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2022年を3分で振り返り

気付いたら、1年振りのnote投稿。
僕は飽きっぽいのでまぁそんなもんかな。

下記。ユーフォリアの社内向けに、年末に書いた文章を一部抜粋。

ユーフォリアはスタートアップ創業から今年で5年経ちました

ユーフォリアの創業は2008年8月18日なので、今年で実は創立して14年になります。しかしながら、2012年にラグビー日本協会に出会うまでは、ONE TAP SPORTSは存在しなかった。

2010-11年。個人的な大きな転機は、当時勤務していたブリヂストンのフルタイムの仕事を完全に辞めたこと。後ろのドアを閉めないと前のドアは開かない。これって当たり前なんだけど、やるとなると難しい。
周囲を見ていても、これができるかどうか、まさに覚悟というかコミットというか、存在価値を問われるところ。勇気がいる。

まず僕がユーフォリアの仕事一本にフルコミットし、そこからしばらくは、ひたすらマーケコンサルをやったり、マラソン大会の企画をやったり、不安と戦いながら、でもとにかく動きまくった。でも何をやるにしても、たった一つブラさなかったのは創業時に二人でつくった理念 「つなぐ」 だった。

そんななか、共同創業者の橋口と二人で夜な夜な、アイデアづくりをやって、もう一人いたエンジニアとともに色々なサービスを作っては閉じるを繰り返した(なかにはシェアリングエコノミーとかクラウドソーシングもあったけどiPhoneもSNSも無かったし早すぎて全部失敗した)が、その中で偶然に生まれたのがONE TAP SPORTSだった。1勝9敗。悩み抜いて行動しまくった先に、"アスリート"を"活躍の場"へと 「つなぐ」 武器を、僕らは産み出したのだった。

2018年に、ユーフォリアは第二創業期を迎える。ここで明確にスタートアップ経営に舵を切った。たまに社内でも話すけど、実は当時ユーフォリアは黒字化していた。そのまま中小企業を、個人商店を、続けていれば、僕らは小金持ちになって、そこそこのビジネスで満足する一生を過ごしていたかもしれない。

でも僕たちはリスクをとって拡大する道を選んだ。投資家には何十社も当たったが、「スポーツテックでスケールした事例はありませんよね」と断られた。でも、巡り巡って、GB(伊藤さん)との出会いがあり、白馬キッカケでKDDIと深い仲になり、外部からリスクマネーを調達する決断をする。

そこには、本当に、冗談ではなく命がけの大きな覚悟が必要だった。ここから先は、個人事業主や中小企業の経営はとはまるで違う、投資家からの期待=プレッシャーが日々押しよせてくる。でもそれを受け入れることを僕ら二人で死ぬほど話し合って、決めた。

ここからが、今のユーフォリアに繋がるわけで、当社は2018年から数えて5年目の会社、と思ってもらうのが実質的に正しいと思う。だから、2022年はスタートアップ企業ユーフォリアとしての節目の5年、というのが今年の大きな意味合いだったように思う。

1-6月は、とにかくカオスな半年だった。

コロナになってからのフルリモートは、当初は良かったように見えたけれど、コミュニケーションやスピード感で、明確に足かせになって来ると感じることが増えた。スタートアップにとって一番大事なのは間違いなく「時間」だ。つまりスピードを落とすことは、そのまま命取りとなる。

「スタートアップとは、社会にとっての新しい価値を、圧倒的なスピードで成し遂げるための生命体」である。

そのために、投資家は膨大なお金を、大きな期待値を持って、僕たちに賭けるのだ。

ということは、スタートアップは、圧倒的な努力を、他人よりもせねばならない。人とは違うやり方で、もしくは同じやり方を人よりも多く速くやり、目的地にたどり着くのが使命なのだ。

だから、コロナ禍などで社会が停滞している間だって、僕らはしたたかに動かねばならない。世間と同じ流れに身を任せていてはダメなのだ。安全には細心の注意を払いつつ、しかし時に大胆に動かねばならない。圧倒的な結果を出すには、圧倒的な努力と、そして勇気が必要。

その考えが、会社の意思決定の根底にはある。

7-12月は、Re:start(再起動)の半年。

コアであるONE TAP SPORTS事業は、プロ〜社会人を中心にやっていたが、これを2021年の後半から一気に部活動へ広げ、新たな戦いを挑むステージとなった。

商品企画・マーケティング支援事業は、商品開発における最も川上であるR&D領域にフォーカスしていった。

そして1年以上の検討を経て、ウェルネス事業がローンチ。さらに他の新規事業も2本、大きな前進を見せた(こうご期待)

さらには、オフィスに人が戻り、コミュニケーション量が増え、色々なスピードが戻ってきた。

「成長」と「成長実感」は違うもの。

いま成長を感じられていなくても、後になって振り返るとそれが血肉となって実力となっていることが多々ある。
だからまずは目の前の与えられた仕事で120%の結果を出す。
→そうすることによってのみ信頼を得ることができる
→それによりまた新たな仕事の依頼が来るようになる
→結果を出すために努力し成長する
→結果を出せばまた新たな仕事の依頼が来る、
というのが、成長のループであり、これこそが最短距離だと思っている。
そしてこれは、スポーツと似ている。

出会いと別れ、戦略の変更、体制の変更、本当に本当に色々なことがあった1年だったけれど、ユーフォリアという船が、確実に良い方向へ向かっている。

12月に外部のパートナー、ユーザーチーム、クライアント、提携先、株主、とたくさん会って話して、ユーフォリアに対して大きな期待をしてくれているんだなと、あらためて認識しました。

まだまだできてないことは多いけれど、自分たちにしかできない仕事に誇りを持って、みなで前に進んで行きたい。

年が明けて、また世界は動いて、市場も変わり、ユーフォリアもどんどん変わっていくので、何よりも、僕も、僕自身をどんどん壊して変え続けて行こうと思います。
年齢が上がって来ると凝り固まって来ると言われる。だから僕も例外ではないけれど、それでも変化を恐れず、変わっていきたい。
信念だけはブレず、でも変わり続ける。

そうやって、「変わる」のは、目的を、目標を何としてでも達成したいから。ユーフォリアのMVVを達成したいから。そのために勇気をもって変わっていくことを宣言して、今年を締めたいと思います。
本当にお疲れ様でした。良いお年を!


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