできるみたいなもののほうが、ゲームクリアみたいな感じでいうと予定的には楽しめるのだと思う。

やるぞ〜って思っているのは、現時点でどれくらい進むかわからないものや、どうなるかわからないものだと思う。
つまりゲームみたいになっているものは、やればできるものなのだ。
文字通り、やったらクリアになる事柄ということだ。

予定があるとつまらないと言ったけど、よっぽど予定の中身がわかりきっていて、どうなるかもわかっているもののほうが楽しいではないか。
内容自体がおもしろいものもある。
温泉に行くとか、ライブに行くとか。
でも、生活必需品を買い物に行くとか、ゴミ捨ててみるとか、洗濯してみるとかそんなものの予定を立てるのがちょっと楽しいのは、やっぱりおかしい。
皿を洗うって予定でさえ、あんなに嫌な皿洗いを楽しくさせてしまう。

6章 予定とはミッションのことだ

予定はメインミッションだったりサブミッションのようなもので、やったらクリアできて気持ちがいい。
ただそれくらいのものだと思う。

れくらいかかるかわからないとか、どれくらいのクオリティになるかわからないものはつまらないミッションだ。
ゲームで言うと、なんの説明もされていないのに、ゲームをクリアして!とだけ、出されているようなもので、このミッションに取り組もうと言う気は起きない。
とりあえず、そこらへんの村人に話を聞いたり、アイテムを集めたり、レベルを上げたりしてみるけど、それでも左上に表示されている次のミッションが
「ゲームをクリアして!」
だったら、そもそもミッションの意味がない。

だから、ゲームは次にやることをかなり具体的に示すのだと思う。
例えば、王様に話を聞きに行く、武器屋で防具を買う、もう一度王のところに行く、ひとまず城下の村のモンスターを倒す、王様から褒美をもらう、街を出る。
というミッションがあるとゲームは簡単になる。

だが、まだ何も言われていないのに、
「王様から褒美をもらい街を出ろ。」
とだけ言われたどうだろう。

あなたは朝目が覚めて、頑張ろうと思っただけだ。
それなのに、王様から褒美をもらい街を出ろとミッションが出されて、あと1日でクリアしないと失敗と書かれていたら、かなり焦るのではないだろうか。
おそらく同じことが自分たちにも起きている。
次に何をしたらいいかが指示されないのが現実であり、だからこのゲームは難しすぎるのである。
しかも難しいのに、時間制限があるからもっと難しい。

7章 予定を面白くする

予定をじゃあ面白くするのはどうするか。
予定がないと言う時間を作るのもものすごいテクニックだと思う。
でもこれは今はちょっと難しい。
そもそも予定自体を面白くした後で考えよう。

さっきのゲームで分かったように、多分、簡単に分解するのが面白い。
だから分解できるなら分解しておく。
AをクリアしないとBができないと言うミッションの立て方は実は面白くない。
だから、Aは簡単にしておいて、Bはその後自分で再設定する必要がある。
だからポモドーロタイマーというけど、時間は細かく区切ったほうがいい。
面白い25分経ったら5分の間に面白いミッションを考えるのだ。

多分25分もあったら、こういう面白いミッションはすぐに終わってしまう。
だったら、ギリ面白いミッションになるようにレベルを調整したり、ポモドーロの時間を短くしたりしてみよう。

あと制限時間があるミッションは面白い時と面白くない時がある。
どうぶつの森で、「3個実を拾う」が残り10分とかだとちょっと面白くない。
時間制限がないところで「3個実を拾う」の方が面白い。
ポケモンスリープで、今週までにカビゴンをマスター1にするっていうのがあると、面白い。
マスター1は頑張ればいけるから、毎週それがあるのは面白い。
逆にマスター1にいけたらすごいねが一回だけだったら、単純にマスター1に行くたびに褒めてほしいなって思う。
ただ、始めたての頃に、そんな無理なミッション立てられてもやろうとは思わない。

制限時間も多分だけど、難易度調整の一部でしかない。
例えば、APEXにはシーズンがあるけど、あれも難易度調整だ。
ずっと同じシーズンが続くのは、面白くないというのもあるし、あれの期間中にあなたはプレデターになれますか?と問われているのだ。
相対的なものではあるけど、仮にあの中にいるプレイヤーがpcでも同じだと思う。
あれが短いと、なんか上達したかよくわからないなになるし、あれが長いと、こんなに長いのはやってられないとなる。
つまり、人間にとって結構頑張ってベストなスコアを出すのにちょうどいいのがあのシーズンくらいの期間ということだと思う。

8章 予定の立て方

じゃあ、予定は今日やるベースのことを考える。
webテストの勉強をベースにしよう!
すると、隙間時間にやることが決まる。

で、やることは大まかに二つの履歴書を書くことだ。
となれば、この二つの履歴書を書くという目的。
ゲームでいう魔王を倒すという目的までにあるミッションの中で自分にとって今一番面白いミッションは何かを考える。
例えば、こないだ書いた文章を読む。
うむ、簡単だ。
その後は、良さそうなものは提出ページに貼り付ける。
これも簡単でいい。
その後は、気になる文章を見つける。
これも簡単かも。
その後は、その文章を解くのに必要なページを見つける。

こんな感じで、多分だけど面白いミッションはみんななんとなくやってることだ。
だから、一番最初のミッションと、3つ目くらいまでは簡単にするのが良い。
それくらいやったら多分エンジンかかってくる。

で、その最初のミッションの後のミッションで使っていい時間とかはテキトーに幅を持たせるのがいい。
だって、ゲーム始めたときに1つ目の街をクリアしてるかどうかは気にしてないからだ。
飽きたらやめているのと同じである。

まとめ

結局学んだことは
・隙間時間にやることは1日そのことを考える日にしたほうがいい。
・ここでせいても結果は変わらないと言うことをしっかり理解する。急いても急かなくても変わんないなら、焦らないで空気すっとこ。
・予定はつまらないのかと思ったら、ハードルが低い予定は面白いことがわかった。
・予定は、簡単なものが面白い
・予定を面白くするには、簡単に予定を立てて、クリアごとに新しい予定を立てる。難易度設定が肝。
・最初のやつだけ簡単にして、後は後ろに幅を持たせるだけ。

これでやってみようと思う。



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