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「〜はず」「〜べき」は、恥ずべき言葉!? 魔法のひとことで 「決めつけ」「思い込み」を捨ててラクになろう!
「決めつけ」「思い込み」がもたらす悪影響
「決めつけ」「思い込み」は、私たちの生活についてまわります。それがあると、事実への見方がゆがんでしまい、結果として相手を怒らせたり、自分がイライラしたりと、ほとんど良いことはありません。
それでも普通は、なかなかそれを捨てられません。なぜなら、「決めつけ」「思い込み」には、私たち自身をだましてしまうほどの強い力があるからです。
これには脳の仕組みが関係しているとも言われています。危険を感じ取って瞬時に行動したり、脳にかかるストレスを減らすといった、「自己防衛」のシステムがあるようです。確かに、緊急事態に陥ったときなどには、それらが助けになることがあります。
しかし、その「自己防衛」本能を自分や人間関係にもそのまま使ってしまうと、不具合が起きてしまいます。誤解が原因で相手を怒らせてしまったり、人間関係を壊してしまったり。あるいは自分の行動に制限をかけてしまい、自分で成長の芽を摘んでしまったり。
「〜はず」「〜べき」(恥ずべき言葉)が口から出たら、要注意
自分の「決めつけ」「思い込み」に気づくきっかけとして、自分の言葉遣いに気をつけるという方法があります。
「〜はず」「〜べき」という言葉です。
そして私はこれを、「恥ずべき言葉」と名付けています。
あの人のことだから、やらかしてるはず
外国人だから、こう考えるはず
あの人が先にあやまるべき
みんな絶対にこのルールを守るべき
「恥ずべき言葉」とセットで使われる言葉にも、注意が必要です。
当然・・・でしょ
当たり前のことだから
常識だよ
思い当たる節はないでしょうか?
私には、山ほどあります。そしてたびたび、事故を起こしてきました。
「決めつけ」を捨ててラクになるための魔法の一言
「〜はず」「〜べき」という恥ずべき言葉が口から出たときには、次の魔法の言葉を唱えてみることをお勧めします。念仏のようにブツブツと、です。
「そうかもしれないし、
そうじゃないかもしれないよ」
これは、前に人事部で働いていたときに、尊敬する上司Gさんが頻繁に使っていたフレーズでした。
人事部には、いろんな相談が集まります。そのほとんどが、人間関係にまつわるものです。一方の相談だけを聴くと、その人が100%正しく、相手が100%悪いと感じてしまうものでした。
相手の悪事に憤りを覚えながら相談内容を上司のGさんに報告する際には、よく彼からこの魔法の言葉をかけられたものです。
「そうかもしれないし、
そうじゃないかもしれないよ」
この言葉を頭の中で繰り返すと、少し落ち着いて考えることができ、もっと冷静で公平に物事を見ることができるようになったものです。怒りが消え、自分をラクにすることもできました。
そして実際、もう片方の意見を聴いてみると、必ずその人なりの言い分があり、コインの裏側のストーリーがありました。いつも、そうでした。
まとめ
もし「〜はず」「〜べき」(恥ずべき言葉)が口から出てきたら、試しに、この魔法の言葉をとなえてみてください。きっと、あなたをラクにし、壊さなくてよい人間関係を壊さずにすむきっかけをくれることと思います。
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